おおねの語り部外伝 第五回『入谷戸』 | 秦野市東海大学駅前商店街と東海大生が創る地域情報ブログ おおねさんぽ

おおねの語り部外伝 第五回『入谷戸』

 おにぎりです。

 現在は東海大学湘南校舎内の地名を特集している「1117番地の思い出」をお送りしてますが、中休みとして北金目(きたかなめ)の入谷戸(いりやと)に関する記事をお送りいたします。


秦野市東海大学駅前商店街と東海大生が創る地域情報ブログ おおねさんぽ-現在の入谷戸

現在の入谷戸


 外伝第三回でお送りしましたとおり、入谷戸は東海大学湘南校舎の北東端にあたる場所にある谷戸です。一時期まではアーチェリー場もあったところですが、現在ではアーチェリー場はなくなり、宅地として開発されている途中です。

 また、水源にあたる場所は土が盛られるまで湧水が見られましたが、現在でもその部分だけ湿っています。(上の写真の手前側)

 この入谷戸には沢があり、かつては下図の青線のように流れていました。ちなみに、青線の左端あたりが上の写真の湿ってるところです。


秦野市東海大学駅前商店街と東海大生が創る地域情報ブログ おおねさんぽ-入谷戸周辺図

入谷戸周辺図


 この辺りは「入谷戸」の地名のほかにも「宮久保(みやくぼ)」という地名がある通り、窪地で湧水が豊富にあり宅地として開発する際も大きな水脈にぶつかったことがあるそうです。

 ちなみに宮久保の名は 「神社のある一帯の窪地」の意味と推測され、 図右側にある北金目神社に由来していると思われます。