岩見沢から峰延まで、青春18きっぷ寺社巡りウォーク1 | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

(1)岩見沢から岡山まで

 鉄道散歩をしようと思った日に悪天候だったり、期間の後半に妻の緊急入院があり遠出をしづらくなったりして、青春18きっぷを使いきれないというピンチに見舞われました。

 それでも有効期間の最終日である9月10日にJRヘルシーウォーキングの砂川ウォークが開催されるため、ここで最後の1回を使おうと思っていました。ところがこの日に妻が退院するということになり、まさか鉄道散歩を優先するというわけにはいきません。泣く泣く諦めました。

 しかし転んでもただでは起きません。それならばと9月9日に休暇を取って、プチ鉄道散歩を計画しました。明るい時間に帰宅できるようにしておけば、病院に行かねばならなくなったとしても対処できます。そんな近場への鉄道散歩を計画しました。

 そうして決まったプランが、岩見沢駅から峰延駅まで歩き、その途中にある寺社を巡って歩くというものです。これならば、17時過ぎには帰宅できます。

 当日は6時55分発の旭川行普通列車でスタートしました。この日は平日ですから、高校生でいっぱいになります。ただ美瑛発の列車なので、ロングシートに空席を見つけることができました。

 7時30分に旭川に着き、コンビニでおにぎりを購入します。そして8時10分発の岩見沢行普通列車に乗り込みました。発車前におにぎりを食べて朝食終了です。

 列車は順調に進み、定時に岩見沢駅に到着しました。岩見沢駅から、ウォーキングを開始しました。



 最初の目的地は東神社です。GoogleMapを頼りに進んでいきますが、途中で突然最初とは違う道を案内し始めます。当初は幾春別川沿いに歩くよう指示していたはずなのに、いつのまにかぐるっと迂回するように指示されました。そんなことをするとかなりの遠回りになります。無視をして幾春別川沿いの道を進みました。

 するとそこに、鳥居が現れました。



 そこになにかの碑でもあるかと目を凝らしましたが、何もなさそうです。よく見ると、この先にも同じような間隔で鳥居が建てられています。なるほど、これはよく塀などに書かれている、立小便を禁止するマークの鳥居ですね。そんな鳥居の意味を、久しぶりに思い出しました。

 幾春別川を離れて東通に入り、しばらく進むとJR函館本線の踏切がありました。踏切を渡ると往来安全地蔵がありました。お地蔵様に手を合わせ、先に進もうとしたら、踏切が鳴り始めました。お地蔵様の後ろを走る列車の写真を撮ろうとスマホを構えましたが、タイミングがちょっと早すぎたようで、かろうじて先頭車両の一部しか写りませんでした。



 それからしばらく進むと、右前方に鳥居が見えてきました。この鳥居をめがけて進みました。

 



 東神社は徳川家康公、池田忠継公、池田忠雄公、池田光仲公、池田慶徳公が祭神として祀られており、このほか大國主大神が合祀されています。

 かつては社殿も社務所もありましたが、社務所が老朽化のため消滅し、その後社殿も倒壊したため、現在はかつての社殿の跡に石碑があるだけです。

 そのほか狛犬さんや石燈籠、手水鉢などは当時のまま残っています。狛犬さんは大正11年に建立されたもので、阿吽の配置は左右逆となっています。江部乙神社の狛犬さんと似た雰囲気を持つ、愛嬌ある表情です。

 



 石碑前にある二の鳥居は趣のある木製鳥居でした。石碑の前でお参りをしました。

 



 この東神社の近くにはラーメン屋があるのですが、まだ11時前だというのに駐車場はいっぱいで、外まで並んでいる人がいます。どうやらこのお店、超人気店のようで大変に気になる店でした。時間の制約がなければ、その列の後ろに並んでみたかったです。

 そのまま国道12号に向かいました。国道12号に出ると、まず反対側に渡りました。そのまままっすぐ三笠方面に向かいます。

 まもなくファミリーマートの前に出ました。ファミリーマートから道路を挟んだ先に神社が見えます。ここが岡山神社です。ファミリーマートと岡山神社の間の道路はちょうど市界となっており、ファミリーマートは岩見沢市岡山町、岡山神社は三笠市岡山と、住所も紛らわしくなっています。

 岩見沢の神社・寺院が紹介されている冊子の中にも掲載されています。それによると、三笠の岡山地区は岩見沢の岡山地区と隣接して郷里も同じような人が多いということで、合同して宇佐八幡宮に祀られる神を祀ったのが始めということです。御祭神は応神天皇と神功皇后となっています。

 境内はきれいにされており、拝殿前には一組の狛犬さんがあります。平成3年に建立された、比較的新しい狛犬さんです。また東宮殿下行啓記念碑がありました。

 



 拝殿でお参りをして、岡山神社を後にしました。

 岡山神社を後にして国道12号に戻り、少し進むと岩見沢市との市界に出ました。振り返ってみると岩見沢市のカントリーサインがあります。



 しかし反対側の車線を見ても、三笠市のカントリーサインはありません。普通はここに市界が入っていれば、反対車線に三笠市のカントリーサインが出ているはずなのに。

 その理由は、ここから美唄市との市界までの区間は、国道12号のセンターライン付近に岩見沢市と三笠市との市界が続いているのです。そのためこちら側の歩道は三笠市ですが、反対側の歩道は岩見沢市という状態が続いているのです。そのため三笠市を歩くというのであれば、こちら側の歩道でなければいけません。そのまま国道12号の三笠市側歩道を歩き続けました。