岡山健康学院の定兼です。

今日は『硬枕』についてご紹介いたします。


 昔から首が曲っている人は夭逝すると言われています。夭逝とは若死にという意味です。高さが大きい枕を好む人がありますが、高い枕は首が曲るので、健康保持の上では良くありません。


【方法】

 西式健康法では木の枕を使いますが、枕の寸法はお使いになる方の薬指の長さを半径とする、丸太を半分にした形状のものが適当です。また、丸太を半分にした底の部分は、中指、薬指、小指をしっかり曲げた時の親指と人差指を広げた長さになります。そして、硬枕を頚椎の4番(髪の生え際)を中心に当てて休みます。

 首の骨に歪みが生じると、眼、耳、鼻、歯、咽喉などの疾病を誘発しますが、硬枕を使用することによって病気を未然に防ぎ、治りも早いです。また、硬枕で肩が凝らなくなったとか、歯が痛まなくなったという人も沢山います。

 初めて使用する人の中には、首に痛みや痺れを感じることがありますが、それは首の骨が副脱臼している証拠です。硬枕を使用することによって症状が治っていくので、最初にタオルを2枚くらい置いて、慣れるに従って1枚ずつ取り除き、最終的には硬枕を直接首に当てて寝られるように努めて下さい。


【効果】

1.眼、耳、鼻、歯、咽喉の故障と治癒の他、肩や首の凝りにも効果があります。

2.首の血管を適度に圧迫して、頭に行く血液循環を良くします。