今日3月31日で、このブログも丸一年経った。昨年の3月に10日ばかり予行演習を行った後、4月1日から1日も欠かさず書き綴った。まさに継続は力になった。


小学校から今まで、正月になると日記帳を買い日記を付け始めるのだが、ほとんど三日坊主で、最初の数ページだけ文字が刻まれていた。中途半端な日記帳をどれだけ捨ててきたのだろう。それが、50歳を過ぎてペンからキーワードに変わったものの、毎日毎日頭に描く事や心に浮かぶ事柄について、それらを文字にする作業を1年間欠かさずやり遂げたことは、“飽き性”の私にとって奇蹟に近い。


「これからも続けられるのか」となるといささか心もとないが、出来るところまでやってやろうではないか。


ところで、10数年前から現在の土壌環境ビジネスを行なっているが、川上に遡上しようとするとどうしても不動産関連事業に入り込まねばならない。土壌汚染とはすなわち土地の汚染であるためだ。


全般的に見て、現在の不動産関連事業のファンダメンタルスは決してよくない。それはそうだろう。人口が年々減少していくわけだから。大都市圏や各都道府県庁の所在地の一部以外は動きが鈍い。マンションも住宅も中古物件がけっこう余ってきている。人口がこのまま推移すれば、ますますこの傾向が強くなっていく。


そんな土地に土壌汚染があるとなおさらに動かなくなる。流動化が阻害され、いわば“塩漬け”になった土地の事を“ブラウンフィールド”と呼んでいるが、そんな土地が増え続ける。我が社のブランドである“グリーンフィールド”の対極にある言葉だ。そんなブラウンフィールドが将来10兆円以上になると国は報じている。


では、この状態をどう打破するのか?なかなか妙案は浮かばない。とにかく人を減らさないことが肝心だ。少子化対策をしっかり行う事はもちろん、海外から留学生や観光客、中長期滞在者などを受け入れ、海外資金を日本で使ってもらうための仕組みが必要なのである。


そんな中で、現在私が関心を抱いているのは、“メディカルツーリズム”。東アジアをひとつのマーケットとして考えるなら、これから極めて有望なビジネスのひとつであることは間違いない。これについては、後日話そう。


今日まで365日書き続けることができた我が身の健康に感謝し、明日から4月、気分一新して頑張っていきたい。


株式会社淡海環境デザイン

http://www.ohmi-k.jp