老齢年金は通常65歳からいただけますが、私の年代は特別支給の老齢厚生年金なるものがいただけます。これは昭和60年の法律改正により、厚生年金保険の受給開始年齢が60歳から65歳に引き上げられたため、受給開始年齢を段階的にスムーズに引き上げるために設けられた制度です。男性の場合、昭和36年4月1日以前に生まれたことが条件となっており、私もかろうじて引っかかっています。そのため64歳の誕生日前日に、受給資格を得ることができました。
資格を得るとすぐに年金事務所に行き、申請書を提出してきました。私の場合、定年退職までは共済年金で、退職後の再任用となってから厚生年金保険料を支払っています。そのため(請求書の提出は1回で済むものの)年金としては共済年金と厚生年金の2つとなるため、手続きに時間がかかると言われました。だから4月の支給日には間に合わず、6月の支給日から支給開始となるかもしれないと言われました。
だから4月は期待していなかったのですが……。
ところが先日、厚生年金の支払通知書が届きました。4月の支給に間に合ったようです。しかし通知書を開いてみると……4月の支給額が載っていましたが、月1万円もありません。まあ、厚生年金には4年しか入っていませんから、こんなものなんでしょうね。
共済の方は間に合わないのかなあと思っていると、こちらも届きました。開いてみると、やはり4月から支給されるようなことが書いてありました。これで一安心です。
とりあえず、来年の3月までは給与のほかにいくばくかの年金も入りますので、貯金の急激な目減りに歯止めをかけることができそうです。でも増やす見通しはたたず、いったいいつまで貯金がもってくれるやら……。