フリマをしました。
明治公園にて。
写真を撮り忘れました。。。
今までは家族としていたけれど、
生まれて初めての1人フリマ。
荷物も重いし、なんだか淋しいし、とっても不安でした。
生活費の足しにしようと行ったフリマ。
結果的には赤字でしたが、お金以上のものを吸収できてよかった。
フリマって、だいたいのお客様がディスカウントするんですよ。
「300円なら買うんだけどな・・・」
「2つで500円でもいい?」
みたいな。
安く売るくらいなら手放したくないものもあります。
でも、そのお客様が本当に嬉しそうにその商品を眺めているのを見ていると、
私よりこの人に大切にしてもらいたい
という気持ちが芽生えてきます。
私が使っていたものを誰かが嬉しそうに
「ありがとう」
と言ってくれる。
そして私も
「ありがとう」
を返す。
未使用の2万円のジャケットを1000円で手放すのは切ない。
けれど、
「妻にあげたら喜ぶかな?こんなもんいらないって言われたら僕もショックだし、せっかく僕のために手放したあなたにも申し訳がないよね。。。どうしようかな?」
そんな風に頭を抱えるおじいさんのその気持ちに私は1000円でジャケットを譲りました。
そんな気持ちが嬉しくて私はフリマをしているんだな
と思いました。
金額的にはとても損だけれど、
お金以上の何かをもらっているような気がします。
中には商品を踏んでいく人、蹴り飛ばしても謝りもしないで去っていく人、
ごみを商品の上に捨てていく人などなど、、、
心の無い人もたまにいますが、
あったかい気持ちの交換こをするのがフリマの良さだと私は思います。
1人は淋しいけれど、1人じゃないと見えてこない景色がある。
1人じゃないと体験できないことがある。
明治公園でふと見上げると左に
草思社があった。
父がお世話になった出版社。
今はオフィスが移転して形だけしか残っていないけれど、
なんだか物思いにふけってしまった。
見上げているうちに何かが落ちてきた!
体にこびりついていたのは
鳩のフン。
気持ち悪い。
何と私がいたのは木の下で、木にはたくさんの鳩がいた。
商品の上にもフンがたくさん落ちている。
でも、
なんだか
「なんくるないさ~」(沖縄の言葉で なんとかなるさ という意)
と冷静に思っている自分に驚いた。
潔癖症のこの私が。
これもフリマの力だと思う。
人は心が温かくなるとイライラしたり、
怒ったりしなくなる。
全ての要素をプラスの方向にシフトチェンジできるのかもしれない。
ありがとう
は魔法の言葉ですね。