絶景と うにかに合戦 満喫し~第13回利尻島一周悠遊覧人G完走記2 | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

(2)かにでスタート

 6月1日。好天です。天気予報を見ても、この土日は天候に恵まれそうです。楽しい旅の予感がします。私は前日のうちに用意した荷物を持って、瀬越駅のホームに立ちました。

 やがて列車がやってきて、私は乗り込みました。



 留萌本線の沿線風景は非常に寂しいものです。時には人家もまったく見当たらない山の中を走ります。



 快適なローカル線の旅を終えて深川駅に着きました。

 深川駅では1時間ほどの時間があります。この間に駅前のコンビニでおにぎりを買い、質素な朝食を済ませます。

 天気もよかったので早めにホームに出て待っていると、キハ183系の特急オホーツクがやってきました。

Road to SAROMAN BLUE-オホーツク


 このオホーツクを見送ってしばらくすると、キハ261系の特急スーパー宗谷がやってきます。

$Road to SAROMAN BLUE-スーパー宗谷


 自由席に乗り込むと、狙っていた左側に空席を見つけます(もしも空席がなくても、次の旭川で相当数の乗客が降りるでしょうから、そこで確保しようと思っていました)。音威子府を過ぎてからの天塩川の絶景も、稚内が近づいてからの利尻富士の絶景も、いずれも左側ですから。

 旭川までは函館本線。そして旭川から先は宗谷本線となります。宗谷本線に入ってからはカーブも増えてきますが、振り子列車であるキハ261系は減速せずに突っ走ります。ですが・・・私は振り子列車が苦手なのでした。列車で酔うことは滅多にないのですが、振り子列車だけは話が別です。酔わないように注意をしました。

 でも名寄から先は軌道そのものが高速化対応されていませんので、最高時速も抑えられ車体も傾けられなくなります。あとは快適な旅となりました。

 音威子府を過ぎて天塩中川までの区間は、狭い谷を流れる天塩川の両岸に鉄道と国道が走る絶景区間です。今まで国道側からは何度も見ていますが、鉄道から見るのは初めてのこと。とても楽しみにしていた区間です。しばしその絶景を楽しみましたが、雪融けのため増水し川の水が濁っていたことは残念でした。

Road to SAROMAN BLUE-天塩川


 雄信内を過ぎてからは利尻富士もよく見えるようになってきます。抜海を過ぎて間もなく日本海に浮かぶ利尻富士が見える絶景ポイントを通過するのですが、そのときはアナウンスが入り列車も減速するというサービスをしてくれました。

Road to SAROMAN BLUE-利尻富士


 やがてスーパー宗谷は日本最北の駅・稚内にすべり込みます。今回の遠征の目的のひとつである宗谷本線乗りつぶしを達成しました。

Road to SAROMAN BLUE-最北の線路


 まずは昼食です。稚内駅周辺で食べようと思い事前にいくつか調べておいたのですが、その中でもっとも注目したのがJR稚内駅と同じ複合施設「キタカラ」内にあるお食事処ふじ田のかにチャーハンです。利尻に渡ってからはうに三昧の予定ですので、ここはまずかにでスタートです。

$Road to SAROMAN BLUE-カニチャーハン


 期待通りの美味しさでした。幸先のいいスタートです。

 フェリーの時間にはまだありますから、それまでは周辺観光の時間です。稚内駅周辺で目につくところというとやはりここ、利礼ドーム(稚内港北防波堤ドーム)です。

Road to SAROMAN BLUE-利礼ドーム


 今までは通りすがりのように見ることはあっても、じっくり見たことはありません。今回はゆっくり歩きました。

 かつてはこのドーム内に稚内桟橋駅があり、大泊(現在のコルサコフ)まで連絡船も出ていたそうです。

Road to SAROMAN BLUE-稚泊航路記念碑

Road to SAROMAN BLUE-C55動輪


 ドーム周辺をゆっくり散策した後、まだ時間はありますがフェリーターミナルに向かいました。(つづく)


(3)うにの利尻富士


(1)乗りつぶしの旅