かつて吉祥寺に あぶさんという雀荘がありました。



もともとは さんグループの傘下でしたが、



途中でグループから外れて



アットホームな夫婦が経営するお店になりました。



私のブログを継続して読んでくださっている方々はもうご承知だと思いますが、



私にとっては、あぶさんが唯一の居場所でした。



大好きでした。



あぶさんで麻雀を覚え、



16歳から、青春時代のほとんどをあの雑居ビルの3階で過ごしました。



クリスマスもお正月も誕生日も、いつもあぶさんで過ごしたくて、



いつもそこにいないと、あぶさんの最新情報から取り残されてしまいそうで、



世界の中心があぶさんでした。



世間知らずでスカートやブラウスから下着が丸見えな無防備の私が



何の事故にも事件にも遭わずに済んだのは



あぶさんの仲間が愛で溢れていたからだと思います。



あぶさんで麻雀を始めて、



女の子だからと言って、誰も私を甘やかしてはくれませんでした。



マナーも厳しく注意された。



男同様に卓に向かってきました。



その成果が高じて、



不登校で友達のいない、男性不振で男の人が怖かった私が



たくさんの仲間を得ました。



朝は高校へ向かう同級生と逆流して



あぶさんへ向かいました。



もちろん高校は3回も留年。



そして中退。



高校時代に学んだことはひたすらに麻雀でした。



でも



大検に受かり、



現役で成蹊大学法学部に入学しました。



全てあぶさんの仲間のお陰です。



あぶさんの仲間が多数通う、成蹊に入りたいという一心でした。



 そんなあぶさんがなくなってから早8年。



今でもあぶさんの経営者であったママと仲良くさせてもらっています。



あぶさんがあった頃は、毎日ママにいじめられて本当に辛かった。



誰よりもあぶさんに時間を費やしていたのに、



「どうせお前は他のお店に行っているんだろ」と



濡れ衣を着せられて、全く可愛がってもらえませんでした。



時間が過ぎて、



私がどれだけあぶさんを愛していたのか感じ取ってくれたようです。



今では本当の親子みたいに可愛がってもらっています。



弾飛瑠でママとセットを打ちました。



あぶさんの仲間と卓を囲めばそこはもうあぶさんです。



楽しくて楽しくて。



自分が麻雀を打つ上での原点に戻ります。



 あぶさんの仲間に恩返しがしたくて、あぶさんの代表としててっぺんを獲りたくて



プロの道を選びました。



「あの里紗が???」



そんな喜びをみんなに与えたくて私は闘っています。



 実は戦友がもう一人プロの世界にいます。



日本プロ麻雀協会の中林啓。




パソコンだけど気持ちは手書き


彼はあぶさんで一緒に点2を打つ仲間でした。



点2で7万勝負師負けるあの水野君(私は彼を水野と呼んでいます)



が協会のプロになったビックリ



初めて彼から報告を受けたときはビックリしました。



しかも、野口賞や雀竜位の決勝にも残ったそうです。



とっても活躍しているそうで、且つ、イケメンとしても名高いそうで、



中学時代から見ている私としては、とっても不思議な気持ちです泣



そんな水野(中林啓)と10年ぶりに再会し、ママと麻雀。



なんだか嬉しくて嬉しくて



麻雀どころではありませんでした。



とにかく楽しかった。



あぶさんが好きだったこと、あぶさんで麻雀の楽しさを教わったことを改めて思い出しました。



 これからは改めてあぶさんの里紗として麻雀界に君臨していきたいです。



最近、麻雀界の諸先輩方とお電話する機会が多くあり、



その度に心を動かされました。



皆さんの心の温かさに涙腺が緩みます。



皆さんの暖かさは麻雀に対する愛情故なのだと感じました。



なおさん、、村上さん、宇野さん、ありがとうらぶ②



ある決意をし、麻雀ときちんと向き合って行こうと決意したので、



原点であるあぶさんに触れたブログを書きました。



内容を重複して読んだことのある方は申し訳ありませんでした。



 あぶさんが大好きだから、



これからも私は絶対に負けたくない。



笑顔で麻雀牌を握っていきたい。



そしていつかあぶさんを再び・・・・・・。



 すっかり忘れていた。



あぶさんを失ったとき、私は居場所を失った。



居場所を失ってもう随分と時間が経ってしまったから



なんとなく気持ちを誤魔化していたけれど、



私の心の傷はまだ癒えていなかったんだ。



だってやっぱり あぶさんが私の居場所だったから。



あそこで麻雀を打つという時間を失った私はずっと彷徨っていた。



雰囲気の近い弾飛瑠には癒されるけれど、



でも私はやっぱりあぶさんの里紗だ。



 でも大丈夫、



あぶさんの仲間は今も心の中にちゃんといる。



そして中林啓も活躍している。



私も頑張ろう!!