先日松江で地域おこし協力隊とその受け入れ先の研修会があり、
うのさんと土岐君と私の3人で参加してきました。
協力隊と受け入れ先と合同での集まりは初??
私も色々な受け入れ先の方達の体制を伺いたかったのですが、
残念なことに受け入れ先はあまり来ていませんでした。
パネルディスカッション↓↓
右から (株)シネマプロモーションの代表取締役さん
特定非営利活動法人てごねっと石見理事長
飯南町 地域おこし協力隊の方
安来市中三間地域コミュニティ再生会議事務局の方
色々話を聞いてみると、悲惨な状況もちらほらと。
てごねっとの事務局長のお話が胸にささりました。
きちんとした体制を整えること無く、補助金目的で若い子達を呼んでしまい、結局は宙ぶらりんなままやっている受け入れ先や行政は、雇い入れたという責任をきちんと取らなくてはいけない。
受入側・行政は本気になって、関わっていかなくてはいけない!!
ということを熱をもって話していただきました。
本当にその通りだなと思います。
人生かけて、邑南町に来てくれているということ、
その方達に対して私たちは真摯に対応すべき義務があることを決して忘れてはいけない。
何回もこのブログには書いていますが、
私たちの始まりも正直ひどいものでした。詐欺よ詐欺・・・。
募集したものの、事務所は無い、カリキュラムも決まっていない、圃場には何も無い。
彼らの最初の仕事は事務所の掃除から始まったんです。
これは行政との絡みもあり、行政は3月末に人事異動があり、今まで先頭切ってやっていた、担当者が急遽異動になったため、現場が混乱したという背景もあります。
幸いなことに、1期生はそれをプラスに変えてくれるほどの働きをしてくれました。
彼らに私たちが救われたようなものです。
今は3年目なのでだいぶ整ってはきましたが、至らない点もたくさんありますので、まだまだ改善し続けなくてはいけません。
邑南町役場から委託を受けて(一社)アグリサポートおーなんが研修業務・経営をしています。
研修内容等は役場の農林振興課の金山さんも一緒になって考えてくれますし、農地の斡旋等も含めてとてもお世話になっています。
アグサポ隊(地域おこし)には行政(役場農林振興課)と受け入れ先(アグリ)の2つが主に関わっています
今では県や農協も産直市みずほもスーパーも協力してくれています。
正直行政だけで協力隊を受け入れるということはとても大変だと思います。
役場の業務をしながら、片手間でできる仕事ではありません。
地域おこし協力隊で「何もすることがないです。」という人がでてきても正直あり得るだろうなと思います。そこまで目を掛けられない現場の状況があるからです。
また地域おこし協力隊の方への、羨望と嫉妬も少なからずあると思います。
自分の可能性を信じて新しい道へ飛び込んでいくその勇気、そしてそれが許される状況。
そんな自由さが羨ましいという無粋な気持ちが湧き出るのも致しかたない。
でもだからといって「地域おこし協力隊で来ているんだから自分たちで考えて自分たちでやりなね。」なんていうのは
受け入れている責任を完全に放棄している最低なこと。
我らがうのさん(一番左端の眼鏡かけてる人)。他の隊員に向けて熱く熱く語ってくれました。
私たちも足りない部分が山ほどあります。
①きちんとしたカリキュラム(収支計算も含めて)
②受入農家さんの拡大
③就農のための農地探し
④地域との関わり(地域活動等)
⑤住民への周知
⑥隊員同士のコミュニケーション
⑦町内の他の地域おこし協力隊との関わり
⑧新規就農者とのネットワーク
⑨卒業後の隊員への関わり
それでもうのさんが帰りの車の中で
「俺らは恵まれてるな。」と言ってくれた言葉で救われる。
今回の研修会は受入側にぜひ聞いてもらいたいことばかり。
もちろん一社アグリも襟を正さなくてはいけないこといっぱい。
今回の集まりは本当に素敵な方達がたくさん集まっていて、
皆キラキラしていたので、腐らずに頑張ってもらいたいなと思います。
津和野↓↓の栗再生プロジェクトの女性^^
栗の再生という何とも何とも難しいプロジェクト、栗と言ったらモンブランしか湧き出てこない私には、そのプロジェクトの内容が想像できないけど、頑張って欲しい!!
明日は
広島農業人フェア!!です。
興味ある人は来て下さい!待ってます。
http://shin-nougyoujin.hatalike.jp/schedule/hiroshima.html