地域活性と観光 | 男鹿萬盛閣つれづれ日記

男鹿萬盛閣つれづれ日記

秋田県男鹿半島にある温泉旅館「男鹿萬盛閣」の女将から、いろ~んなことをつれづれに発信していきます。観光のことやお天気のことなど、ご質問もお気軽に!

たいそうな題名を掲げてこれまた

今日はツイッターを見て温泉に入りに来てくださった方がいらっしゃいました。いろいろ仕掛けをしている方だとわかったのでうれしくなってこんなことをふと。

観光協会の委員さんはほとんどが観光業の方です(宿泊業も含めて)。私たちは土日休むことができません。特に昨今は人件費を厳しく抑えているところが多いので、土日などは自分たちが現場で動かなければいけない人たちがほとんどです。大型旅館さんであれば、逆に土日に人が多く出勤するので自分たちが動きやすいというところもあるでしょうけれど、それは本当に限られた人たち。

でも、観光業は土日にいろいろなイベントや仕掛けをしないとお客様にアピールできません。私が観光協会の中に入って一番感じたのがこの部分でした。何で協会員の人が責任を持ってイベントをやらないのかな?発言をしないのかな?何で事務局任せなのかな?何で観光課の人たちだけにやらせるのかな?

要は、観光業の人たちは、イベントの当日は動けない。現場にいない。だから事務局や市の職員さんにお願いするしかない→現場がやりやすいように考えなければいけない→発言がしにくい→何かアイディアや意見を言うと「それやりますから、必ず当日は現場で指揮してくださいね」と言われる→土日に休めるわけがないので現場にいけない→意見が言いにくい→いざイベントを実行してみて、観光業者にメリットがでないと、実行した人たちに文句を言う→だったら自分たちで考えて動けよ、と言われてしまう→お前たち観光業者が儲かるために俺たちがやってやってるんじゃないか、と言われてしまう

こんなことでしょうか。もちろん、そういった現場の人たちが企画を考え実行するのはとても大事なことです。お客様目線にも立てますしね。ただ、観光業に携わる人たちがいつの間にかそこから外れていってしまうんですね。そこの意思の疎通がうまくできないから、なんかいっつも空回りして観光が形骸化してしまうのではないかな、と感じました。

それよりも、当日参加できようができまいが、観光業者として意見はちゃんと言うべきだし、現場に行けない観光業者の言うこともちゃんと聞くべきだし、行けないけど責任感を現場の人たちと同じように持つべきだし、なにより、計画や打ち合わせをもっともっとたくさんやって、打ち合わせがメチャメチャ楽しい!ってなれば、それだけで当日はうまくいくような気がしてなりません。打ち合わせの盛り上がりがイベントの成果につながるのではないかしら。

な~んて、支離滅裂なたいそうなことを大きくブログでつぶやいてみました。