おつかれ(cafe・宮本町)
板橋には珍しく、”完全女性客向けカフェ” が宮本町なんて辺鄙な場所にオープンしたらしい。
しかも板橋本町の駅から不安になるような細い路地を歩いた先の住宅街のど真ん中というトンデモない立地に……。
うーん。この一枚だけでいかにすごい場所に店を構えたのかご理解いただけそう。地元民のオレでも今自分がどこにいるのかわからず不安になる。
しかもよりによってこの日は夕立が酷くて酷くて、そんな中を軽く迷いながら何とかお店まで到達。気付いたら途中で稲荷通り商店街の駄菓子屋ゲーム博物館 で遊んでた気がしないでもないが、「どんな迷い方をしてんだよオレ!」 というセルフツッコミを入れさせていただく。
店内はウッド調の落ち着いた雰囲気で、手作り雑貨やアクセサリーの販売なんかもしている。お世辞にもオサレとはいえない外観からは想像もつかない内装だ。(学生街とかにありそうなイメージ)
このお店はcafeなんだけれども、ソフトドリンクの他にビール・各種焼酎・日本酒・梅酒・ワイン・ハイボール・カクテル類……と、妙に酒の品揃えが幅広く、フード類も洋風な品を中心にあれこれと粒揃い。
まずはワカモーレをポリポリやりつつメニューとにらめっこ。ちなみにこのワカモーレ、シンプルで余計な事をしていないので、トマトやアボガドの風味がストレートに出ていてアミューズとして申し分ない爽やかさである。
続いてチリコンカンを頼みつつ、よりによってcafeでハイボール。後々わかってくると思うけど、この店の酒のラインナップは何かがおかしい。本当にcafeなのか?洋風居酒屋なんじゃないのか?
店のお姉ちゃんに枝豆と冷奴を頼んだら本当に出て来そうで怖い。さすが板橋。
女性店主のお店だけあって、メニューには野菜を使ったものが目立つ。上の生春巻きサラダは酸味の強いドレッシングに付けて食べるんだけど、塩気が抑え目の割に程よく味が決まってて好感度アップ。
またロールキャベツは豆腐入りで、似たようなメニューに豆腐ハンバーグなんかもあり。これも必要以上に塩を入れてない優しい味で非常に食べやすい。
オレがジャンク味もあっさり薄味も両方イケる両刀使いという事もあり、この店の味付けは好きかも。あっさり味の肴をアテに酒を呑むのって、酒の味がストレートに感じられていい塩梅なのよ。(味覚が一回転した呑兵衛の主張)
そして激しい夕立の中、お店のお姉ちゃんが外に出たと思ったらローズマリーを手に持ってびしょ濡れで帰ってきた。どうも店の脇でハーブを育てているらしい。
で、それを使って作ってくれたチーズのオイル漬け。
そいつを日本酒で流しこむというダメな大人。
ちなみにこの日の日本酒ラインナップは、五人娘 と加賀鳶 の2種類。加賀鳶の方は良くも悪くも飲みやすいスッキリタイプの日本酒だが、五人娘の方は腰がしっかりしているのにさらっと呑めるという好みの味だった。
てか何度も言うがここはcafeだよな?
そしてオレらがあまりにグダグダと酒を呑むからか、お店のお姉ちゃんが 「日本酒に合わせてこんなメニューも考えたんですよ!」 と、野菜の味噌粕漬を薦めてくれた。
オレは基本的にお店の人が薦めてきた物は何でも頼むという習性があるため、当然のように 「それ持って来てくださる?」 とエセセレブモード。
したらコレがうめえ。塩の効き具合が濃すぎず薄すぎず、後味にほんのり味噌の香りが広がる素晴らしい出来栄え。特に大根の染み具合が完璧だった。(次点でキャベツもお気に入り)
そして夕立が止んだ頃合いを見計らって〆モードに突入。まずはカレー風味のタコライスから。どうもこの店はカレーが看板メニューらしいんだけど、これはどちらかというとドライカレーとか、スパイシーピラフのようなお米でタコライスを作った感じ。
これも大人しめの味付けで非常に食べやすい。物足りない人もいるだろうけど、そういう層はcafe飯なんか求めてないだろうし、この路線はいいと思う。
で、この看板メニューであるカレーライスが
非常にうめえ
男性が食べるにはちょっと物足りない量かもしれないけど、スパイスの組み立て方が上手で、「スパイスが立ったジャパニーズカレー」 という感じ。とにかく角が取れててバランスがいい。
まろやか系とはいえ、マジメにスパイスから作っているそうで、クミンやコリアンダーの強い香りや、恐らくスタータースパイスで油に香りを移したのであろうシードスパイス類のほんのりした主張もあり、それでいてチリのピリっとした刺激もしっかりある。
全体的にはジャパニーズスタイルの少しトロっとしたルーカレーのようなまとまり具合になってて、これは意外と他にないバランスかも。普通はスパイスから作るともっとインド式に偏るし、ルーカレーだとマイルドな欧風式に偏ると思うんだが、このカレーはその中間を絶妙に突いている。あるようで意外とないっていうポジションじゃないかな?
へーやるじゃん。(ちょっと悔しい)
そしてカレーが美味かったので気をよくしてデザートも注文。これはラムレーズンのシャーベットなんだけど、豆腐ベースなんだとか。確か豆腐をペースト状にした中にラムレーズンを入れて凍らせたとかなんとか説明された気が。
こいつが甘みが少し抑えてあって、その分ラムの香りが立ってていい具合の大人味に仕上がっている。
あらら、この店がこんな場所にあるのが不思議になってきたわ。
■総評
味:☆☆~☆☆☆(カレーうめえ)
値段:☆~☆☆(ポーションが小さく安いので女性には丁度いい)
品揃え:☆☆(フードも酒も妙に色々ある)
店の雰囲気:☆☆☆
接客:☆☆☆
遠征:☆
デート:☆☆☆
DQN率:?
備考:まず初めに、「この店はカフェである」 という前提を覚えておく事が大事。ちょこっと何か摘みつつお茶を飲む程度の使い方ならば安上がりに済むのだが、どこかのバカップルのように延々と酒を呑んでメニューを片っ端から頼むようなマネをするとお財布にいいダメージが!(といっても2人で酒を3~4杯ずつと今回紹介したフード類とで7千円くらいだが)
恐らく徒歩圏内か自転車圏内に住んでる女性客が友達同士でフラっとやって来て、ケーキとお茶でも頼んで、最後にカレーを食べてお会計ってな路線がベストなんだろうなあ。いくらメニューが色々あって楽しいからって、居酒屋として使ったらそりゃ大変だよね。
またフードメニューも酒もお値段抑え目でポーションが小さい(ただし日本酒はなぜか1合で600円とお得)。フードメニューは1品が3~500円程度で、〆メニューも高くても800円とかその程度。なのでやっぱりcafe飯をのんびり楽しむような使い方が一番いい気がする。
どうしても男には向かないスタイルだと思うけど、女性客なら味も量も丁度いいんじゃないかなあ。こういう路線のお店って板橋区内にはあまりないから、是非とも流行って欲しい。
■cafeおつかれ(cafe)
住所:東京都板橋区宮本町8-6
TEL:03-5656-6320
営業時間:月~木11:30~21:00 金~日11:30~22:00
定休日:不明
オフィシャルサイト
ちなみに7月9日にLoveitaのカフェ特集 で取り上げられるらしいので、正確な営業時間や定休日はそちらをチェックすべし。(あっちはここと違ってマジメに取材してるだろうから!)
■特別付録 「僻地へのナビゲーション」
まず都営三田線の板橋本町駅へ。A4出口(17号沿いのSB通り側) を出て、通りに沿って本蓮沼方向へ歩く。(駅を背にして左へ)
すると大きなセブンイレブンがあるので、そこを通り過ぎる。
セブンイレブンを過ぎるとすぐにこのような路地があるので、ここを左に入っていく。
すぐに道が二股に分かれるので、ここを右側に。間違って左に行くとSB通りの裏っ側の方に連れて行かれて泣きそうになるので注意。てかその間違いを犯したのが他でもないオレ様だ。
すると2分ほどでお店に到着。
周辺には見事なまでに住宅しかございません。もし 「迷った!」 と思ったら、すぐに来た道を戻って17号からやり直した方が身のためです。
■板橋区リンク
板橋グルメマップGoogle版
板橋区のばら
シャバゾウblog
おいしい店・うまい店・安い店
板橋的マダムな生活
ときわ台ぐらし
板橋ぶろぐ
Loveita
板橋のいっぴんを巡るブログ
オートモッドのジュネ兄さんを力いっぱい応援中
↑下のテキストリンクの方をクリックしていただけますと、レジェンド・ジュネのランキングポイントが上がります。(たぶん)
しかも板橋本町の駅から不安になるような細い路地を歩いた先の住宅街のど真ん中というトンデモない立地に……。
うーん。この一枚だけでいかにすごい場所に店を構えたのかご理解いただけそう。地元民のオレでも今自分がどこにいるのかわからず不安になる。
しかもよりによってこの日は夕立が酷くて酷くて、そんな中を軽く迷いながら何とかお店まで到達。気付いたら途中で稲荷通り商店街の駄菓子屋ゲーム博物館 で遊んでた気がしないでもないが、「どんな迷い方をしてんだよオレ!」 というセルフツッコミを入れさせていただく。
店内はウッド調の落ち着いた雰囲気で、手作り雑貨やアクセサリーの販売なんかもしている。お世辞にもオサレとはいえない外観からは想像もつかない内装だ。(学生街とかにありそうなイメージ)
このお店はcafeなんだけれども、ソフトドリンクの他にビール・各種焼酎・日本酒・梅酒・ワイン・ハイボール・カクテル類……と、妙に酒の品揃えが幅広く、フード類も洋風な品を中心にあれこれと粒揃い。
まずはワカモーレをポリポリやりつつメニューとにらめっこ。ちなみにこのワカモーレ、シンプルで余計な事をしていないので、トマトやアボガドの風味がストレートに出ていてアミューズとして申し分ない爽やかさである。
続いてチリコンカンを頼みつつ、よりによってcafeでハイボール。後々わかってくると思うけど、この店の酒のラインナップは何かがおかしい。本当にcafeなのか?洋風居酒屋なんじゃないのか?
店のお姉ちゃんに枝豆と冷奴を頼んだら本当に出て来そうで怖い。さすが板橋。
女性店主のお店だけあって、メニューには野菜を使ったものが目立つ。上の生春巻きサラダは酸味の強いドレッシングに付けて食べるんだけど、塩気が抑え目の割に程よく味が決まってて好感度アップ。
またロールキャベツは豆腐入りで、似たようなメニューに豆腐ハンバーグなんかもあり。これも必要以上に塩を入れてない優しい味で非常に食べやすい。
オレがジャンク味もあっさり薄味も両方イケる両刀使いという事もあり、この店の味付けは好きかも。あっさり味の肴をアテに酒を呑むのって、酒の味がストレートに感じられていい塩梅なのよ。(味覚が一回転した呑兵衛の主張)
そして激しい夕立の中、お店のお姉ちゃんが外に出たと思ったらローズマリーを手に持ってびしょ濡れで帰ってきた。どうも店の脇でハーブを育てているらしい。
で、それを使って作ってくれたチーズのオイル漬け。
そいつを日本酒で流しこむというダメな大人。
ちなみにこの日の日本酒ラインナップは、五人娘 と加賀鳶 の2種類。加賀鳶の方は良くも悪くも飲みやすいスッキリタイプの日本酒だが、五人娘の方は腰がしっかりしているのにさらっと呑めるという好みの味だった。
てか何度も言うがここはcafeだよな?
そしてオレらがあまりにグダグダと酒を呑むからか、お店のお姉ちゃんが 「日本酒に合わせてこんなメニューも考えたんですよ!」 と、野菜の味噌粕漬を薦めてくれた。
オレは基本的にお店の人が薦めてきた物は何でも頼むという習性があるため、当然のように 「それ持って来てくださる?」 とエセセレブモード。
したらコレがうめえ。塩の効き具合が濃すぎず薄すぎず、後味にほんのり味噌の香りが広がる素晴らしい出来栄え。特に大根の染み具合が完璧だった。(次点でキャベツもお気に入り)
そして夕立が止んだ頃合いを見計らって〆モードに突入。まずはカレー風味のタコライスから。どうもこの店はカレーが看板メニューらしいんだけど、これはどちらかというとドライカレーとか、スパイシーピラフのようなお米でタコライスを作った感じ。
これも大人しめの味付けで非常に食べやすい。物足りない人もいるだろうけど、そういう層はcafe飯なんか求めてないだろうし、この路線はいいと思う。
で、この看板メニューであるカレーライスが
非常にうめえ
男性が食べるにはちょっと物足りない量かもしれないけど、スパイスの組み立て方が上手で、「スパイスが立ったジャパニーズカレー」 という感じ。とにかく角が取れててバランスがいい。
まろやか系とはいえ、マジメにスパイスから作っているそうで、クミンやコリアンダーの強い香りや、恐らくスタータースパイスで油に香りを移したのであろうシードスパイス類のほんのりした主張もあり、それでいてチリのピリっとした刺激もしっかりある。
全体的にはジャパニーズスタイルの少しトロっとしたルーカレーのようなまとまり具合になってて、これは意外と他にないバランスかも。普通はスパイスから作るともっとインド式に偏るし、ルーカレーだとマイルドな欧風式に偏ると思うんだが、このカレーはその中間を絶妙に突いている。あるようで意外とないっていうポジションじゃないかな?
へーやるじゃん。(ちょっと悔しい)
そしてカレーが美味かったので気をよくしてデザートも注文。これはラムレーズンのシャーベットなんだけど、豆腐ベースなんだとか。確か豆腐をペースト状にした中にラムレーズンを入れて凍らせたとかなんとか説明された気が。
こいつが甘みが少し抑えてあって、その分ラムの香りが立ってていい具合の大人味に仕上がっている。
あらら、この店がこんな場所にあるのが不思議になってきたわ。
■総評
味:☆☆~☆☆☆(カレーうめえ)
値段:☆~☆☆(ポーションが小さく安いので女性には丁度いい)
品揃え:☆☆(フードも酒も妙に色々ある)
店の雰囲気:☆☆☆
接客:☆☆☆
遠征:☆
デート:☆☆☆
DQN率:?
備考:まず初めに、「この店はカフェである」 という前提を覚えておく事が大事。ちょこっと何か摘みつつお茶を飲む程度の使い方ならば安上がりに済むのだが、どこかのバカップルのように延々と酒を呑んでメニューを片っ端から頼むようなマネをするとお財布にいいダメージが!(といっても2人で酒を3~4杯ずつと今回紹介したフード類とで7千円くらいだが)
恐らく徒歩圏内か自転車圏内に住んでる女性客が友達同士でフラっとやって来て、ケーキとお茶でも頼んで、最後にカレーを食べてお会計ってな路線がベストなんだろうなあ。いくらメニューが色々あって楽しいからって、居酒屋として使ったらそりゃ大変だよね。
またフードメニューも酒もお値段抑え目でポーションが小さい(ただし日本酒はなぜか1合で600円とお得)。フードメニューは1品が3~500円程度で、〆メニューも高くても800円とかその程度。なのでやっぱりcafe飯をのんびり楽しむような使い方が一番いい気がする。
どうしても男には向かないスタイルだと思うけど、女性客なら味も量も丁度いいんじゃないかなあ。こういう路線のお店って板橋区内にはあまりないから、是非とも流行って欲しい。
■cafeおつかれ(cafe)
住所:東京都板橋区宮本町8-6
TEL:03-5656-6320
営業時間:月~木11:30~21:00 金~日11:30~22:00
定休日:不明
オフィシャルサイト
ちなみに7月9日にLoveitaのカフェ特集 で取り上げられるらしいので、正確な営業時間や定休日はそちらをチェックすべし。(あっちはここと違ってマジメに取材してるだろうから!)
■特別付録 「僻地へのナビゲーション」
まず都営三田線の板橋本町駅へ。A4出口(17号沿いのSB通り側) を出て、通りに沿って本蓮沼方向へ歩く。(駅を背にして左へ)
すると大きなセブンイレブンがあるので、そこを通り過ぎる。
セブンイレブンを過ぎるとすぐにこのような路地があるので、ここを左に入っていく。
すぐに道が二股に分かれるので、ここを右側に。間違って左に行くとSB通りの裏っ側の方に連れて行かれて泣きそうになるので注意。てかその間違いを犯したのが他でもないオレ様だ。
すると2分ほどでお店に到着。
周辺には見事なまでに住宅しかございません。もし 「迷った!」 と思ったら、すぐに来た道を戻って17号からやり直した方が身のためです。
■板橋区リンク
板橋グルメマップGoogle版
板橋区のばら
シャバゾウblog
おいしい店・うまい店・安い店
板橋的マダムな生活
ときわ台ぐらし
板橋ぶろぐ
Loveita
板橋のいっぴんを巡るブログ
オートモッドのジュネ兄さんを力いっぱい応援中
↑下のテキストリンクの方をクリックしていただけますと、レジェンド・ジュネのランキングポイントが上がります。(たぶん)