大根や(ラーメン?居酒屋?・西台)
板橋には常人の理解を超える不思議な店が数多くございまして。
この西台駅から徒歩3分ほどの場所にある "大根や" というお店も、歪みっぷりでは板橋でも一二を争う凄い店である。
ここは一応ラーメン屋なんだが、つまみメニューだけで40種類くらいある。しかも餃子やラーメントッピングを流用した簡単メニューではなく、カンパチの昆布〆だのタンドリーチキンだの、とりあえず意味不明。(この店にタンドールがあるのかどうかも不明)
そして肝心のラーメンメニューも何かがおかしい。
ラーメンというと、一般的に味のベースは醤油・塩・味噌・とんこつ辺りがメジャーどころで、それにラーメンかつけ麺かといったラインナップが普通だと思われる。
しかしこの店はラーメン・カレー・しじみ・もつ煮と、完全にイロモノ路線を突き進んでいる。
個人的にこういうお店で美味かった試しがなく、味に自信がないからこそキワモノに走るんだと思うんだが、さて……。
というわけで、まずはレバーのオリーブオイル漬け。あえて値段を言うなら250円。可もなく不可もない味だが、使っている具材の数が妙に多く、値段を考えたら非常にステキ。
餃子はちょっとお高くて300円……って、一般的には全く高くない。
お味の方はというと、よ~く焼いてあってスナッキー。ビールやホッピーを飲みながら食べたい味である。
というわけでホッピー。中が多すぎワラタ。
って、これやり過ぎだろ!なんでグラスの7~8割が焼酎なんだよ!外が減らねえよ!(彼女様と2人で1つずつホッピーを頼んだんだが、中を何度かおかわりしたのに結局外だけ残った……)
こちらは鯖焼き350円。皮目をパリパリに焼いてあって、上に薄い短冊切り?にした大根が乗っている。この大根の食感ってのがいい仕事してて、脂っこい鯖と相性バツグン。
おいおい、何か普通に美味くて居酒屋として楽しんでるオレがいるんだが。
店が満席になってしまい、全てをひとりで回してるお父ちゃんがテンパり始めてしまったので、簡単に出せそうなメニューとしてザーサイをチョイス。浅漬かりだが酒の合間に挟むには丁度いい。
店の混雑度が酷い感じになってきたので、名残惜しくはありますが、ラーメンメニューを頼んで〆モードに。
写真はもの凄く気になったモツ煮ラーメンさん。麺は自家製なのかどうか知らんが、妙に四角い食べ応えのある細麺。言ってみればラーメンより蕎麦に近い食感だと思う。
で、スープがね、信じてもらえないかもしれないけどね、スープがね、スープがね、普通においちぃの。魚の節系の香りが強くて、そのせいかスモーキーな風味が立ってて、これは非常に好きな味だ。このスープに角ばった硬めの細麺ってのが素晴らしい。
ちょっと異端な感じはあるので、個人の好き好きになってしまうんだが、オレはこの味凄く好きです。
でね、でね、聞いて聞いて!トッピングのモツ煮もおいちぃの。別にどうってことはないモツ煮なんだけど、ほんのり甘い風味がこのスープに非常に合ってるの。
うわー悔しい。すげー悔しい。こんなイロモノ路線を普通に美味しいと感じてしまう自分自身に悔しい。
こちらは激辛味噌つけ麺。激辛という割にはそれほど酷い辛さでもなく、まあ普通にヒリヒリっとしながら食べれるレベル。
つけ麺には太麺が使われているんだが、これも細麺と同じく妙に四角い。ここまで計ったかのように正確な四角じゃなくてもいいだろってくらいカッチリと四角い。でもそのせいなのか非常に食感が面白いんだよなあ。
つけ汁は濃い目の味噌味で、そぼろ状になった肉の食感や風味と相まって、どことなく "間違った解釈なんだけどコレはコレで美味い坦々麺" を感じさせる。頑丈でインパクトの強い太麺との相性がよく、するするっと食べれてしまう。
■総評
味:☆☆~☆☆☆(一概にイロモノ系と侮れない味)
値段:☆☆☆(板橋価格炸裂)
品揃え:☆☆☆(メニュー多すぎ)
店の雰囲気:☆
接客:☆
遠征:☆
デート:☆
DQN率:××
備考:この店は板橋的で面白い。ラーメンこそ普通の値段だが、その他のつまみ類が小銭みたいな価格で、こんな冗談みたいな価格設定でいいのだろうかと心配になる。それに注文取りから調理までお父ちゃんがひとりで回しているため、ちょっと客が多いとすぐに限界が来てしまう。そのため客の方がお父ちゃんの様子を見つつ、注文してもいいタイミングかどうか確認しなきゃいけないという気まずさが。だがさすが板橋だけあって、空気を読まず次々と追加注文する客もいて、ほんと頼むからホールにひとり人を入れてくれと。お父ちゃんは調理だけに専念してくれと。客に気を遣わせないでくれと。
だが文句を言う点があるとすればこのくらい。味も値段も文句なし。つまみ類は安い分ちょっと小さめのサイズなんだけど、オレからするとあれこれ食べられるから逆に素晴らしい。
遠方から通うほどではないが、近所に住んでいるのであれば大事にしたい名店なんじゃないかと。
■大根や
住所:東京都板橋区高島平1-57-1
TEL:03-3931-2165
営業時間:11:00~15:00 17:30~22:30
定休日:火曜日
なぜかまとめwikiがあるw
■オマケ
これぞ西台マジック!フェイシャルエステが驚きの60分2,100円!"サンダース花朱美" という一昔前の女子プロレスラーみたいな名前が気に入った。
この西台駅から徒歩3分ほどの場所にある "大根や" というお店も、歪みっぷりでは板橋でも一二を争う凄い店である。
ここは一応ラーメン屋なんだが、つまみメニューだけで40種類くらいある。しかも餃子やラーメントッピングを流用した簡単メニューではなく、カンパチの昆布〆だのタンドリーチキンだの、とりあえず意味不明。(この店にタンドールがあるのかどうかも不明)
そして肝心のラーメンメニューも何かがおかしい。
ラーメンというと、一般的に味のベースは醤油・塩・味噌・とんこつ辺りがメジャーどころで、それにラーメンかつけ麺かといったラインナップが普通だと思われる。
しかしこの店はラーメン・カレー・しじみ・もつ煮と、完全にイロモノ路線を突き進んでいる。
個人的にこういうお店で美味かった試しがなく、味に自信がないからこそキワモノに走るんだと思うんだが、さて……。
というわけで、まずはレバーのオリーブオイル漬け。あえて値段を言うなら250円。可もなく不可もない味だが、使っている具材の数が妙に多く、値段を考えたら非常にステキ。
餃子はちょっとお高くて300円……って、一般的には全く高くない。
お味の方はというと、よ~く焼いてあってスナッキー。ビールやホッピーを飲みながら食べたい味である。
というわけでホッピー。中が多すぎワラタ。
って、これやり過ぎだろ!なんでグラスの7~8割が焼酎なんだよ!外が減らねえよ!(彼女様と2人で1つずつホッピーを頼んだんだが、中を何度かおかわりしたのに結局外だけ残った……)
こちらは鯖焼き350円。皮目をパリパリに焼いてあって、上に薄い短冊切り?にした大根が乗っている。この大根の食感ってのがいい仕事してて、脂っこい鯖と相性バツグン。
おいおい、何か普通に美味くて居酒屋として楽しんでるオレがいるんだが。
店が満席になってしまい、全てをひとりで回してるお父ちゃんがテンパり始めてしまったので、簡単に出せそうなメニューとしてザーサイをチョイス。浅漬かりだが酒の合間に挟むには丁度いい。
店の混雑度が酷い感じになってきたので、名残惜しくはありますが、ラーメンメニューを頼んで〆モードに。
写真はもの凄く気になったモツ煮ラーメンさん。麺は自家製なのかどうか知らんが、妙に四角い食べ応えのある細麺。言ってみればラーメンより蕎麦に近い食感だと思う。
で、スープがね、信じてもらえないかもしれないけどね、スープがね、スープがね、普通においちぃの。魚の節系の香りが強くて、そのせいかスモーキーな風味が立ってて、これは非常に好きな味だ。このスープに角ばった硬めの細麺ってのが素晴らしい。
ちょっと異端な感じはあるので、個人の好き好きになってしまうんだが、オレはこの味凄く好きです。
でね、でね、聞いて聞いて!トッピングのモツ煮もおいちぃの。別にどうってことはないモツ煮なんだけど、ほんのり甘い風味がこのスープに非常に合ってるの。
うわー悔しい。すげー悔しい。こんなイロモノ路線を普通に美味しいと感じてしまう自分自身に悔しい。
こちらは激辛味噌つけ麺。激辛という割にはそれほど酷い辛さでもなく、まあ普通にヒリヒリっとしながら食べれるレベル。
つけ麺には太麺が使われているんだが、これも細麺と同じく妙に四角い。ここまで計ったかのように正確な四角じゃなくてもいいだろってくらいカッチリと四角い。でもそのせいなのか非常に食感が面白いんだよなあ。
つけ汁は濃い目の味噌味で、そぼろ状になった肉の食感や風味と相まって、どことなく "間違った解釈なんだけどコレはコレで美味い坦々麺" を感じさせる。頑丈でインパクトの強い太麺との相性がよく、するするっと食べれてしまう。
■総評
味:☆☆~☆☆☆(一概にイロモノ系と侮れない味)
値段:☆☆☆(板橋価格炸裂)
品揃え:☆☆☆(メニュー多すぎ)
店の雰囲気:☆
接客:☆
遠征:☆
デート:☆
DQN率:××
備考:この店は板橋的で面白い。ラーメンこそ普通の値段だが、その他のつまみ類が小銭みたいな価格で、こんな冗談みたいな価格設定でいいのだろうかと心配になる。それに注文取りから調理までお父ちゃんがひとりで回しているため、ちょっと客が多いとすぐに限界が来てしまう。そのため客の方がお父ちゃんの様子を見つつ、注文してもいいタイミングかどうか確認しなきゃいけないという気まずさが。だがさすが板橋だけあって、空気を読まず次々と追加注文する客もいて、ほんと頼むからホールにひとり人を入れてくれと。お父ちゃんは調理だけに専念してくれと。客に気を遣わせないでくれと。
だが文句を言う点があるとすればこのくらい。味も値段も文句なし。つまみ類は安い分ちょっと小さめのサイズなんだけど、オレからするとあれこれ食べられるから逆に素晴らしい。
遠方から通うほどではないが、近所に住んでいるのであれば大事にしたい名店なんじゃないかと。
■大根や
住所:東京都板橋区高島平1-57-1
TEL:03-3931-2165
営業時間:11:00~15:00 17:30~22:30
定休日:火曜日
なぜかまとめwikiがあるw
■オマケ
これぞ西台マジック!フェイシャルエステが驚きの60分2,100円!"サンダース花朱美" という一昔前の女子プロレスラーみたいな名前が気に入った。