大阪府枚方市（ひらかたし） 鍵屋別館 の
ちょっとオモシロイ
実はすっごいこだわりの食料品店 きしな屋 店長 キョウコです。
自転車を一生懸命こいだら、汗ばむ陽気です。
こないだまで枯れ草色だった空き地に、ホトケノザやタネツケバナが咲いているのをみて
朝からにやにやしていた雑草好きの私です。
ところで、きしな屋の旅するバイヤー、
埼玉から帰ってきて4日大阪にいて、また本日東京へ出かけてきました。
今回の旅の目的は、木桶。
今年の1月に、小豆島のヤマロク醤油にて製作した２０石の木桶が
渋谷のヒカリエに展示されていました。
展示中の木桶（と喜ぶバイヤー）
この２０石の木桶は、ヤマロク醤油の社長と地元小豆島の大工さんを中心に
全国から集まった桶職人、醤油屋などなど、様々な業種の方がお手伝いして作り上げた桶で、
きしな屋のバイヤーも昨年に続き２回目の参加です。
その木桶が、千葉にある「発酵の里 こうざき」という道の駅にお引越しするというので、
木桶の搬出搬入をお手伝いし、記念セレモニーにも出席させていただくことになったのです。
木桶の話をするとき、バイヤーはいつも「ロマン」という言葉を口にします（笑）
小豆島での木桶作りの際、「ロマン」というのは、
もはや参加するみんなの合言葉になっているようです。
バイヤーがいうロマンとは
大人が何人も入れるような巨大な木桶を組み上げることに対してなのか
それとも１００年先まで使われる道具を作っていることに対してなのか、
男の人が使うロマンという言葉は、
女性にははかりしれないところがあるものですね。
バイヤーの言う「ロマン」は私にはよくわかりませんが、
私が木桶に感じている「ロマン」っていうのは、こういうものです。
醤油の仕込み中、
木桶の中では数え切れない微生物が繰り広げる混沌としたドラマがあります。
人の手で植えられる麹菌のほかに、１００種類以上の酵母や乳酸菌が
木桶仕込みの醤油の発酵にかかわっていることが分かっているんですが。
それらの微生物が、
醤油の発酵のどの段階で、微生物ひとつひとつがどのような役割を担っているのかは、
まだ研究途上で、ほとんどが解明されていません。
木桶の中で微生物たちが起こしている化学反応を、
管理された実験室で再現することは現時点では不可能で、
これが木桶仕込みとタンク仕込みの醤油の味の差だといわれています。
醤油蔵のある土地の気候風土と、
蔵や木桶に住み着いている名も知らぬ微生物と、
経験に裏打ちされた職人の手仕事、それらすべてが渾然一体となって
木桶の中で醸されて出来上がるお醤油。
食品科学が進んだ現代でも、
あの木桶の中で何が起こっているかよくわからないってところに
私はワクワクしてしまいます（笑）
エジプトのピラミッドの中に、まだ発見されていない小部屋があった！みたいな感覚ですね。
謎が多いって、魅力的ですよね！
そうそう、バイヤーがどっぷりはまっている魅惑の木桶の世界、
きしな屋の木桶作りの活動報告もかねて、
何か発信できる場所がほしいと思っていたので作りました。
FBページ
きしな屋木桶部
ご興味ありの方は、ぜひのぞいてみてくださいね。
そして、木桶にハマろう！
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「きしな屋」 は、
店主の岸菜（きしな）が、全国津々浦々を訪ね、
各地で目利きした良いものおいしいものを集めたお店。
北は北海道から、
南は沖縄まで、
自慢の逸品が並びます。
全て、作り手のわかる、「顔の見える食品」。
商品のひとつひとつに、全てストーリーがあります。
ぜひ宝探しをする気分で遊びにきてみてください。
きっとお気に入りが見つかりますよ♪
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【出張きしな屋のお知らせ】
きしな屋が「京阪モール」（京阪京橋駅すぐ）にやってくる！
期間：2016/3/19（土）～3/28（月）
場所：京阪モール２階やよい前
中央エスカレーター吹き抜け回りにて
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・小豆島産エキストラバージンオリーブオイル
（ルッカ種、ミッション種）
70ml 各￥2300(税抜)
店頭お渡し時期は、2015年12月1日より。
ご注文は、お電話（072-843-0141、10:30～17:30）
もしくは、メール（kishinaya@outlook.jp）まで。
発送ご希望の場合、きしな屋Webショップでも
ご注文いただけます。
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