南海(大山・沖縄料理) | C.I.L.

南海(大山・沖縄料理)

殺伐とした時代にこそ【板橋グルメマップ】ということで、今回は東武東上線大山駅南口から徒歩2分。沖縄料理の南海(パイイン)をご紹介。



この店は沖縄出身の方々が常連として集まる場所なので、沖縄美人を肴に酒を飲みたい人にオススメかも。





入店して席につくなり、まずはコーレーグスがお出迎え。これは唐辛子を泡盛に漬け込み、その出汁(カプサイシン満点らしい)を調味料として使うという、辛党なオレ様としては大変ステキな魔法の液体である。

このコーレーグスをチャンプルーやタコライスにふりかけてみたり、場合によっては醤油とコーレーグスを混ぜて刺身を食べてみたりするんだが、やはり定番の【沖縄そば+コーレーグス】が最強かと。

簡単に作れるので、ご家庭に1本常備しておくべきである。




マーボーヘチマ。とろみの強いマーボー(中辛)の中に、茄子や豆腐ではなくヘチマがゴロゴロ入っている。このヘチマが想像以上に瑞々しくて美味しい。繊維質が多いのか、火を通してもそれほどくったりせず、噛むと中から水分がジュワ~~。次もまた食べたいと思える逸品だった。




ゴーヤの天ぷら。ゴーヤのほのかな苦味と歯ざわりに、衣の食感が加わって美味。定番の品だけに安心できる味わい。




南海(パイイン)ビザ。ゴーヤとチョリソーが入ったビールの友。デカイので3人くらいでシェアして食べないと危険。




もずく酢。普通のもずくに比べて明らかに太くて食感最高。それほど酸っぱくないので、万人に好まれる味付けかと。味の濃い肴を食べ続けた時の箸休めに最適。




でもって最後はソーキそばで〆。かつおダシのスープに極太ちぢれ麺+ソーキ(スペアリブ?)という磐石の布陣。これがもう美味いのなんの。文句なしで一押しメニューである。ただしやっぱり量が多いため、2人以上いないとこれ1杯で腹いっぱいになる可能性大。


■総評
店主も客も沖縄の人間が多いため、店内はまさに沖縄ムード。オリオンの生ビールや泡盛を飲みながら、カツオの酒盗だの島らっきょだの海ぶどうだのでチビチビやるもよし、沖ナポリタンやタコライスやソーキそばでがっつり腹を膨らますもよし。ただし、向こうの言葉でメニューが書いてあるので、一々聞かないと何が出てくるか分からないのが難点か?(それが面白いという説もあるが)

盛りの多さを考えたら、1人3,000円もあれば立てなくなるほど腹一杯になれるコストパフォーマンスの良さも高評価。

という訳で、飲むにも食うにも素晴らしくバランスの良い店なので90点差し上げます。



「南海(パイイン)」(沖縄料理)
住所:板橋区大山町10-9
TEL:03-3958-2268

営業時間:18:00~2:00

定休日:年中無休

アクセス:東武東上線大山駅下車。南口から出てアーケード街を左に。そのまま真っ直ぐ進み、アーケード街から出てすぐの十字路を右に。しばらく歩いた左手の黄色い看板が目印。