ども、言わんこっちゃない岡田達也です。
昨日の終演後、前説に来てくれたDのメンバーたちと行き付けの店に繰り出した。
『駆けぬける風のように』で座長を務める和田くん
『ずっと二人で歩いてきた』にも出演してくれた加治くん
実はDのメンバーの中で一番最初に共演した山田悠介くん
そしてキャラメルボックスの面々で。
多田も坂口さんも樹里も『ずっと二人で歩いてきた』に出演していることもあり
それはそれは楽しく円卓を囲んでの宴は大いに盛り上がった。
その途中で……
和田くんが声を張り上げた。
「にーやん、にーやん!(彼は僕のことをそう呼ぶ) ちょっと聞いてくださいよ!」
ん?どうした?
「今日ね、取材があったんですけど、その席で悠介がね……」
その言葉を遮るように悠介が
「あー!!!!!ちょ、ちょっと、今は言わなくて良いじゃないですか!」
と慌てて止めに入った。
おや?
この様子からすると、取材でオレの悪口でも言いやがったか?
「ダメだ!これはにーやんに聞いてもらう!」
何があったのだ?
「昨日の殺陣のワークショップでいっぱい素振りしたじゃないですか。あのとき悠介が大きな掛け声かけてたでしょ?」
そうなのだ。
殺陣の素振りでは、一つの形を、一人あたま10本ずつカウントしてもらう。
昨日は参加者が10人いたので、1セット100本続けることになる。
確かに加治くんと悠介の2人は他の人よりもでかく不必要に張り上げてカウントしていたなぁ。
「加治はね、みんなを盛り上げようとして大声出してたんですよ」
うん、わかるよ。
みんな笑ってたし。
「でもね、悠介は違ったんです!こいつ素振りに飽きてきてたから大声出してたんですって!」
……
……
ほら。
言わんこっちゃない。
親の心子知らずとはこのことだ。
悠介、今すぐオレのブログを読め。
「え?達也汁ですか?何でです?」
今日、「素振りは大切です」って日記を書いたばかりだよ。
「ええっ!そうなんですか!」
悠介はすぐさまスマホを開き読んでくれた。
「も、申し訳ありません!」
いいよ、いいよ、わかってくれれば。
それにしても。
見事なタイミングだった。
素振りは面白くないかもしれないけど頑張ろうって内容を書いた日に
案の定、途中で飽きていた話を聞かされるなんて。
それでも悠介のキャラは憎めない。
初めて*pnish*で共演したとき僕とコンビの役だった。
そのときも、何とも言えない愛嬌でお客さんに愛されていた。
そして『駆けぬける風のように』でも2人で龍馬と中岡を演じる予定だ。
不思議と縁がある。
うん。
こいつも大人の階段を上らせてやろう。
次のワークショップでは悠介だけ本数を増やしてあげるね。
悠介、楽しみにしててくれ。
では、また。