二点透視は、机上の直方体を描く基本です。
身近なモデルとしてティッシュペーパーの箱を推奨します。
まず無地の箱を描いた生徒作品です。
消失点の関係を示すと下のようになります。
画用紙の、うんと遠くに消失点を取らなければなりません。
かなり精神的にしんどい仕事になります。
さらに
えんじ色の線で示した垂直線も、かすかに下がすぼまる方が良い。
三点透視です。
二点透視で室内を描くのは、かなり難しい、複雑な作業になります。
という、ややこしい話でした。
もうひとつ
これも消失点は画面の外にあります。
だから、画用紙の外側にグレーの紙を付け足します。
そして補助線を引く。
右側にも補助線を引きます。
赤い線は地平線です。
左右の消失点は同じ高さ、目の高さにあります。
つまり地平線上にあるのです。
二点透視は、写生と絡めると難しいので、空間に直方体が浮かんでいる状態を想像して、平面構成にする程度が良いかもしれません。
一点透視なら比較的簡単に写生を絡めることができます。