11月20日(土)にNPOいすみライフスタイル研究所企画の「房総いすみで農的田舎暮らし体感ツアー」が無事終了しました。

こちらのツアー、募集を始めてから10日ほどで満員となり、1か月前にはキャンセル待ちになるほど人気!

なにやら都会では、若い世代の「農的田舎暮らし志向」が強くなっているようです。
(ちなみに、ソトコト12月号でも房総移住が特集になっていて、同じ町内の千代田さん一家も取材されていたりしています)

今回、参加されたのは、東京、神奈川、埼玉、千葉県内から大人14名、乳幼児4名。平均年齢は約40歳といったところでしょうか。

ツアーを知ったきっかけが、私のブログやMIXIという方もいらっしゃいました(ありがとうございます)

老後を田舎でのんびり…という世代よりも、あえてこれからの生活を田舎で、と選択する子育て&働き盛り世代の参加が多かったようです。

ナビゲーターの小畑麻夫さんがやはり働きざかりの40代でもあるので、同じ世代が注目を集めているのかな~。

小畑麻夫さん(亀吉)
http://www.kamekiti-t.com/

まずは、9時半に大原駅集合。スタッフの面々。
ハナリンの房総ロハスライフ

今回は特別にいすみで農ライフを楽しんでいる20代女性の松尾明子さんにもお手伝いしていただきました。

松尾明子さん(いラ研サイトから)
http://isumi-style.com/jibun/002.html

そして、向かったのは小畑麻夫さん宅。
ハナリンの房総ロハスライフ

いすみと大多喜の境にある大野というところに、300年~400年とも言われている立派な長屋門付の古民家にお住まいです。
ハナリンの房総ロハスライフ

小畑さんには、自己紹介がてら、これまでの移住の経緯や、こちらでの暮らしぶりをお話していただきました。
ハナリンの房総ロハスライフ

そして、家の前にある田んぼを拝見。汚染されていない山の水を使い、無農薬栽培、手植え・手刈りで栽培しています。

でも今年はイノシシとハクビシンの鳥獣の被害が結構大きかったようです。
(白いひらひらはイノシシよけとか)
ハナリンの房総ロハスライフ

そして、質問などに答える形で、自身がデザイン販売しているTシャツのことや、仕事のことなどをお話してくれました。

あ、私も当日は小畑さんの「米T」を着てきましたよ。

米Tシャツが外人のベジタリアンに受けて広がったことや、お金がなかったのに奥さんに反対されても始めちゃったのは意外でしたね。

あとは田んぼの草取りしている時に、「この田んぼは先祖がずーっと守ってきたからここに自分が存在できるんだ」と天啓を受けたようになって、その感謝の気持ちをTシャツにしたというのは感動しました。

こちらは、小畑さんのバイブルとなった?2冊の本。
有機生産者のデータブックは、これをもとに日本全国をまわったようです。

ハナリンの房総ロハスライフ

そんな感じで、4トンの土を入れて作ったという自慢の?土間に上がらせていただいて、包み隠さずオープンに、農や田舎暮らしに関するいろいろな情報をシェアしてくれました。

ハナリンの房総ロハスライフ

小畑さんの話で印象に残っていることがひとつ。

参加者の一人が「最初はまったく収入もなくて、田舎暮らしは不安じゃなかったのですか?」と質問すると、

「野菜や稲を育てていると、自然に不安がなくなる。育てているって行為自体が、なんとかなるっていう変な自信になって、不安になるどころか楽観的になる」と答えていました。

なるほど~だから、土にさわっている人は強くなるんだな~

あとは、「田舎暮らしといっても、自分がこれまで東京などで培ってきたことが無駄になるわけではないから大丈夫。ここに来てもそれまでの経験が生かせます」とアドバイスしていたのが印象的でした。

私も、東京では広報の仕事をやっていましたが、今まさにその延長でやっていますものね…

小畑さんのお宅はほんとに広くて(山も付いていて、広さはわからないとか)裏庭で作っているキノコを見せてもらったり、洋館風の離れを探検したりしました。 (前回取材に行った時には発見できませんでした)

ハナリンの房総ロハスライフ

そして、次はランチの田舎弁当が待っています!