月が蟹座を運行中に、今年前半の蟹座の運勢を書く。
と自分にミッションを与えたものの、別の原稿の締め切りで、
遅れてしまいました。ごめんなさい。
 せめて日付は、一日遡ってアップしちゃおう。


星の時間 -Stella tempus-
蟹座の運勢
 まず最初にあなたに希望の光を。
2013年6月26日には、約12年ぶりに幸運の木星が蟹座に帰還する。
今年後半、あなたは見晴らしのよい場所に立って、
目前に広がる光景を眺める。旅の準備はいいか。
あまり重い荷物を持っていたのでは、フットワーク軽く動けない。
木星が蟹座入りするまでの数ヶ月間にやるべきことは、
いろんなしがらみを捨てて、家もボディもダウンサイズすることだ。

 せっかく木星が逆行→順行したが、蟹座の心はいまひとつ晴れない。
まるでエアポケットに入り込んでしまったかのようだ。
いつもと同じように振舞っていても、
まるでボタンをかけ違えたように、すべてがうまく立ち行かなくなる。
この時期は、幸運期を迎える前の、魔の刻のようなものかも知れない。
無意識にとんでもない行動に出てしまうこともある。
木星が蟹座入りする6/26までは、あまり焦らずに、
心に栄養をたっぷりと与えてあげることだ。
映画や音楽、小説などが心の糧となる時期でもある。
美術館に出かけたり、お芝居を見たりするのもよい。
昨年中に持てる知識や情報を仕事で切り売りしてしまい、
心もカラカラに乾いた状況に陥った蟹座は多いはず。
だからこそ初夏までの数ヶ月はインプットの季節である。
心にたくさんの感動を。そうすることで蟹座本来の豊かな想像力が甦ってくる。
2月下旬~3月下旬は、遠出をすることでよいアイデアが湧くとの暗示も。

星の時間 -Stella tempus-

 仕事に関しては、いたずらに変化を求めないほうがよい。
そして正直さと情熱だけではうまく行かない。
職場の勢力分布図を把握して動かないと、思わぬ邪魔が入ったりする。
またかつて自分の天敵だと思っていた人が、あなたに味方することもある。
上司や同僚に対する思い込みは、一度リセットすると、
個々の新しい人物像が見えてくるから面白い。
また勝負と名のつくものには、極力近づかないほうがよい。
勝ち負けにこだわると、大切なものを失うとの暗示も。
敢えて土俵に上らないことで、面倒なトラブルから身を守れるはず。

 公私共に“プチ隠遁生活”が幸運の鍵となる時期なのだ。
神社仏閣巡りをするのもいいし、
社会と隔絶された断食道場で数日過ごすのもおすすめ。
少し離れた場所から、今現在の自分を観察することで、
何か気づかされることがあるはずだ。

 愛情が試される時期でもある。
恋人やパートナーに数々の問題が持ち上がっても、変わらぬ愛情を捧げられるか。
利己的な愛は試練に弱いものだ。
特に火星が凶角を形成する3/12~4/20は要注意期間。
ある出来事をきっかけに、自分たちの関係が
なんともろいものかを思い知らされたりもする。
金星が蟹座入りする6/13~6/28には新しい恋に出合える星回りだ。
その間は、今から予定をいっぱい入れて、出会いのチャンスを広げよう。
それまでは、適当な相手で手を打つのはもったいないかもしれない。
木星が蟹座入りする直前、6月2週目は、
蟹座の金星と山羊座に位置する冥王星が180度(衝)となり、
牡羊座を運行する天王星とも90度(スクエア)とのTスクエアを形成。
人との関係性を見直すよい機会かもしれない。
蟹座の10度付近に惑星を持つ人は、この期間中、
パートナーや恋人、友だちなど大切な人間関係で、
距離を見誤らないように気をつけよう。


星の時間 -Stella tempus-
 6月生まれの蟹座は、そろそろその影響から逃れられるが、
長期的な展望で蟹座の運勢を見ていくと、対宮に留まる冥王星が気になる。
2008年11月末に山羊座に入った冥王星は、じりじりと度数を進め、
現在は山羊座の11度付近を運行中。
その正反対の蟹座11度付近に太陽がある人といったら、
7月1日~3日生まれといったところか。
今年一番、この“死と再生の星”と呼ばれる冥王星の影響を受けるのは、
7月頭に生まれた蟹座ということになる。
この冥王星は、なんと2024年1月にようやく山羊座から水瓶座へと移動する。
自分の太陽の度数に、この冥王星が絡むのはいつごろか、
天文暦などを調べてみておくとよいかもしれない。
 冥王星だけではない。“自由と革命”の星、天王星もあなたに変革を促している。
今までの自分を一度、リセットしてゼロからやり直す。
そんなテーマが、重奏低音のように静かに流れる2013年前半なのだ。
何も恐れることはない。自分の心と対話をすることで大きな実りがある時期だ。
前にも書いたが、木星を迎える直前というのは、
リトリート(引っ込む、退く、逃げる、隠遁する)の期間なのだ。

Retreat into yourself !

リトリートという言葉には、隠れ家という意味もある。
あなたが心安らげる「隠れ家」が見つかればいいとも思う。
これから数ヶ月間は、6/26以降の幸運期を最良の状態で迎えるための準備期間
と考えれば、きっとうまくやり過ごせるはずだ。

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