もう記憶が定かではないので順番には自信がありませんが、私が楽器を持ってテレビの番組やFM番組に夢中になっていた高校生の頃、憧れの対象は邦楽から洋楽に変わって行くというごく一般的な流れがありました。邦楽もあまりテレビには出ていなかったロックバンドをたくさん聴くようになっていました。外道、クリエーション、コスモスファクトリー、ノベラ、ジョニー、ルイス&チャー。
実はその中にVoiceRhythmという名前のバンドが有りました。好きな音楽もロックバンドからファンキーなバンドに変わりつつあった時でして、そのバンドはシンガー、ベース、ギター、ドラム、キーボードと全てが無茶苦茶かっこよかった。【過激なラブソング】【We are thVoice&Rhythm】【ITEMAE MUSIC】
全世界のピーポー！ときましたよ、いやー最高す。
実は東京に住んでいた時に友達の友達にVoiceコピーバンドが居て、すんごく羨ましかったのを覚えています。
それくらいの時に行きつけのバーが有りまして、そこのマスターのガクちゃんから色々音楽を教えて貰っていました。
で、大好きになったバンドはザ.フーとソーバッドレビュー。
ソーバッドレビューのアルバムはそのバーに行くたびにかけていただきました。
あ、Voice&Rhythmのギターの人のバンドや、あ、山岸さんも。
もう、それからは寝ても覚めてもソーバッドレビュー。
マスターのバンド名なんて
天狗レビュー（笑）
ソーバッドレビューの曲が大好きなになりました。
特に
真夜中の歌姫
銀太郎
しょぼくれ。あかんたれ
おかあちゃん、俺はもう出かけるで
何曲かの歌詞は大阪弁丸出し
完璧にエアードラムができたもんです。エアードラムが！
このライブアルバムには
What's going onが収録されていました。
そして、あのThe Voice&Rhythmがトリオで再結成！しかもね、レコード会社が
バリバリレーベル！まじかよ！
暑くなりましたよ！
即購入！毎日聴きまくりました！
特にバラードの
Slow fire
でのサビの部分のベースラインは未だにいただいております。ありがとうございます。
I can 抜き足差し足 Slow fire～
Everybody毎度on the street
これのPV？なんて最強。なんだかゆっくり進むアニメーションみたいなんやった。
The Voice&Rhythm Ⅱ
何て最強ですもん。
しゃきしゃからっぷ
は
さんまのまんまのオープニング曲やなかったやろか？
大阪ですから、毎週番組の最後でThe Voice&Rhythmの生演奏があったりしてたんです。なんやったですかねーあの番組
あー、あれは………やわ。
確か石田さんから教えてもらったけど忘れた。すんません。
しばらくしてから友人の井上おーたか氏から紹介を受けて石田さんと飲む機会を作ってもらったんです。
いや、そら、緊張したよ。チキンジョージのプレオープンの前日やったかなー
チキンジョージのオーナーと石田さんと私と井上おーたか氏の四人。
実は色々と石田さんから質問されまして
君の職業は？
旅芸人です。
君の行きたいところは？
マダカスカルです。
おー、俺と一緒やん、職業も行きたい場所も。
でな、この笑い飯のネタがかなりいいんよ
と携帯に保存してあったネタを見せてもらいました。
いやー朝まで飲みましたねー。
その後、ソロのライブにも何回かお邪魔して
あの早口、おもろいMCを聴かせてくれました。
で、数年後にまた飲み会でご一緒。
あ、久しぶりやね、覚えてるで、インパクト強いからなー自分、春一番とか、でてたやろー。
いや、嬉かったす。
その後は
ずっと
プロレスとバンクラス話。
私、その頃はリングスは完璧でしたが
パンクラスはレンタルビデオ屋さんでたまに借りて見る程度。
しかし、話題には必死でついて行きました。
当時、一緒にバンドやっていた住友くんがチャーさんが主催したイベントで
石田さん、住友くん、鮎川さん、チャボさんとやっていたのを見て熱くなりましたもん！わー、すげー、楽しそう！
それから何年も経ったある日
佐賀県のイベントからメインステージのメインゲストでとオファーがあり
大好きなドラマーのロジャー高橋さんに声をかけ、ボスに相談したんです。
ロジャーさんと私のリズムセクションで佐賀県のイベントに出演したいのですが、
ギタリストを紹介していただけませんか？
あ、石田さんに聞いてみよか？
へ？
いや、石田さんよ。
はい？
石田長生さん
鳥肌がたったのを覚えています。
で、石田さん快諾。
私もロジャーさんもどんなに喜んだか！
で数日後、music bar S.O.Ra.で有山さんのライブが有りましたので打ち合わせに行きました。ちゃんとした紹介もしていただき、握手とかしたりなんかして。どんなけ嬉かったかー。
で、渡された手書きの譜面と封筒
譜面は私の宝物だから見せてあげませんがー
佐賀県のイベント
SMFでの曲順は
のっけからベースソロ(￣▽￣)
ケツもベースソロ(￣▽￣)
前日に佐賀入りしてリハーサルを6時間取っていましたので、
佐賀には一緒に行く事にしました！
という事で新大阪で待ち合わせして佐賀に向かいました。おもろい話ばっかりしてくれましてねー。笑い疲れて二人とも寝てまいまして(￣▽￣)
で、リハーサルはかなり真剣にやらせていただきました。最高でした！
しかも選曲にWhat's going onがある。
どへー、まじすかー。
無茶苦茶練習とゆーか
聴き込んだのを覚えています。
リハーサル終わりに三人で飲みに行きました。石田さんとロジャーさんはかなり懐かしい話をしていて、なんでロジャーさんとバンドをやろうと思ったか、石田さんとバンドをしてどんなけ成長したか、等たまらん話をしてくれました。
で、当日は雨。ウルトラ生憎の土砂降り
関係なく熱く客席に話しかける石田さん！
5曲終わったあたりで雨も本降り
さ、Purple Rain!ナイスをシュチュエーション！
しかしながら主催者から
後五分
のテロップ
は？なんで？まじで？
俺はこの日のために
Around the midnght無茶苦茶練習したんだがーうーむ。Purple Rainはどうするの。
The weightは？
しかしながら石田さんは
オーケー、みんなもう最後の曲だ！
さのー、やるぞー
IKO IKO!
なんて優しい！
佐野くんわステージに呼んで楽しくステージは終わりました。
小笠原、お疲れ、What's going onのベース無茶苦茶よかったで！ほんま。
超嬉かったす。
俺も大阪に戻ったから、落ち着いたらまずは大阪でこのトリオやろなー
待っていたこの言葉！嬉しかったなー
それから2度3度お会いしましたが、ほんまにいつもご機嫌で優しかった。
それから入院。
亡くなる前々日にmusic bar S.O.Ra.でライブをさせていただいた時に石田さんを応援するこのアルバムを購入しました。
その翌日は朝一からアメリカ領事館でのビザの面接、リハーサルと一日中忙しくしていまして、リハーサル終わりでバタンQ.
でその翌日も朝一から音楽学校での授業。終わるやいなや福山に直行。
その学校に行く朝に1本のメールをいただきました。石田さんのスタッフの西田さんから。
内容は
石田さんの訃報でした。
ん？まじで？ほんまかいな？
ありえないやろ。なんでやねん。え？
回復してんちゃうの？
色々な思いで頭の中はグチャグチャになりました。しばらく放心状態。
今年の3月に立ち上げた
Kalorie kingというバンドは自分なりのFunkをぶつけたバンド。でも多分ロック色が強いと思います。
それは、ソーバッドレビューやThe
Voice&Rhythmみたいなツインギターの構成にしているんです。だからギターバンドなんです。実は。Funkに憧れているわけです。
それで何曲かは日本語で歌詞を書きました。ソーバッドレビューみたいなバンドに憧れていますので。
少しおしゃれな感じのバラードも日本語でつくりました。
ソーバッドレビューに憧れていますので。
そんな矢先の訃報。
悲しみが信じられない大きくて。
昨日、今日とお別れと感謝の気持ちを伝えに参りました。
わたしの大好きな石田さんがいました。
悲しかったなー。ほんまに。でも有山さんの弔辞で気持ちはすごく晴れました。
ほんまに感謝の気持ちしかなかったです。
石田さんから最後の伝言が
沖縄の阪神タイガースのキャンプに～～～～～～～はえーけど～～～～気をつけやー。
以後、気をつけます。ありがとうございます（笑）
大阪のラジオは
一昨日も昨日も今日も
石田さんの曲をバンバンかけ続けている
真夜中の歌姫
過激なラブソング
銀太郎
The weight
大阪に生まれ育ってほんまに良かったと
心の底から思いながらお別れに向かった2日間でした。大阪やからやで、これほんまに。大阪やなかったらありえへんかったもん。
石田さん、ありがとうございました。
また、あっちで逢えたらまたよろしくお願いします。
しばらくはゆっくりお休みください。
ほんまにありがとうございました。
小笠原義弘