問題のあるパートナーを何とかしたいとお悩みのあなたへ | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

問題のあるパートナーを何とかしたいとお悩みのあなたへ



三枝みき

こんにちは♪
カウンセリングサービス三枝みきです。
【恋と仕事の心理学】、毎週木曜日の「もっとラブラブに」のコーナーは、野村香英カウンセラー服部希美カウンセラー、私、三枝とやなぎあこカウンセラーの4人でお届けしています。

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問題のあるパートナーを何とかしてあげたいしょぼん、と悩んでいらっしゃる方は意外と多いのではないかと思います。
実際、私もカウンセリングの現場にいて、パートナーシップに限らず、友人だったり、親御さんだったり、お子さんだったり、身近にいる大事な方が苦しんでいるのを見ていられない、と悩んでカウンセリングを受けられる方も多く見てきました。
それに、この私自身もかつて、子どもを助けたくてこの道に入り、今、カウンセラーとして活動させていただいています。

今回の「もっとラブラブに」は、そんな「問題のあるパートナーを何とかしたい」と悩んでいらっしゃる方へ向けて、書かせていただいています。
もちろん、パートナーだけでなく、身近にいらっしゃる大事な方を助けたいと考えていらっしゃる皆様も、参考にしていただければ幸いです。


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心理学では「パートナーは写し鏡」と言われます。
これはどういうことかというと、パートナーがしていることは、あなたもしていること、という意味です。
心理学ではパートナーに限らず、「自分の前にいる人は、すべからく自分のパーツ」という考え方もあるのですが、今回はパートナー、もしくはかなり身近な相手の場合で書かせていただいています。

ちょっとわかりづらいかと思いますので、例にとって、説明させていただきますね。

例えば、あなたのパートナーがゲームに夢中で、「もしかして依存症なんじゃないしら?」って心配になるくらい、毎日ゲームばかりしているとして。
あなたは彼に対して「こっちを向いてくれないプンプン」と怒りを感じたり、「私なんていなくてもゲームさえあればいいんじゃないの?」とか、「私って彼の何なんだろうしょぼん」と不安になったり、寂しくなったりするのではないかと思います。
それって、パートナーがいる女性としては、あっても当然の感情とも言えますよね。

でも、怒りむかっをぶつけたりドンッ、何とかやめさせようあせるとするのは、ちょっと待って!!
これを、「パートナーは写し鏡」という法則に則って、考えてみましょう。

あなたのパートナーがゲーム依存だとして、だとしたら、あなたにも何か、依存しているものはないでしょうか?
あなたが彼に対して、「こっちを向いてくれないむかっ」と怒りを抱えていて、「彼にとって私の存在って無意味なんじゃないかしょぼん」と自分の存在をちっぽけに感じている(こういう感情を無価値観と言います)としたら?

彼には「あなた」という「正妻」がいるのにも拘らず、彼は「ゲーム」という「愛人」を持ち、あなたを振り返ってくれません。
この三角関係をあなたはあなたで作っているんだとしたら?

こういうご相談は、実は少なくありません。
「ゲーム」の代わりに「仕事」が入ったり、「お酒」や「ギャンブル」「浮気相手」が入ったり、さまざまではありますが、カウンセリングの現場では意外と多いご相談なんですね。
そして、そういうケースを紐解いていくと、彼女のほうにも「実家」や「お母さん」との「癒着」があったり、「仕事」が入ったり、「お子さん」が入ることもあります。
こんな風に無意識にお互い、三角関係と三角関係でバランスと取っていたりするケースがかなり多いんです叫び

*「癒着」とは、誰かと自分の境目がわからなくなってしまい、相手の感じている感情を自分のもののように感じてしまうとか、相手を一個の人間として認識できず、自分自身と同じものとか、自分の一部として扱ってしまう状態のことをいいます。

「そんなことない、私は彼一筋よ」とおっしゃる場合であっても、よくよく見ていくと、親との癒着が見られたりすることがあります。
癒着というのは「仲良し親子」の場合だけでなく、「あんな親、大嫌い!!」という場合にも起こるものなんですね。
これは前回の記事でも触れさせていただいた、昔もらえなかった親の愛を、彼から貰いたい!と執着してしまうケースに多いかもしれません。


で、こういう場合、どうしたらいいかというと。
鏡の中の自分の顔に、泥がついていたとして、鏡の中に手を突っ込んでそれを拭こうとする人はいませんよね。
そんなことをしたら、大けがをしてしまいますものねあせる
ですからまず、彼が教えてくれている、見せてくれている「自分の」問題を解決していくんです。
ご自分が持っている問題を癒していくそして、それから彼と向き合っていくんです。

お母さんとの癒着であれば、それを癒して手放していく、そして彼にコミットする(彼と愛し合って生きていく、と腹を括る、という意味です)。
そうしてあなたがご自身を癒して自由になっていけばいくほど、彼にコミットしていけばいくほど、不思議なことですが、彼の依存は減っていきます。

パートナーとは心と心が繋がっています。
パートナーに限らず、大事な人たちと私たちは、心の奥でどこか深く繋がっているものです。
ですから、自分が変化していくことで、その人たちの中にも変化を起こすことができるのです虹
時にそれは、驚くほどの速さで。

他人(別の個体の人という意味です)を力ずくで変えることは出来ません。
変えようとすればするほど、その人は必死で抵抗したり、怒りを持って自分の中に引きこもってしまうでしょう。
人は本来であれば、自分自身を生きたいと強く願う存在であり、他人にコントロールされることを激しく嫌うものだからです。
ですが、私たちが自分自身と向き合い、自らの問題を癒していくならば、私たちの大切なひとにも良い影響を与えていくことができます
これは私自身がここ数年で、実際に体験してきた事実です。

でもそうして自分の問題に向き合うこと、パートナーというもう一人の自分と向き合うことには、勇気が必要です。
だって、もしもそれが簡単にできるとあなたが本気で思っているなら、もうすでにやっているでしょうからね。
人間ってそれが怖いと感じているからこそ、ほかのことで目を逸らしたり、逃げたくなってしまうものなんだろうと私は思うからです。

ですから、そんな時はどうか、自分一人でやろうとしないで、誰か信頼できる人に支えてもらって下さいね。
そしてもし必要であれば、私たちカウンセラーを頼っていただければ嬉しいですニコニコ
あなたとあなたの大切なひとの幸せを、心から応援していますねブーケ1

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お読みいただいてありがとうございました。
私の次回の記事は、4週間後になります♪
 
来週は服部希美カウンセラーがお送りします。
どうぞ、お楽しみにラブラブ


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今月末の土曜日、8月29日の東京カウンセラーズフェスタで講演させて頂くことになりました音譜
愛する人としあわせになるために、あなたが知っておくべきたったふたつのことというタイトルで、お話しさせていただきます。
皆様のご来場、お待ちしておりますねドキドキ



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