大雨が降った翌朝、学校に行く娘と一緒に歩いていると、校門の手前の石垣のところで娘が急に立ち止まりました。

振り返ってみると、なにやら石垣の中をのぞきこんでいます。

パパ、ここはだんご虫がたくさんいるんだよ。

嬉しそうな顔で教えてくれました。

雨が降って石垣の隙間から這い出してきたようです。

そういえば、娘は小さい頃からだんご虫が大好きでした。

公園で道路の真ん中にいるだんご虫を見つけて、踏まれないようにとそっと脇の方に移してやったり、掌にたくさんのせて遊んだり。

触れて丸くなるのが面白いらしく、キャッキャと言って笑ってました。

そんな幼児のころから数年経っても、いまだにだんご虫のことが気になるようです。

最近は、だいぶ口答えもするようになった娘ですが、久しぶりに幼児のころの面影をみたような気がして、ほのぼのした気分になりました。


わが子がはやくしっかりとした子供になって欲しいと願う一方で、幼いころの無邪気な一面を見てほっとするというのも、何か自分自身が素直な気持ちになったようで、親ってなかなか悪くないものだなぁ~、なんて思った一日の始まりでした。


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だんご虫の思い出