ジロ・デ・イタリア2010 第21ステージ
ユキヤが日本人初のジロ&ツール完走を果たす!
2010年のジロ・デ・イタリア第93回大会の最後を締めくくるのは、ヴェローナの街を駆け抜ける15kmの個人タイムトライアル。
総合争いを決定づける重要なステージであるとともに、完走を目指す選手にとっても最後の関門となるステージだ。
前日の第20ステージを終えた時点で総合93位につけていたユキヤは47番目スタート。
曇り空の下、中盤に山岳を含むコースを平均スピード40.5km/hで走りきり、ステージ優勝のグスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)から1分53秒遅れとなる22分12秒でゴール。
同時にジロ・デ・イタリア初完走を果たした。
前日の厳しい山岳ステージを終えた時点ですでに「完走」を確信していたと言うユキヤ。
昨年ツール・ド・フランスを総合129位で終えたユキヤは、史上初めて2つのグランツール(ツール、ジロ、ブエルタの総称)を完走した日本人選手となった。
歴史的瞬間に本人は「終わってしまいましたね。3週間、日本の皆さんの応援が大きな支えになりました。昨年のツールからさらにステップアップすることが出来たと思います。6月の全日本選手権、7月のツール・ド・フランスは出場したいと思っていますけど、まだ決まるのは先の話です」とコメント。
しかもただ完走するだけではなく、積極的にアタックを仕掛け、ステージ優勝争いに加わり、そして山岳ステージでも危機的状況に陥らなかった安定した走り。
厳しいコース設定や悪天候に見舞われた大会だっただけに、「完走」の価値は高い。
フランスチームに所属する日本人選手は今やイタリアの人気者。
闘いを終えたユキヤに、ヴェローナの観客は暖かい拍手を送った。
text&photo:Kei Tsuji
2010年のジロ・デ・イタリア第93回大会の最後を締めくくるのは、ヴェローナの街を駆け抜ける15kmの個人タイムトライアル。
総合争いを決定づける重要なステージであるとともに、完走を目指す選手にとっても最後の関門となるステージだ。
前日の第20ステージを終えた時点で総合93位につけていたユキヤは47番目スタート。
曇り空の下、中盤に山岳を含むコースを平均スピード40.5km/hで走りきり、ステージ優勝のグスタフエリック・ラーション(スウェーデン、サクソバンク)から1分53秒遅れとなる22分12秒でゴール。
同時にジロ・デ・イタリア初完走を果たした。
前日の厳しい山岳ステージを終えた時点ですでに「完走」を確信していたと言うユキヤ。
昨年ツール・ド・フランスを総合129位で終えたユキヤは、史上初めて2つのグランツール(ツール、ジロ、ブエルタの総称)を完走した日本人選手となった。
歴史的瞬間に本人は「終わってしまいましたね。3週間、日本の皆さんの応援が大きな支えになりました。昨年のツールからさらにステップアップすることが出来たと思います。6月の全日本選手権、7月のツール・ド・フランスは出場したいと思っていますけど、まだ決まるのは先の話です」とコメント。
しかもただ完走するだけではなく、積極的にアタックを仕掛け、ステージ優勝争いに加わり、そして山岳ステージでも危機的状況に陥らなかった安定した走り。
厳しいコース設定や悪天候に見舞われた大会だっただけに、「完走」の価値は高い。
フランスチームに所属する日本人選手は今やイタリアの人気者。
闘いを終えたユキヤに、ヴェローナの観客は暖かい拍手を送った。
text&photo:Kei Tsuji