1人の方が気が楽と思ってしまう | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

1人の方が気が楽と思ってしまう

高見綾

 

こんにちはラブラブカウンセリングサービスの高見綾 です。

 

水曜日は「素敵な愛の育て方」というテーマでお届けしています。

東条正貴 中山塁  と私・高見綾の3人が交替で担当しています。

    

 

「1人で家でゴロゴロしているのも好きだし、パートナーと2人で一緒にお出かけするのも楽しい」というように、両方を楽しめるような成熟さがあるといいですよね。

 

1人でも2人でも楽しむことができたら、相手に依存しないでいれて、かといって自立しすぎているわけでもない状態なのでバランスがいいですし、とっても自由な感じがしますね。

 

ところが、パートナーは欲しいと思っているものの、1人の方が気が楽だわ~と感じたことのある人もいるのではないでしょうか。

例えばこんなケースです。
 

パートナーは欲しいと思っているんですけど、もしかしたら、できたら面倒くさいかもなって思う瞬間があるんです。

1人でいれば、何を食べても、何をしていても自由じゃないですか。自分の時間の使い方は全部自分で決められますし。それが結構気が楽なんですよね。

ところがパートナーができると、自分の思う通りにはいかないと思うので、本を読んだり、ゴロゴロしたり、掃除や洗濯をしたり、そういったことができなくなる気がするんです。

パートナーが欲しいと思ってるのに変ですよね?

パートナーができても、意見が食い違うことも出ると思うので、それをまた調整していくことになるのかなぁ~と思うと、なんだか面倒くさくなっちゃって。

 

    
 

このケースでは、まだパートナーがいないのですが、いない時点から、すでに想像して疲れてしまっているようですね。

 

頭ではパートナーが欲しいと思っていても、1人の方が気が楽だと思う心があると、無意識のうちにパートナーを遠ざけてしまいます。


それが、「パートナーがいないほうがいい理由」になってしまっているんです。

 


そもそも、パートナーがいると、どうして自分の好きなことが自由にできなくなると思っているのでしょうか?

本当は、パートナーがいても、自分の好きなことをやってもいいはずですよね?

 

まずは、「パートナーがいる=好きなことができない」という図式が自分の中で成り立っていることに「気づく」ことが大切です。

 

自分の中で、なぜそのような前提があるのかを紐解いていくと、何かヒントが見つかるかもしれません。

 

過去の経験でそのようなことがあったかもしれませんし、過去には何もなくても、自分がそう思い込んでしまっていることもありますよね。

 

 

「パートナーがいる」ことと、「好きなことが自由にできる」ことは両立してもいいはずですよ。両立ができるような相手をパートナーに選べばいいわけですから。

 

 

    

 

 

「1人でいた方が気が楽だ」と考える人は、周りの人に遠慮して我慢していたり、人に気を使うタイプの人が多いように感じます。

 

人の気持ちに敏感だったり、期待されていることを読み取ったり、いろんなことが目についてしまうので、要望に応えようとしている間に、「あれもこれもやることがある」となって、気疲れしてしまうんです。

 

これはパートナー間に限らず、人間関係全般においてその傾向があると思います。

 

ということは、人と一緒にいるときは「自分の好きなように自由に振る舞えていない」ということですよね。

 

「パートナーがいても自分の好きなことをやってもいい!」と、自分に許可を出すためには、日頃から遠慮をやめていく練習をするのが効果的です。

 

遠慮を止めていくといっても、遠慮している人は遠慮していること自体に気づいてないことが多いので、まずは「気づく」ことから始めていくといいでしょう。

 

遠慮というのは、「やりたいことをやっていないか、言いたいことを言っていないか、やりたくないことをやっているか」、そのどれかに該当する、ということです。

 

日頃から、私は今、

やりたいことをやっているかな?

言いたいことを言っているかな?

やりたくないことは止めているかな?

 

と自分に問いかけることを癖にしてしまうといいですね。

 

そうやって一つ一つ自分に確認をしていきましょう。すると、何を遠慮しているのかが見えてくるようになります。

 

 

1人の方が気が楽だと思っている人は、自己完結する傾向にあるので、自分が納得するとそれで完了してしまい、途中経過や自分の気持ちを周りの人に伝えていないことが多いのです。

 

本人としては、ちゃんと周りに言っているつもりなのですが、案外周りの人には伝わっていなかったりします。

 

「いつも何考えているのかわからない」とか、「自分の気持ちをあんまり話さないよね」、などと言われることもあります。言われてみて初めて「えっ、私ってそうだったの?!」とびっくりすることもあります。

 

1人でも2人でも楽しめるようになるためには、自己完結しないでちゃんと自分の気持ちを人に伝える、というのをできるだけ積極的に練習するといいでしょう。

 

「私は、案外、人に気持ちを伝えていないのかもしれない」、という前提に立ってみると、できることがたくさん出てきますよね。

 

今いる周りの人たちに、「ありがとう」の感謝の気持ちや、「私は〇〇が好きなの」といった趣味趣向の話など、なんでも結構ですので、あなたのことを、周りの人によく知ってもらうといいですね。

 

人とコミュニケーションを取っていくことで、自分と人との間にある垣根が低くなってきます。

 

たとえば彼ができたときに、「私は今日は家でゆっくりDVDでも見てゴロゴロしていたいの」と、ちゃんとパートナーに言うことができたら、パートナーはあなたのことを知ることができますし、要望に応えようとしてくれるはずです。

 

でもあなたが遠慮して何も言わなかったら、よほど察することのできるパートナーではない限りは、あなたの望みが叶うことはないでしょう。

 

一緒にいて居心地がいい状態になっていないと、2人の関係性も長くは続かないですからね。

 

最初こそ、パートナーとすり合わせをするための努力がいるかもしれませんが、最初に自分の要望をちゃんと伝えておくことをしていけば、いずれあなたの希望通りに自由に過ごすことができるようになるはずですよ。

 

「自分1人でも楽しいし、パートナーと2人でも楽しい」となれるといいですね。

 

次回は東条正貴カウンセラー です。

お楽しみにラブラブ

 

 

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