『できちまえば、 こんな簡単なことはねぇ!』 | 沖縄の空手道と古武道をかながわで

沖縄の空手道と古武道をかながわで

小林舘協会は沖縄空手本来の技術を追及しています。

試合に使えるような技ではないので試合はありません。
いざというときに使う技を、楽しく、シビアに稽古しています。

そんな稽古をしたいというあなた、いつでも体験入門にお越しください。

from いんなん

 

日曜、

Ymさん、Ogさん、わたしの3人でスタート。

まずは移動基本!
のさらに基礎部分。

こだわりの
前足の動きを細かくやりました。
この内容だけで、
かなりの量になりそうですが、
たまにはチャレンジしてみます。

説明のため、右足を少し前に
踏み出したところからスタートとします。
前屈ではありません。
自然立ちと言っています。

相手右拳の突きを
右手で外受けします。
(外受け、内受けは流派によって
呼び方が逆になります。
ピンアン三段の最初の受けを
小林流では外受けと呼んでいます。)

まず、相手の腕に接触し、
相手の力とぶつかって拮抗したら、

拮抗した状態を保ちながら、
右足踵を中心に、つま先を外に回します。
このとき右足の動きと同期して
身体の向きも外を向きます。

ちゃんと同期できていたら、
身体の力で、相手の突きを
そらすことができます。

これができないとき、
大抵、重心が後足にいっています。
先週土曜の記事でもあったように、
まずは真っ向からぶつけるつもりでやります。
正確には若干斜めにぶつけますが、
気持ちは真っ向勝負です。

受け流そうとすると、
重心が後ろに行き、
拮抗状態が崩れやすくなります。
そうなってしまうと、
そのまま押し込まれてしまいます。

しっかり前足に乗れていれば、
相手の突きの力と、
こちらの前に行こうとする力のせいで、
左半身が前に出てきます。
(この感覚ができたあとであれば
身体を後ろに捌いて、
相手を崩すこともできます)

捕手のときは
この左半身が前に出る動きを利用して
左拳で当身を入れつつ
左足を踏み込んで崩しにつなげたりします。

左半身が前に出るときに
相手に逃げられないように、
右手で相手右手首を捕まえることも重要です。

踏み込んだ左足が相手の背中側だったら、

相手右手首と右肘を極めて倒したり、
相手右腕を捻り上げつつ引き倒したり、
相手右足を捕り放り投げたり、
しゃがみ込みながら倒したり。

もし右手首を捕まえられなくても、
受けた右手で喉をつかみつつ、
右足を踏み込んで相手を崩し、
地面に叩きつけたり、
両手で頭を掴んで捻り倒したり。

ちょっと戻って、
踏み込んだ左足が相手の前だったら、
二の腕を掴んでうつ伏せに倒したり、
相手右肘を極めてうつ伏せに倒したり、
左手で相手右腕下から襟を掴んで
首を絞めつつ
右手と胸で相手右肘を極めて連行したり。

という感じで、いろいろ繋がります。

もちろん、それぞれの技に
いろんなコツがあり、
流れがあるので
自然に身体が動くくらい
数稽古します。

今のは、相手右拳を右外受けでしたが、
相手の左拳の突きに対しても
右外受けからいろんな捕手に
つなげられます。

左右どちらの突きに対しても
右手の外受けで対応できます。
内受けやその他の受けも同じなので、
どちらの腕でどう受けるかは
その人の好みです。


言うまでもありませんが、
全部、凄まじく難しいです。
きつい稽古を続けて
少しずつ身につけるしかありません。


『だけどよ、
できちまえば、
こんな簡単なことはねぇ!』

わたしは、
師匠に比べると、
かなり力を使っているので、
もっと精進します。

 

こんな感じの伝統的な技術に興味のあるあなた!
こちらからご連絡ください。

http://ameblo.jp/okinawa-syourin-kanagawa/entry-11457016516.html

 

 


 

 

沖縄空手道小林流小林舘協会 神奈川支部

印南 雅隆

 









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▼ 稽古日・時間
【 厚 木 道 場 】毎週日曜日 10:00~12:00
【 横 浜 道 場 】毎週水曜日 19:00~21:00
【湘南茅ヶ崎道場】毎週土曜日 19:00~21:00

詳しくは「今月の稽古日」でご確認ください。

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