書店レコーディングの宵 | 小川倫生オフィシャルブログ

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ギタリスト、小川倫生の音楽日誌。

昨夜は夜遅くまで鹿沼市の興文堂書店にいました。

yumboの山路知恵子さんが仙台から公開レコーディングに来るという話を数日前に突然聞きました。

夜7時、徒歩で家を出発。
興文堂まで1キロちょっとの道のり、ウォーキングにちょうどいい。って気づいた。


スルドくビビッドなセレクトの本が並ぶ興文堂、地元の本屋さんにはない品揃えで、いつも行くたび何か買ってしまいます。
興文堂書店はその名の通り本屋であるが、アンダーグラウンドミュージックの発信基地でもある。
お店に遊びに行くとCDのレコーディングも突然さらっとしてたりするんですよ。
ビビッドですね。

二股に分かれる道路と道路の間に中州のようにあるお店。入り口が2つあるんです。
この日は珍しく表から入ってゆきました。

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録音技師が到着し早速レコーディングが始まります。
店長と山路さんのインプロ。
打楽器による刺激的な掛け合い。
オソラクはほとんど打ち合わせなしに進められているけど、
凄いシンクロ性を2人のドラミングからモワレのように現れるポリリズムに感じる。


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山路さんのプリペアドギター。
ギターが弦楽器であることを忘れさせ、このギターという形状に夢幻のソノリティーを持っていることを改めて感じた気がした。


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これCDになるのか?
そのうちに分かる?
ただ淡々と収録しているエンジニアに不気味な意思を見た。


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2部のセッションは、ひょうたん島トリビュート。
亡き作曲家に捧げるラメント。

1枚のシンバルから音程、音圧、音の強度、トーンを引き出すロッカクさんの図。


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店長から、この録音にキーボードで参加することを先日に頼まれた。
多分僕の名前は、キーボディストということでクレジットされるだろう。


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発作的にレコーディングをする。ということを何だかずっと忘れていた。
最近の「レコーディングに構えすぎ」の心を溶かす楽しいセッションでした。

帰りも1キロ強の道のりを徒歩で帰った。
途中、のどが渇き節電で電気の消えた自動販売機でチューハイを買って飲みながら歩いた。
恐ろしく冷えたのを一気に飲んだら若干頭痛がした。