豊かな緑に囲まれた田園風景・深川ウォーク | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 深川ウォークのコース図を見ると、北海道三十三観音第13番札所である高野山真言寺のすぐそばを通ります。これは参加しないわけにはいきません。すぐに参加を決めました。

 ショートコースは6キロ。基本コースは11キロと、大きな差があります。当初は真言寺の横を通ってゴールの深川駅に向かう基本コースを歩くつもりでしたが、この3日前にいつでもウォークで浦幌を歩き、コースのアップダウンで受けたダメージからの回復が遅れています。加えてこの日は雨模様の予報でもありました。そこでショートコースを歩くことに変更しました。

 9時過ぎに深川駅に到着し、マップを受け取って歩き始めました。



 最初は駅前の通りを深川橋に向かって歩きます。



 少し歩いてからコースをそれて、高野山真言寺に向かいました。



 高野山真言寺は北海道三十三観音霊場第13番札所です。本堂に向かうと中の戸は閉まっているようで、お参りは御拝(入口礼拝所)でお願いしますと書かれています。ローソク・お線香は外の献灯台に立てるようにとのことで、そのようにしてお参りをしました。



 お参りを終えて庫裏に行き、納経帳に御宝印をいただきました。

 真言寺を出るとすぐ近くに花園公園があり、その一角に深川花園稲荷神社がありました。



 参道は鳥居からまっすぐ伸びてから右90度に曲がっています。参道を曲がると二の鳥居があり、その先に拝殿がありました。拝殿のシャッターは下りていますが、そのままお参りをしました。



 拝殿には気になる金属製の筒があります。そこにはおみくじの説明書きもありました。この筒の下部には小さな穴が開いており、筒をよく振るとその穴から切れ目のついている棒が出てくるそうです。その切れ目の数により易板を見て判断するとのことでした。

 易板を見ると凶や半凶もあります。ちょっと緊張しながら振りました。出てきた棒の切れ目の数は7です。易板を見ると、運気は吉でした。





 ちょっと安心して、ウォーキングに戻りました。

 駅前通りに戻ると、すぐに深川橋があります。その手前を左に曲がり、石狩川の堤防へと進みます。



 ときおり霧雨のような雨の降る中、堤防を歩きました。リュックの中には大切な納経帳が入っているので、真言寺を出た時点でリュックにはカバーをかけています。ですからこの程度の雨は問題ありません。むしろ暑さを抑えてくれる、適度なシャワーにも感じます。



 石狩緑地を眺めながら歩き、その後は支流の入志別川の堤防となります。それから深川市総合運動公園へと向かいました。

 深川市総合運動公園の陸上競技場は、かつてホクレンディスタンスチャレンジの観戦をした競技場です。またこの競技場と運動公園の敷地内(ウッドチップのランニングコースがあります)を舞台にして行われた深川市民駅伝にも出たことがあります。市民じゃありませんでしたが、市民が入っていれば出場できるというようなルールだったと記憶しています。

 そんな懐かしさを感じながら、運動公園内を歩きました。



 運動公園を出ると大正緑道があります。大正緑道とは、深川市と妹背牛町に水を送る大正用水の上に設けられている緑道です。大正5年に完成して大正用水と命名されたこの用水路は、現在はBOX化されており、その上が緑道として整備されています。その大正緑道を歩きました。



 やがて道道57号にぶつかります。そこには大正用水調節水門がありました。



 当時の7丁目調節水門の一部を復元したもののようです。

 それから道道57号を進み、右に折れて函館本線の線路に向かいます。



 函館本線の踏切を渡って少し進むと、再び大正緑道が現れました。



 大正緑道を進むと、国道233号に出ます。



 国道を少し進んで左折してしばらくすると、基本コースとショートコースの分岐点に出ました。



 私は迷わずここを左折して、深川駅を目指しました。

 やがて深川駅に向かうフリーロードに出ます。このフリーロードを渡って、深川駅にゴールしました。



 この日は途中で小雨が降ったりやんだりしていました。そのためゴール処理をすると雨の日ポイントが加算されていました。ちょっとうれしく思いつつ、帰路につきました。