ランニングライフ | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 月曜日から疲れている。しかしそんなことを言ってたら、多くの人に叱られてしまう。


 年の瀬が迫っており、走友の中にも仕事に追われ走る時間も取れなくなっている人も多い。ブログの書き込みなども全然できなくなっている人もいる。そんな中私は、暦通りに休み、先週は更に2時間の休暇まで取っている。ラジオに出た翌朝の強行軍も、この土日を費やしたテープ起こしも、すべては自分が好きでやったこと。疲れたという言い訳にはならない。ということで、今週もきっちりと仕事をしなければ・・・。


 しかし仕事を終えるとまたもこのブログが待っている。毎日の管理、なかなか大変なものがあるし、自分でもようやるな、と思うことがある。でも自分はやっぱりこれが好きなんだわ。疲れていてもブログを書くのは苦にならないもの。


 ものを書くことも好きだから、ブログを書くのも苦にならない。でもそれ以上に、ほんっとに走ることが好きなんだなぁと思う。その割に、練習はサボるけどね(笑)。でもこのサボることも含めて自分のランニングスタイルなんだよね。無理をしないで、自然体で走る。「走らなければならない」という気持ちは封印して。


 アスリートの風の中で目標タイムを聞かれて特にないって答えたけど、あれは嘘(爆)。今年は3時間40分台が出たから、次は30分台っていう目標はある。でもあそこで聞かれてそう答えたら、普通のランナー的にはそれが第1目標ととらえられると思う。それが嫌だったから、とっさに嘘をついた。3時間30分台で走ることと、北海道マラソンを各関門3分前で通過するのとどちらを選ぶ?と聞かれたら、迷わず北海道マラソンを選ぶもの。


 自分が走ることも好き。そして走っている人を見るのも、応援するのも好き。それだけに、多くの人に走る喜びを知ってもらいたいと思う。だからそのことを伝えたい。でもそれは、思っているよりも難しいこと。まったく走りたいとも思わない人に、いくら言葉で伝えようとしても伝わらないと思う。少しでも興味を持ってくれれば、うまく入り込んでいくことができるかもしれないけど。


 だから今の自分にできることは、走り始めて、走る楽しさがわかりかけている人に、もっともっと楽しいよと伝えていくこと。こういう楽しみ方もあるんだよということを、もっともっと伝えていくこと。そうすることで、ランニング依存症患者を増やしていく。ランニングウイルスを蔓延させていく。


 実は皮肉屋の私。評論家的性格を持ち、文句を言うがなかなか行動しようとしない私。でもそれじゃあなんにも変わらない。だから文句を言いながらも行動はする。ランニング依存症になってから、大きく変わってきた。そして日常生活でも行動できるようになってきた。むろん仕事の場面でも。本当に前向きの人生を送ることができるようになってきた。これは自分でも驚きだ。


 文句は言うが行動しない。行動しないから何も変わらない。何も変わらないから文句を言う。いわばストレススパイラルに陥った私は抑鬱状態となり、精神病院に1ヶ月間入院した。それが1997年2月のこと。あれから8年あまり。私はまるで別人格になったように変貌を遂げた。それもすべて、ランニング依存症という新たな病気に感染したおかげだ。


 先日、FMアップル のN社長ともお話ししたことだが、ランナー同士で飲むのは本当に楽しい。これは飲むときばかりではなく、話をしていても本当に楽しい。どうしてなんだろう?同じ趣味を持っているから?でもそれだけじゃあないと思う。他の趣味を持っているとき、同じ趣味というだけでこれほど深いつながりができあがるだろうか?どんな関係でも「走っています」の一言ですぐにうち解けあうことができる。これってランニングが持つ魔力なのではないだろうか?


 どんな形でもランニングに関わること。それが今の自分にとっては最高の喜び。それがあるからこそ、常に前向きに生きていられる。だからこそ、札幌で練習会という話が出たらすっ飛んでいってしまうのだ。アスリートの風に出ないかと言われたら、待ってましたとばかりにすっ飛んでいってしまうのだ。


 話変わって東京大マラソン。まだ正式名称は決まっていないようだが、2007年2月の開催に向けて準備が進められているようだ。市民マラソンを応援する文化が根付いていないと思われる東京での開催。私は絶対にうまくいかないと思っている。だから第1回大会は出ない、という皮肉屋の私がいた。


 だけどそれは、私のランニングスタイルに反することだ。


 どうすれば、東京にそういう文化を定着させることができるのだ?少なくとも皮肉な目で失敗を期待して眺めていることはなんの役にも立たないだろう。それよりも、東京に市民マラソンを応援する文化、そしてゆくゆくは市民マラソン大会を育てていく文化を創ることに参加した方が、ずっと面白くないか?


 じゃあ私に何ができる?いや、私たちランナーに何ができる?


 沿道で応援している人たちと一体になろうよ。私たち市民ランナーが笑顔で楽しそうに42.195kmを走る姿を見ると、沿道で見ている人はきっと不思議がるよ。どうしてあいつらはあんなに楽しそうなんだろうって。そう思ってくれればしめたもの。少しは市民ランナーという人種に興味を持ってくれるだろうから。東京都民のコンマ何パーセントかでもそうやって興味を持ってくれたら、それはすごく大きなうねりとなる可能性もあるんじゃないか?そうしたら10年後には、NYCマラソンのような雰囲気ができているかも。


 東京大マラソンを市民ランナーの笑顔で埋め尽くすプロジェクト。一緒にやりませんか?失敗しても、失うものは何もないしね。


 さて、今日もやはり右膝が痛い。これまで痛めてきたものと違い、膝の中の方から痛みが出ているようだがその場所をなかなか特定できず、しかも無理して走れば走れるような鈍い痛みである。しかし不快な痛みのため、気持ちが萎えると走れなくなる。札幌マラソンのときがそうだった。幸い旭川と北海道ロードレースは気力が充実していたので最後まで負けなかったが・・・。


 シーズンオフ、ということで、早めに病院へ行った方がいいかもしれない。「痛い、痛い」と騒げば内服薬も処方してくれるだろうし、それは来年のサロマでも使える(笑)。


 ウルトラマラソンで得られる喜びは、フルマラソンの何倍も大きい。しかし当然ダメージも大きい。私はダメージの大きさ故にそのシーズンを棒に振るかもしれない、というアドバイスを受けていたので現状を受け入れることもできるが、そういう意識がなければショックと焦りがあったろうな。これからウルトラに挑戦しようという皆さんも、そのダメージの大きさだけは覚悟して挑戦していただきたいと思う。


 いつだって 走る喜び 伝えたい


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