ビニール被覆のタイミング
発蕾を結果母枝の7割~8割の確認出来たら、ビニール被覆を行います発芽・発蕾が見られないのに早まってビニールを被覆すると、低温の遭遇が不十分になってしまい、花も芽も変化のない枝が多く発生して着火率が低下してしまうので、しっかりと全体を確認して行う必要があります
見た目を悪くする害虫防除
見た目が悪いと売り物になりません。ホコリダニ類・アザミウマ類の発生が、マンゴー の見た目を悪くする一番の原因ですこれらの発生が前年に多かったら発芽・発蕾時期から、開花一週間前までに防除作業を行うようにします
受粉昆虫の育成
受粉昆虫なくしてマンゴー の実がなることはありません。発芽が確認され花芽が伸長し始めたら、受粉ハエの育成・もしくは蜂を準備します蜂を受粉は費用がかかるいのでうまく使いわけます
発芽・発蕾の確認
発芽・発蕾時期は、前年の10月~12月の気温の推移によって毎年変化してきます。沖縄県においては、20℃以下の低温等によって花芽分化する事が知られ平年だと1月中旬に発芽・発蕾が確認されます発芽・発蕾時期は、母枝の充実度によって影響されます。前年、着花が見られなかった母枝については12月下旬より発芽が開始する場合が多く11月に新芽が見られた枝については、2月中旬の発芽になる等枝の充実度が影響してきます。
年によって、全体の枝に対する着花の割合が変化してくるので、前年、着果が多かった樹については着花率が少なくなる傾向があります毎年の8割以上の着花を確保するように、樹体管理に努める必要があるので気を付けます