昨日は、日本舞踊家 花柳廸薫様の「薫乃会 浴衣浚い」とご自身の「日本の情景を踊る〜江戸情緒夏の風景〜」を拝見してまいりました。
一部では、お弟子さんの浴衣浚いの舞台。
二部では廸薫さんの舞台です。
廸薫さんの踊りでは、
吉原遊女と客とのやりとりを描いた「吉原雀」
さすが元宝塚出身の廸薫様らしい、舞台に花のある素晴らしい踊りでした。
そして、昔の恋人とのひと夏の恋を描いた「朝顔市」
手の指先からお姿の美しさ、
じっくりと見入ってしまいました
可愛らしい満面の笑みでご説明される廸薫さん。
(このお写真、だーい好きです♡)
それぞれの演目をご自身が色々と詳しくご説明してくださいました。
それぞれの演目にどのような背景があるのかをお聞きしてから拝見する踊りは益々魅力的なものでした
そして、ゲストにいらっしゃった佐藤先生。
歌舞伎での掛け声 「大向」について佐藤先生が詳しくご説明くださり、こちらも大変勉強になり楽しく拝聴いたしました
(私もちゃっかり挙手して、羽織らせて頂きました♪)
歌舞伎で「中村屋」「待ってました」などの
掛け声をお聞きになった事があると思いますが、
佐藤先生はその掛け声、大向をなさってらっしゃる方です(*^^*)
会全体にお心遣いがあり、入り口ではお弟子さんが外に立ち、お客様のご案内。
お抹茶やお茶菓子をお席まで運んでくださったり、お弟子さん達もお浚い会での踊りだけでなく、色々な所までしっかりと気を配ってご指導なさっているのを感じました。
廸薫さんとは大変有り難いご縁を頂戴し、
今年に入って3回ほど廸薫さんの日本舞踊と私の箏とで、共演させて頂きましたが、いつもいつもプロ意識が高く、本当に勉強させて頂いております。
お着物のシワ1つにも細かくこだわられ、
本番前は絶対に椅子に座りません。
その事を知らなかった私は、お椅子をご用意して、
「お疲れになってしまいすので、どうぞお掛けになってください」と言ったのですが、そのご事情をお聞きして、私なんて本場前に椅子に座ってゆっくりと構えてしまってるわぁ〜と改めて、廸薫さんの意識の高さを尊敬した事を覚えています。
廸薫さんとは、箏と日本舞踊と違う世界ではありますが、お言葉だけでなく、その姿勢、背中からも多くの事を学ばせて頂き、このようなお方が居てくださる事はとっても幸せな事だなぁと思いました。
会の終わりにご一緒させて頂きました
会では歌舞伎と日本舞踊歴史についても学ばせて頂き、知らなかった事もまたまた勉強になりました!
改めて、
日本ってとっても素敵な国だなぁと思いました