ムード歌謡のそうだったの? | 荻窪ルースター・マスターのブログ

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ルースターは東京・杉並区荻窪にあるライブハウス。2020年9月、2号店ルースターノースサイドと合併いたしました。
安心・安全に皆様に楽しんでいただけるお店を目指します。

私はいろんなボーカリストのバックバンド「鶏さまKINGS」をやっております。

 

4月26日、いよいよ我が鶏さまKINGSもムード歌謡特集をやることになりました。
ところで私はムード歌謡をちょっと誤解していたようです。
ムード歌謡と聞いてパッと思いつくのは?
ロス・インディオス、敏いとうとハッピー&ブルーなどいわゆるコーラスグループ。
ど演歌とはちょっと違ってどちらかというと、アメリカのプラターズとかそういうグループを模した日本に合わせた歌謡音楽コーラスグループ見たいなイメージとでも言いますか。
ムード歌謡ってそんなイメージ、私はそう勝手に思っていたのです。
でもどうやらもっと幅広いようでした。
ムード歌謡の始まりは戦後すぐのこと。
外国人相手に活動していたバンドが、解放後に銀座や赤坂のナイトクラブでムーディなダンス音楽を演奏し始めたことが始まりだそう。
定義的にはムード歌謡は「ハワイアン、ジャズ、ラテンをベースにした歌謡曲であり、いずれもダンサブルな音楽である」とあります。
第一人者はフランク永井や和田弘とマヒナスターズ、松尾和子ら。
1960年代には一大ジャンルを形成しました。
なるほど、そう言われてみればそこからスタートだったかと思い知らされます。
大スター、石原裕次郎らも参戦してきてそこからはもうムード歌謡ブーム!
共通するのは音楽の雰囲気だけでなく、歌詞も。
たとえば「夜」、「ナイトクラブ」、「酒場」、そして「銀座」などの地名がバリバリ入ってきます。
地名なんて後に演歌まで含めれば、日本全国津々浦々状態に。
いやー、私の親世代はまさにドンピシャであったでしょう。
ちなみに私の両親はどちらもクラシックの先生でしたので一切聴いてないと思われます。
ですが、私が若い頃に年配の方に連れて行ってもらったスナックなどでは大人なおじさま方はカラオケでみな、ムード歌謡を歌っておられましたっけ。
私はその頃ですら「古い歌だなあ」と聴いておりました。
で、私はといえば、キャピキャピのスナックの女の子と流行りの歌謡曲をデュエットしていたのでありました。
と書いていてあれれ?
なるほどと思ったことがあるのです。
ムード歌謡は後に時代とともに変化。
若い世代向けにも次々と新人や思いもよらぬデュエットなどが続々と登場していきました。
つまりそれぞれの世代向けにずーっとムード歌謡は続いていたのか!
ムード歌謡は死んではいなかった。
うーむ、こうなってくるとムード歌謡は形を変えながら生き続けているとてつもない化け物なのかもしれません。
4月26日、その正体が明かになるでしょう!
ご期待ください。
ちなみに私はベースを担当いたします。
そして角田徹さんはあの「つのだ」さんとご血縁関係でもあります。

■4/26(金)
ムード歌謡SHOW  〜ルースターナイトクラブ〜
OPEN 18:30/START 19:30
CHARGE:4000円+オーダー
出演:
朝野純(vo) & 角田徹(vo) with 鶏さまKINGS…長澤紀仁(g) 赤石香喜(pf) 岩佐真帆呂(sax) マツモニカ(hrm) ぶちかま志郎(b) 大西英雄(ds)
ナイトクラブな雰囲気たっぷり、昭和のムード歌謡をお届けします。
ご予約は【ライブの日付・氏名・人数】を明記の上、contact@ogikubo-rooster.comまでメールをお願いします。