まだ見ぬ私のブックコンシェルジュさんより、「夏なので、ひんやりしてください。」と送られてきました。
我孫子 武丸 著 「殺戮にいたる病」
ひとりよがりな「真実の愛」で女性を殺め、性行為を行い、女性らしい部分を切り取り持ち帰り…。被害者の妹と被害者と縁のあった老いぼれ元刑事が事件を追う。犯人、元刑事、ある母親の目線でストーリーが描かれている。犯人は既に判っているので、安泰に読み進めたのに、ラストに近づくにつれ、なんだか?な気分が出て来て、少し読み戻す。テンポがズレるなと思うと、まさかの結末。なかなか面白かった。確かにひんやりしました。犯人が性器を切り取るところなどは、残念ですが、読めませんでした。読まずにとばしました。他にもそんな箇所がいくつかありました。
これはこれでホラーでした。夏らしいお薦め、ありがとうございます!