日本に帰ったその日から、
連載、連載、そして自宅リビングで撮影。
まず金曜日には、隔月刊『EFIL』の連載ページ、
「月が導く暮らし暦」の撮影。

 
星の時間 -Stella tempus-
12月に3、4月の歳時記を撮影するのは難しい。
それでもこの季節のものでハズせないのは、
復活祭(イースター)に食べるアニョー・パスカルだ。
そもそもイースターの日にちが毎年異なるのは、
月のカレンダーを元に復活祭を決めているからだ。
 春分の日から数えて、次の満月直後の日曜日。
これが2010年では、4月4日に相当する。

 帰国直後なので、自分でイースターのケーキを焼いて、
撮影に臨むのは難しい。
そこで強力な助っ人登場。
 かつて『料理通信』で私の担当編集者だったSさん。
わざわざこの日の撮影の前日に、アニョー・パスカルを焼いてくださった。

 
星の時間 -Stella tempus-
 そのほか、4月の歳時記では、ガーデニングの撮影もしました。
ところで撮影当日はもったいなくて食べられなかったのですが、
次の日、パスカルの尻尾のほうから少しずつ切り分けて食べちゃった。ふわりと軽いスポンジ台で、あっさりしているので、
いくらでも食べられそうです。