先日、横浜市にあるkiricafeにて、40回目の「ひろしまのピカ」朗読会をさせていただきました
37回目のときにご一緒させていただいた西岡洋さんご夫妻のご紹介で開催する運びとなりました。ありがとうございます
kiricafeの前に掲げさせていただいたポスターは、39回のとき江戸川区中央図書館の職員さんが作ってくださったもの。(データをいただき、今後も使用させていただけることになりました。深謝)
地元の憩い・交流の場となっているkiricafeで、新学期で新しい学年になったばかりの小学生と高校生、そして地域の大人の方々が集まってくださいました。
いつものように、元特別支援学校教員の三田政明の解説に続いて――
「ひろしまのピカ」
丸木俊さんの絵本の原画がスクリーンに映し出されます。
この「ひろしまのピカ」は、このおばさんの話をもとに、
私が見たり聞いたりした、たくさんの原爆体験をおりあわせて、
つくりあげたものです。(丸木 俊)
みんな、最後まで、聞いてくれました。
途中、こわがってお母さんのもとへかけつける小学生の女の子たちもいましたが、
またいつのまにか席にもどって、しっかりとスクリーンをみつめていました。
終わった後、その小学生の女の子はみんなの前でたくさんたくさん感想を述べてくれました。言葉が次々とあふれてきて、とまらないようでした。
だまって聞いていた高校生の何人かが、そのあと手を挙げて、思ったことを話してくれました。(高校生たちはアンケートでも率直な感想をいろいろ書いてくれました。)
長崎出身だといって話し始めた高校生。ふと彼は、沈黙しました。
いま、聞き終えたこと、見たことに対して、何か大きく感じたものがあり、それを懸命に言葉にしようとしているようにみえました。それは、彼自身の意志で、しずかに彼の心の中で行われていることのようで――だから、kiricafeのみんなはそれをともに感じ、彼の言葉を待ち、そして耳を傾けました。
また、同じく長崎出身だという地元の男性も発言され、私たちの活動に賛同し、エールを送ってくれました。
さまざまな年代の人たちがつどった、「ひろしまのピカ」40回目の朗読会
最後はみんな笑顔で
kiricafeスタッフのみなさま、お世話になりました
本当にありがとうございました