「嫉妬」は心のセンサー☆~本当に欲しいものは何ですか?~
いつもお読みいただき、ありがとうございます!
カウンセリングサービスの服部希美です。
【恋と仕事の心理学】、毎週木曜日の「もっとラブラブに」のコーナーは、
山内惠子カウンセラー、やなぎあこカウンセラー、三枝みきカウンセラー、
私、服部の4人でお届けします☆
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幸せなんて、人と比べるものではない、
そんなことは分かっているはずなのに・・
幸せそうにしている人を見ていると、
嫉妬をしてしまう私がいるんです。
そして、つい「あなたは、いいわよね~」って
ひねくれた見方をしてしまったり、
ちょっぴり、相手の不幸を願っちゃったり、
粗探しをして、ホッとしちゃったり(汗)
「私って、本当に心が狭い人間だなぁって思うんですよね。
でも、どうしたらいいのか分からないんです・・」
そんなお話を、カウンセリングでお聞きすることがあるのですが、
実は「嫉妬」って、自分や人を責めるためにあるわけではなく
自分の本当の気持ちを教えてくれる有能なセンサーなんですね。
あなたは、その人の「どの」部分に嫉妬しちゃいますか?
どんな行動や言動に、イラッとしちゃいますか?
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嫉妬という感情って、誰しも
出来るなら、あまり感じたくない感情だと思うんです。
そして、とってもとっても扱いに困る感情の一つ、だと思うんですが
みなさんはいかがでしょうか?
たとえば、嫉妬を感じているときの私たちって、
腹が立ったり、妬ましく感じたり、情けなさを感じたり、
思わず、攻撃を仕掛けたくなったりと、
激しい感情に翻弄されてしまいがち、ですよね。
さらに「そんなこと、思っちゃダメよね。私って本当にダメだわ」って
嫉妬を感じている自分を責めはじめ、
今度は、自己嫌悪のループにハマっていく・・。
さらにさらに、自己嫌悪があると私たちは
「こんな私は、隠さなきゃいけない」って感じますから、
自分の気持ちを抑圧したり、人との距離も取りたくなって、
今度は、さびしさの問題まで発生してしまうなんてことも。
で、ここからが本題なのですが
実は、嫉妬の気持ちが出てくるとき、というのは、
目の前の人の存在、というよりも、
目の前の人を使って「嫉妬」をすることで、
自分の潜在意識が、
「私が本当に欲しいものは、コレだよ~」
「私が本当になりたいものは、コレだよ~」
「本当は、、、、諦めきれないんでしょ?」
って教えてくれている、って
心理学では分析したりします。
実は私たちが嫉妬を感じるとき、というのは
「私も、こうなりたい」+「でも、私はなれない」が、必ずセットになっているんですね。
例えば、失恋したての女性が
「私には、ラブラブなパートナーをつくるなんて無理よ」って絶望しているとき、
お友だちが彼と「今度の休みに、彼と海に行くんだ~」って話してきたら。
「なによ~、惚気ちゃって!勝手にやっててよね」
ってイラッとしちゃうかもしれませんが・・
自分にも新しい彼が出来て、
デートの待ち合わせ場所をウキウキで探しているときだったら、
「海もいいよね!どこの海に行くの?」って、
根掘り葉掘り聞いて、情報収集しちゃうかもしれませんよね。
ようするに、「私も、パートナーとの楽しくデートする」ということが手に入る、
って分かっているときって、嫉妬は感じにくいわけです。
同じセリフを、同じ人から聞いたとしても、
自分の心次第で、感じ方って違うんですね。
また、私たちは、自分が欲しい!と思ってないものに対しては、
嫉妬って感じないんですよ。
ひっくりかえしてみると、嫉妬を感じちゃうときというのは、
本当に本当に欲しいもの、が隠れている、と考えられるんです
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「嫉妬」という有能なセンサーを利用して、
自分の本当の願いを叶えてあげよう☆」
あなたがいま、なにかしらに嫉妬を感じているとしたら
そこには、あなたにとって
諦めきれない欲しいものが隠れている可能性が高いです。
「自分は、本当は何が欲しいのか?」を知るチャンス!
という視点で、自分の心を見つめてあげましょう。
ラブラブなカップルをみて、嫉妬しちゃうなら
あなたも、もっともっとパートナーとラブラブになりたいなって
思っているのかもしれません。
もっと人を愛する喜びを感じたい、と願っているのかもしれませんね。
自分より仕事で認められている同僚に嫉妬しちゃうなら
そのお仕事は、自分で感じている以上に、
今のあなたにとって、大切で、大好きなものなのかもしれません。
だからこそ、もっと認められたい、もっと頑張りたい、という思いから
嫉妬しちゃうのかもしれませんね。
職場で、男性陣にちやほやされている後輩を見て、イラッとするときには
私だって、女性としてちやほやされたい!
もっと大切にされたい!という思いが隠れているかも。
私は女性として愛される価値がないよね・・・って、思っていませんか?
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嫉妬という感情を使って、
自分の欲しいものや、なりたいものに気が付いたら
まずは自分で、今の自分の気持ちを、まるごと認めてあげてくださいね。
ああ、私はこれが欲しいのかもしれないな~
でも、手に入らないって思っているんだな~・・・って。
こうやって書くと、カンタンそうに思えるのですが、
実は「本当に欲しいものに気づくこと」が、辛いときってあるんです。
カウンセリングの現場でも、
この部分は繊細に扱わせていただくことが多いです。
なぜかというと、過去の痛みや無力感が
眠っている場合も多いからなんですね。
だってあのとき、手に入らなかったじゃない。
あんなにがんばったのに、ダメだったのに。
望むだけ、ムダなんだよ。私には無理・・・って。
その痛みがまだ残っていることで、
「嫉妬」をつかって、
本当に欲しいものを望む気持ちに、蓋をしている場合が多いんですよ。
でも・・・そうやって、
自分の気持ちを誤魔化し続けているのって、しんどいんですよね。
そして、本当にあなたに手に入らないもの、なのでしょうか?
もし、あなたの中に本当に欲しいものがあることは、
薄々気づいてはいるんだけど、辛いなって感じるときには、
いままでの自分や、辛さもまるごと、
受け入れてあげて欲しいなって思います。
よろしければ、カウンセリングもご利用くださいね。
そして、手に入るか、入らないか
どうやって手に入れるか、は置いといて。
まず、口に出して見ていただけたらと思うんですよ。
「私は、これが欲しい」って。
ずっとずっと、自分の欲しいものをガマンしてきた方って、
これがなかなか、言えないんですよね
カウンセリングでも、ボロボロと涙を流される方が多いんですよ。
私たちの心って、本当の気持ちを認めることが出来ると、
それを叶えるためにはどうしたらいいか?勝手に動き出しますからね。
心が変われば、感じ方が変わり、
行動が変わり、現実が変わりますよ
あなたが心の底から望んでいるもの、
欲しいものを手に出来ますように。
応援していますね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
私の次回の記事は、4週間後になります。
来週は、やなぎあこカウンセラーがお送りします♪お楽しみに!
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