むなしさから抜けるためのヒント

こんにちは、カウンセリングサービスの中山塁です。

毎週水曜日は「素敵な愛の育て方」というテーマで、
東条正貴、私・中山塁、高見綾、の3人が交替でお届けしております。

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「最近、何をやっていても・・・」　
「趣味も友達も充実してるのに・・・」　
「楽しく遊んだり、おいしいものを食べて満足なんだけど・・・」

どこかむなしい。

こういったむなしさというのはもしかすると、
かつて本当に欲しかったモノへの思いが,
心のどこかで未だにくすぶっていることから感じるのかもしれません。

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欲しいものが手に入っていないとしたら、
それはどんな状況なんでしょうね。

まだ手に入っていないだけ・途中の段階なのでしょうか？
それとも手に入れることを諦めてしまったのでしょうか？

まだ手に入っていないだけの場合なら、
目標に向かって手に入れようとしている分、
むなしさは感じにくいことと思います。

一方で、手に入れることを諦めてしまった場合はというと、
すごく欲しいにも関わらず、追うことを止めてしまった（追えなかった）のですから、本当に悔しくて悲しくて、
とても辛い体験だったんじゃないかな？と思うんですよね。

それで・・・、その気持ちって、きちんと消化できていたのでしょうか？

もしその気持ちが未消化のまま置き去りにされていたとしたら、
代わりにどれだけいろいろなものが手に入ったとしても、
満足感は100％にならないのかもしれません。
ですから、その欲しいものが手に入らない日常というものに
どこかでむなしさを感じてしまったりするのではないでしょうかね？

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本当に欲しかったもの――。
それは物やお金（豊かさ）であったり、夢や恋愛、幸せであったりと、
ひとつということもなくて、たくさんあったんじゃないかな？と思います。

でも、私たちはこの「諦めなければならなかったもの」について、
普段から意識して過ごしていたくはないようです（＾＾；）

なぜなら、
私たちは何かを諦める前、欲しいものに向かって全力で頑張ってきたのです。
しかし残念ながら、その頑張りが報われなかったとき、
私達は欲しがることを何とか止めなくてはいけなくなります。
でも“欲しい！”という気持ちって、とても強いものなんですよね。
そんな気持ちを止めるには、
同じような強さやそれ以上の強さを持つ感情である、
怒りなどの力を使って止めるしか無かったりするようなのです。
（子供の頃でいえば、ぐずったり、ふてくされたりしませんでしたか＾＾？）

時にはそこで負け惜しみのような考え方を持ったり、
欲しいという思いとは真逆の態度を取ってしまうこともあります。
「じゃあもういらないよっ！」とか、
「もう二度と欲しがったりなんかしない！」とか。
こういった様に怒りの感情を使って欲求を抑え込んだりもします。

そして私達は怒りのようなネガティブな感情は感じたくないので、
“気持ち”は心の奥（無意識）に押しやられて、
まるで忘れてしまったかのように置き去りにされてしまうのです。
それどころかむしろ、手に入らない悲しみを感じないように、
自分から欲しかったモノを、知らずと遠ざけていることも少なくありません。

でもですね、欲しいという気持ちが無くなった訳ではないのです。
その思いは完了（消化）されるのを待ち続けていたりするのですね。

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今現在、多くのものを手に入れ、
多くの幸せを手にしても、どこか心にむなしさを感じるとすれば、
もしかしたら過去に諦めてしまったものの中に、
心を満たすヒントがあるのかもしれません。

本当に欲しかったものは何だったのですか？

改めて過去を振り返ってみれば、諦めなければならなかった
あの時の怒りや悲しさと向き合うことにもなるかもしれません。
でも、そこで怒りに流されず、
本当に欲しかったものに「心から素直になる」と選択しましょう。
例えば、欲しいものを「欲しい」と、大声で言ってしまいましょう。

もしかすると、そこでは涙が流れることもあるかもしれません。
でも感情を抑えたり、我慢しないで下さいね。
その涙や感情には、
あの時あなたが感じられなかった感情がこもっているのです。
怒りで堰き止め続けていた時間を動かすためにも、
感情を、ただただ感じ続けてあげて下さいね。
そうして凝り固まった感情をゆっくりと和らげていきましょう（＾＾）

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こうして本当に欲しいものに気付けたら、
それが手に入らない現状であれば、現状を受け入れて手放し（卒業し）、
新しい目標を持ってみると良いでしょう。

欲しいモノを手に入れるには自分の成長や努力が必要だったり、
周りの援助や助けが必要だったり、いろいろあるかと思います。
でも、本当に欲しいものに向かっているときって、楽しいんですよね。
そんな時って私達は、
知らぬ間にむなしさから抜けられているんじゃないかな？と思うのです。

それに、「いらない！」から「欲しい！」へと、
欲しいものに素直に向き合えるようになれたあなたは、
すでに“受け取れる”前向きなマインドを備えているはずなのです。
ですので、もしまたかつての気持ちが再燃するなら、
今度は過去とは違った新しいやり方で、
もう一度チャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。

日常に付きまとう“むなしさ”はひとつひとつ完了させて、
充足の中を駆け抜ける毎日にしていけると良いですよね！


今週もお読みいただきありがとうございました！
来週は高見綾カウンセラーです♪お楽しみに！


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