留萌本線は、深川駅と増毛駅を結ぶ66.8kmの路線です。本線を名乗るJR線の中では、66.1kmの筑豊本線に次ぐ2番目の短さだそうです。
今朝の北海道新聞によりますと、箸別と増毛の間で線路を雪と土砂がふさいでいたそうで、昨夜19時35分ころ、増毛行きの普通列車がこれに乗り上げて、前輪が脱線しちゃったそうです。なんでも、2005年の3月にも、この付近で同じような脱線事故があったようですね。
この冬は積雪が多いことに加えてここのところの暖気で雪崩もおきやすくなっているでしょうからね。でも乗客1人と運転士には怪我がなかったそうで、そのまま箸別駅まで歩いて戻ったそうです。大きな事故にならなかったのはよかったです。
この留萌本線。昭和21年3月14日には、信砂川橋梁で吹雪が原因による列車脱線転落事故が起こり、17人が死亡したといういたましい事故も過去にはあったようです。
この1年を振り返ると、留萌本線で列車が運休するという機会はけっこうあったようです。大雨による運休もありましたし、雨により土砂が崩れて運休になったこともありました。冬になってからは大雪で運休ということも何度かありました。そういえば先月、奥さんを北大病院へ連れて行く日も、留萌本線は運休していました。
厳しい条件の中をせっせと走っている留萌本線。大変なことと思いますが、地域の足として、これからもがんばってほしいと思います。
いずれ、峠下駅~恵比島駅間の前面展望も撮ってみたいと思いますが、ちょうどこの事故があった箸別駅~増毛駅間は、昨年の春に撮った前面展望動画がありますので、ここに載せておきますね。