日本が特定アジアと分かり合えない最大の理由は宗教観である。 | C.I.L.

日本が特定アジアと分かり合えない最大の理由は宗教観である。

日本の歴史を振り返って考えると、『絶対に交われない相手』 『理解不能な天敵』 が存在する。


それは間違いなく中国と、長くその属国であった朝鮮半島である。



韓国なぞがよく日本の文化を 『韓国文化のコピーだ』 などと妄言を吐くが、これに対して日本人は強烈な嫌悪感…というより 「何を言ってるか分からない」 という状態に陥る。


今では日本国内にも 『美味しい韓国料理や中華料理』 などが普通に広まっているが、それでも料理は許容できても民族性だけは絶対に認められないという人が多いだろう。


オレ様も韓国の 『日本は韓国のコピー』 『中国が親で韓国(朝鮮)が兄で日本は弟』 という認識に対して、アジア諸国の一通りの通史を読みかじった程度のレベルではあるがこう反論する。




1.日本は聖徳太子の時代に、すでに独立国家として中国と対等に渡り合おうとしていた。


2.足利義満という 『負のサプライズ的人物』 や、アメリカ軍による占領はあったが、それを除けば日本は有史以来 『独立国家』 の立場を守り通している。(足利義満のヤバさは各自ググれ)


3.日本には数えたらキリがないほどのオリジナル文化が残っているが、朝鮮半島にはそれがない。何故なら中国と一体化しようとするあまり、『中国にない物は下等な物』 とみなし、自らの手で全て破壊し尽してしまったからだ。


4.日本は宗教にしても文化にしても、大陸や半島から伝わったものを鵜呑みにしたことは一度もない。必ず日本人の感覚にフィットする形に作り変え、結果として原形とは全くの別物にしてしまった。




・1について

朝鮮半島の歴史は、言い換えると中国という大帝国の属国としての歴史でしかない。これは地理的に仕方のないことかもしれないが、同時期の日本は早い段階から 『中国離れ』 を実現しており、あくまで対等な外交相手とみなしていた。だからこそ日本には 『中国を相手に戦争を仕掛ける』 などという発想が生まれたのである。


具体的に言うと、まず信長は明を攻め取ろうと計画し、後を継いだ秀吉は実際に明への出兵計画を実行。さらに徳川家光時代には、滅亡の一途を辿った明の残党を保護し、清帝国に対して攻め入ろうという計画が持ち上がった。(結果的に出兵は見送られた)




・2について

これだけ国土が狭いのに、日本は有史以来何度も中国や朝鮮半島を相手に戦争を経験して来た。元寇などの危機的状況はあったが、すべて切り抜けてアジア諸国の中でもいち早く近代化に成功し、遂には白人国家にもひけを取らない強力な軍事国家に成長した。


こうして日本が成長し続けている間に、中国は文明の発達がストップして 【近代化に失敗→次第に後進国化】 し、ヨーロッパ勢力に骨抜きにされ、国家の体を成さなくなり、遂には日清戦争や日中戦争で日本軍に蹂躙されることとなる。


朝鮮半島はそんな中国から独立しようとせず、いつまでの大中華帝国の属国であり続けたため、同じく近代化に失敗する。朝鮮が近代国家として最低限の文化レベルを手に入れたのは、日本の占領政策によってもたらされたインフラ設備などのお陰である。


※そんな日本の歴史を振り返ると、現状の日本のアメリカの属国っぷりは嘆かわしい。近代的な独立国家としての日本の誇りはどこへ…。




・3について

例えばハングル文字。これは朝鮮の王朝時代に王様が作った文字だが、半島人は 『中国にはない』 『中国も使っている漢字を使うべき』 という理由でハングルを封印してしまったのだ。それを独自の言語として使うようになったキッカケは、日本の占領政策である。ハングルとは朝鮮人が捨てた物を日本が復活させ、朝鮮人に使用を薦めた言語なのだ。


ちなみに日本人は 『かな』 『カタカナ』 『漢字』 『英語(アルファベット)』 『アラビア数字』 と様々な言語を 『日本語』 の中に取り入れている。元は中国や英語圏の国々から伝わった物だが、原形をとどめていない場合がほとんどである。


よく長嶋茂雄の日本語と英語をミクスチャーした独特の言語を面白がっている人間が多いが、実はあれこそ日本人らしさを見事に表現している例だったりする。




・4について

実はこれが日本と特定アジアがいつまで経っても分かり合えない最大の理由だと思われる。特に 『宗教』 に関しての行き違いが致命的だ。


特定アジアからすると、『日本に文明を与えてやった』 『最先端の政治思想 (例えば儒教という宗教) を与えてやった』 という優越感があるらしいんだが、残念なことに日本には古来から受け継がれてきた 『独自の強烈な宗教』 が存在していた。


現代の日本人には、宗教という存在がいかにその民族の 『文化・文明』 を左右するか理解し辛いと思う。だが、宗教とは無意識の内に様々な場面で 『思想・常識・良識・理性』 という形で深く影響を及ぼすのだ。


日本は古くから身の回りの全てに 『八百万(やおろず)の神』 が存在するという、自然と共に生きて、自然の中で死んでいくという死生観があった(いわゆる神道)。日本人にとっての神様とは 『自分達を生かし時に苦しめる自然そのもの』 なのである。


そんなお国柄だったからこそ、『八百万の神様の一人として』 様々な宗教を取り入れることが出来たのだ。


キリスト教や仏教といった宗教も、大陸から伝わった思想兼宗教である儒教・朱子学といったものも、全てこの日本独自の宗教によって形を変えてしまい、全くの別物としてのみ存在してきたのだ。


だが中国などはこの日本人独自の感覚が理解できない。なぜならヤツらには自分達の手元にある 『原形』 しか見えていないのだ。それが日本に渡った後にどのように変化したかという 『最も大事なポイント』 が理解できないから、自分達の知っている 『原形』 を元に考え、そこから導き出された結論を日本に押し付けてくるのである。


「日本にも同じ物があるだろう!なのになぜ分からないんだ?」 と。


これが中国および特定アジアとの行き違いの最大の要因だと思う。



例えば中国の思想では、死んだ後でも生前の罪を罰せられたり、恨みのある相手を辱めたりする。具体例を挙げると、死者の墓を暴いて、死体を運び出して、公衆の面前で鞭を打ったりするわけだ。死体がない場合は石像などを作って、それを民衆が蹴ったりツバを吐きかけたり小便を引っ掛けたりするのである。(歴史的に悪名を残してしまった人物の石像などは、数百年経とうが千年経とうが未だにこんな扱いを受け続けている。お前らそんなに劉禅が嫌いか。←実名報道)


さらに人肉食いという妙な恨みの晴らし方もある。これは何も古代の話ではなく、文化大革命などの時にも民衆によって行われた行為である。自分達と反する立場の人間を殺し、その身体を切り刻み、なぜかその肉を喰らってしまうのだ。これはもう日本人には全く理解不能である。


こう言うとまたも誤読・語弊のオンパレードになってしまうかもしれないが、中国では民衆が悪人とみなした人物に対して、どのような非道な行いをしても許されてしまうどころか、それが当然と受け取られてしまうのだ。


「これだけの悪人なのだから、死んでいようが生きていようがそれ相応の罰を与える。それが徳のある統治者としての義務である」


日本人は中国人より優れているとかそういう次元の話ではなく、この中国的な 『ともすれば猟奇的な行動に出てしまう思想』 はちょっと理解できない。



さて。


これを踏まえた上で日本と特定アジアの行き違いを考えると、面白いほどよ~~く理解できる。




(突然ですが、ここからぶっちゃけトークモードに移行します)




例えば日中戦争の際に、日本軍が妊婦を捕まえて腹を割いて胎児を取り出したとか、張り付けにして女性の陰部に焼いた鉄棒を突っこんだとか、なんか色々とあるじゃん?日本人なら聞いてて吐き気をもよおすような猟奇的な話がさぁ。


でもそれって日本人の思想には無いんだよ。0じゃないかもしれないけど、あの当時の日本人の思想から考えると、『無い』 と断言していいレベルなんだわ。


言葉を選ばずストレートに言ってしまえば、そんなもん中国の思想にしかない行為でな、それと同じような猟奇的な行為が、この時代になっても中国軍の手によってチベットとかで普通に行われていたわけだ。


そういう事実を元に考えりゃ、妊婦をどうの、女性の陰部にどうのっていう非道な行為を本当に日本軍が行ったのかとか、実際に被害者がいたのであれば真犯人が誰なのか、よほどのバカでもハッキリ分かるじゃん。


でも中国は 「日本にも同じ思想がある」 と思い込んじゃってっから、それが理解できずに喋れば喋るほどボロが出て墓穴を掘るんだよ。


この点を考えれば、例えば 『南京大虐殺』 にしたってその実態がかなり正確に理解できると思うんだよね。




で、さらに言うと 『靖国問題』 もこれで理解できると断言する。


多くの日本人は、なんで特定アジア(特に中国) が 「靖国!靖国!」 としつこく言い続けてくるのか正確に理解できてないでしょ?たぶん外交手段というか、交渉カードの一枚として使ってきてる程度にしか考えてないと思うんだな。


だから中国に対して安易に靖国問題に関して謝罪しちゃう、色々な意味で 『最もやっちゃいけない真似』 をする歴史的な知識の欠如したバカ政治家が出てくるんだ。


あのね、さっき説明した中国人の死者への扱いを思い出して欲しいんだけど、中国の思想で言うと死んだ後でも罪は消えないのよ。


だから悪人とされている人物の子孫や一族は、運良く生き延びれたとしても罪が消えることなく一生重荷を背負って生きていくハメになるとか、中国の思想(特に儒教) では親孝行や先祖供養を第一とするはずなのに 『お墓を作らせてもらえない』 とか、そういう酷い目に遭うんだわ。


これは中国ではないけど、日韓併合を推進してしまったがために、未だにお墓を作らせてもらえてない朝鮮半島の政治家が何人かいたはず。(残念なことに名前を失念)



で、靖国神社っていうのは日本独自の神道的思想の結晶のような場所で、言ってみれば戦争で亡くなった方々を 『八百万の神の一人(いわゆる英霊)』 として祀る場所なのね?


日本人に無意識の内に染み付いた神道的思想で言うと、悪人であっても死んでしまったら神様になっちゃうのよ。


生前の罪は罪としてナシになるわけじゃないけど、死んでしまえば 『八百万の神の一人』 になる…、言い換えると 『死んだらみんな自然の一部』 ってのが日本人の宗教観なんだわ。


こういう思想の元に、靖国神社に遺体も遺品も納められていないとしても、みんなお国のために命を落とした 『大事な日本の神様』 だから、お墓とは全く別の意味で祀っているんだな。


死んでしまった以上はA級戦犯もB級戦犯もなくて、『日本の自然の一部=八百万の神』 になって、生前のアレコレとは無縁になるってのが日本人の宗教観なんだよ。(これには "怨霊" っていう重要なファクターが存在するんだけど、長くなりすぎるので省く)


これを理解せずにね、アメリカに押し付けられたAだのBだの、合祀がどうだの、見当外れなことをゴチャゴチャ言うなよと。日本人ならこの程度の認識をしっかりと持てよと怒鳴り散らしたい。



でも日本人でも理解し切れない人間がいる以上は、特定アジアの連中に 『日本人の宗教観と靖国神社』 が理解できるわけがないんだな。靖国神社を普通の 『先祖供養の場所であるお墓と同一視』 されてしまってるのよ。


だから 「日本人は特定アジアに悪いことをした人間を供養し続けている!まったく反省していない!」 となってしまうんだ。


なぜかというと、ヤツらにとっちゃ悪人ってのは絶対に祀られることのない存在だから、それを供養している靖国神社は 『日本が戦争を反省していない証拠』 にしか見えないのよ。


この宗教観の違いが巻き起こしてる典型的な例が、俗に言う 『靖国問題』 なんだな。



これを踏まえて考えれば、日本が今後どう対応すれば分かるでしょ?


特定アジアに 「靖国!靖国!」 と言われたら、まずは堂々と 「宗教の自由を認めないの?」 と言ってやればいい。で、次に特定アジアじゃなくて世界各国に向けて 『日本の宗教観』 を説明すればいいんだわ。


その説明さえ上手に出来れば、恐らくアメリカも 『靖国神社の意味』 を今よりは理解して協力的になると思う。少なくとも 『日本人の宗教観が理解できないがために中国寄りに立つアメリカ勢力』 は減るだろ。


問題なのは今の政治家、特に外交官が、日本の歴史や宗教観を正しく理解しているのかどうかなんだな。自分が理解できてなければ、他人に説明するなんて無理だからね。


どこぞのボンクラ政治家みたいに、靖国問題に対して謝っちゃうとか、参拝をやめるなんてもってのほかですわ。そんな真似をしたらま~た特定アジアに勘違いされるでしょ?


「我々も日本人も同じ思想を持っている」 って。


まずはそうじゃないんだっていうことを説明しなきゃ、今後も何度でも 『特定アジアでしか通用しない思想』 から導き出された結論を 「当然のこと」 として押し付けられちゃうよ?



というわけで、日本人として自分達の宗教観を正確に理解することから始めましょう。


で、ついでに中国的な思想も勉強しましょう。


そうしないと今後何十年経っても、靖国問題をはじめとする特定アジアとの行き違いが減らないどころか、世界で日本が孤立するハメになります。



「死んでもうたらみんなカミさんでええやん。やいのやいの言いなさんな。」


↑この考え方をより多くの人間に伝え広めることから始めまひょ。