今回は、最近元気の良いレプロエンターテインメントをとりあげる。


創立は、1991年で「レヴィプロダクションズ」という社名であったが、2006年に現社名のレプロエンターテインメントに変更した。
代表取締役は、本間憲氏で、『恋するマドリ』の制作にも名を連ねている。


ローマ字表記で”les pro entertainment”なので、フランス語の定冠詞の複数形のlesであるので、プロのおもてなしをする集団となるのか(推測)


創立は1991年なので、アーティストで最年長の羽田美智子のデビュー前にあたるので、吉川ひなのが嚆矢ということになるのであろう。その後は長谷川京子が屋台骨を支え新垣結衣のブレークで今後の事務所のスターを確保したということになろう。


さて、レプロエンターテインメント(以下「レプロ」)だが、アーティスト(=所謂タレント)のほかにもアスリート(高田延彦、玉田圭司)、もう一方の柱であるモデル部門がある。


男性も所属しているが、基本的には女性の在籍数のほうが圧倒的に多い。


このレプロで注目していきたいのは、U-SPECと9nineである。


U-SPECの説明は、レプロのHPにもあるのでそのまま引用する。


「U-SPECメンバーは、一流の講師陣による、歌、ダンス、演技のレッスン(無料)を受けることで、エンタテインメントの世界で成功するために必要とされる基本的なスキルを、しっかりと身につけた実力派集団として、今後、定期的に公演等を行っていきます。公演は、若い世代のパワーを感じられるようなライブ感覚のミュージカルを目指します。
それと並行して、TV・映画・ドラマ・雑誌・音楽・広告など、個人としての様々な活動も行っていき、真の実力を持った次世代のスターを育成していきます。」

とあります。U-SPECのメンバーは、上は高校生、下は小学生でありますが、全て女性だけになります。これからどう育成していくのかが楽しみです。


そして、一番の注目は9nineです。


U-SPECのメンバーとは一部重なりますが、頓に売り出し中の川島海荷を筆頭としたレプロの選抜の若手少女メンバーです。(レプロで言うJ-CLASSの選抜)


何故、注目かといえば、アイドル歌謡市場にレプロが本格的に踏み込むことで、

①AKB、ハロプロ、アイドリングの三国志に多少の変化が起きるか?
②畑違いの音楽で、どうプロモーションをしていくのか?
③他の音楽の強い芸能事務所との提携はあるのか?


の3点である。


ご存知の方は、2006年の結成であるから、既に3年経っているので結果は出ているのでは?
というかたもいらっしゃると思います。当然の指摘であると思います。まず、結成当初は現在人気の川島海荷下垣真香はメンバーとして入っておらず、その川島にしてもブレークしたのはごく最近のことである。
10月21日に3rdシングル『Smile Again』をリリースして、これが本格的な勝負ということになると思います。楽曲もよく、後は川島以外のメンバーが頻繁にドラマや映画にでることによって、状況は変わると思います。

ただ、どうしても音楽関係が弱い事務所という印象はありますので、(アップフロントと逆ですね)得意なモデル雑誌やBOMBやUTB等のアイドル系雑誌が中心の展開になるのでしょうか。Mステあたりに出れば局面は変わるのでしょうが。


では、まずは9nineのメンバーですが、

【9nine】
川島海荷(1994)
2006年7月 ドラマ『誰よりもママを愛す』で子役でデビューし、『役者魂!』で、藤田まこと演じる大御所俳優の隠し子役を演じました。まだ、この頃は子供といっても差し支えないような幼さが残っていました。今年のドラマ『アイシテル~海容~』では、かなりお姉さんになっていて、少女を演じられる年頃になってきました。そして、
カルピスウォーターのCMで、世間の注目をさらに浴びて、大河の千姫役に抜擢されました。


下垣真音(1991)
ミュージカル「アニー」の2003年度アニー役でデビューし、2005-2007年の間「おはスタ」でおはガールを勤めた。また、ドラマ『四つの嘘』では、羽田美智子演じる美波の高校時代を演じた。ブログのマスクしている姿は、なかなかのものなので、興味のあるかたは彼女のブログをみてください。


三浦萌(1992)
2005年3月『Hana*chu→』4月号で新モデルとして登場。ドランクドラゴンの鈴木拓とは親戚。モデルの三浦葵は姉。


佐武宇綺(1992)
血液型を何故か不明とするレプロガールの割にはこの子だけはブログで A型と公表。理由は不明。
雑誌、『Hana*chu→』で2005年にデビュー。
昼ドラ『我輩は主婦である』、単発ドラマ『介助犬ムサシ』などに出演。連ドラ初レギュラーは『恋空』で主人公、美嘉の同級生役で仲良しグループとして行動をともにするユカ役。 ミスマガジン2009受賞で注目。


西脇彩華(1992)
姉はPerfumeの西脇綾香(あーちゃん)

2003年雑誌 実業之日本社「プチバースディ」でデビュー。当初はグループ名どおり9名でした。
2007年3月、アルバム『first 9』でメジャーデビュー

以上が9nineのメンバーである。3rdシングルは結構いい曲なので、興味にある方は
聴いて見てください。シーナ&ロケッツの『ユー・メイ・ドリーム』とモー娘。の『モーニング・コーヒー』を足したような感じです。


http://ameblo.jp/shimogaki-madoka/


その他のレプロガールですが、あまりにも有名な新垣結衣は別の機会にするということで、また、筆頭格の長谷川京子は映画『七夜待』は熱演でしたということにとどめましょう。




浅見れいな(1983)
フジテレビビジュアルクイーン2001。
ファッション雑誌『SEVENTEEN』のモデルからグラビアアイドル時代を経て、女優としてドラマ・映画で活躍。月刊『浅見れいな』で写真集を出しています。


中村 映里子(1988 )
雑誌『ピュア☆ピュア』『Hana*chu→』『ラブベリー』などのモデルの傍ら、映画『病葉流れて』『ハッピーフライト』やテレビドラマでも活躍。


マリエ(1987)
スターダストから移籍。モデルとして活躍。
『SMAP×SMAP』では、準レギュラーで出演し、超有名モデルとしても同僚の原裕美子と出演した。セレブモデルとしても有名。


原裕美子(1986)
モデルオーディションがきっかけでデビュー。(第1回CanCamモデルオーディショングランプリ)。ファッション雑誌やファッションショーに途絶えることなく出演している超売れっ子モデル。


今井 りか(1984)
『ViVi』(講談社)2003年に読者モデルとして登場。現在はファッション雑誌『Ray』(主婦の友社)レギュラーモデルとして活躍するほか、「Private Label」イメージモデルとしても活躍。仕事としてやった競馬がつぼにはいりブログでも予想するほどはまりよう。


熊澤枝里(1985)
ファッション雑誌『CanCam』の専属モデルとして活躍。
2008年6月から「AneCan」へ転属。東京ガールズコレクションにも出演。


三浦 葵(みうら あおい、1990年1月15日 - )
雑誌モデル、ファッショショー、ドラマ、映画とジャンルを問わない活躍。
『学校じゃ教えられない』では生徒会長の役で、朝倉あき扮する瞳に恋ごごろを抱くガールズラブの役を演じていた。


《Jクラス》
松本夏空
2003年から2005年までファッション雑誌「CANDy」(白泉社)の専属モデルとして活躍
し映画『着信アリfinal』(2006)で黒木メイサと掘北真希の同級生を演じた。

2007年からグラビアアイドル進出を果たし、2008年にはヤングジャンプ(集英社)の「セイコレ☆ジャパン」Girls編で準グランプリを受賞した。


菊地 亜美(1990)
2006年7月 レプロガールズオーディション2006に応募 も最終審査の選からは漏れる。
しかしながら、声をかけられそのまま所属。
『アイドリング!!!』及び『アイドリング!!!日記』にアイドリング16号として出演中。
生粋のアイドル好きで有名。


一木 有海(1994 )
小学2年生の時、渋谷109での買い物帰りでスカウトされて芸能界入り。
雑誌を中心に活躍し、『ほんとにあった怖い話』の - ほん怖メンバー になる。


以上の通りであるが、レプロといえば、やはり菅澤美月の引退はもったいない。順調にいけば9nineに入ってということもありだと思ったのだが、やはりこの世界は大きなマイナス要因ということでしょうか。

レプロの在籍者を眺めてみるとやはり本格的なモデルが多いし、小学生から成人までのファッション雑誌を席巻している印象を受けます。

レプロのアイドルに関していうと、Jクラス、U-SPECに在籍している娘たちに期待がかかります。

では、Smile Again !