光に向かう9月 ~Peace be with you~
いつもありがとうございます。カウンセリングサービス
の岡崎陽子
です。
毎月第1・3日曜日に女性性UP!のテーマで担当させていただいております。
どうぞ宜しくお願いします
先日、父が古稀(70歳)を迎え、家族で食事会をやりました
父は老いてますます話し上手で私は始終、笑わされっぱなしだったように思います。
子供のころは笑顔の少ない家庭だったのですが、今ではこんなに面白い人たちが家族だったのかと心から誇りに思えるのです
若かりし頃は、「あの父親でなければ・・」「あの母親でなければ・・」と、どんなに親を恨んできたことでしょう。
自分の不幸、恋愛や人間関係の失敗を、親に似たせいだと感じていたんですね。
確かに親からの遺伝的な感じ方というのもあると思いますが、それをどのように活用して、この世界で自分自身を輝かせていくのかは、やはり自分自身で切り開いていかねばならないんですね。
もちろんたくさんの人に助けてもらいながら・・です
私が昔々、この癒しの世界に入って来た時には、自己嫌悪の女王とまで言われたほど、周りから何も受け取れず、愛や信頼を感じられずにいたのです。
お陰さまで、今や自己嫌悪の専門セラピストと言っていいくらいになりました。
もっとも苦手なところに一番の天職があるという心理学の言葉がありますが、真実だと思います。
漆黒の闇のなかに、目がくらむような光が存在するのです
闇と光の認識の話は、個人の意識のことにとどまりません。
物理の世界においても、現代の機器では測定できないレベルの光の強さは、「闇」と判断されてきたのではないか?という説があるのです。
私たちがふだん見たり聞いたりしていること、知覚、認識のすべては、果たして本当のことなのでしょうか
自分自身を嫌うこと・自分の血族をいまわしく思うこと・・まとめて「自己嫌悪」と言いますが、
自己嫌悪を超えて、自分というかけがえのない、唯一無二の存在の花を咲かせて幸せになっていくためには、どうしても通り抜けなければならない道があります
それは、いったん、諦めるということです。
言い換えれば「受容すること」です。そのあとにこそ「手放し」そして「サレンダー」が恩恵と共にあなたにやってくるのです
ちょうど去年の9月の記事 にも書かせていただきましたが、9月は手放しのチャンスに満ちているスピリチュアルな月です。
私たちが「手放し」と「サレンダー」という、2大宝珠を使いこなせるようになれば、怖いものなしです無敵です
人生は笑いと共に、魔法のように楽になっていきます
世界が自分の鏡であるという視点から見ると、自己嫌悪の強さと世界への文句は比例しています。
「この国に生まれて・・」
「この環境に生まれて・・」
「この親のもとに生まれて・・」
不快な現状からなんとか逃げ出そうとしてもがいているうちに、どんどん問題が深刻になり、人生が過酷極まりない状態に進んでしまいます
ですから、いったんは心の中で、これが私の人生なんだと、OKすることです。
OKとまでは思えなくても、自分というものを「ちゃんと見る」ということです。
自分の持っているものや、自分の現状や、やってきたこと・・を直視することです。
自分で自分のことはあまりわからないものですから、親しい人が鏡のようになって教えてくれていたり、また、大事な人との喧嘩や別れなどを通じて、見えてくる自分の姿というものがありますね。
これは、1人では抵抗が強くてなかなか出来ませんから、信頼できる援助者やセラピスト・カウンセラーなどにサポートを受けながら、やっていきましょう。
心を開かず、ただ怒りにまかせて、「周りが自分を受け入れてくれないのが悪いんだ」とばかり叫んでいては、道が閉ざされてしまいます
とはいえ、辛い目に遭った時には、もう自動的にそんなふうな被害者意識に入ってしまうものなのですが・・。
そんなときは“七転び八起き”できればラッキーくらいに考えて、ゆっくりとやっていきましょう
うまくできない自分を責めて、また自己嫌悪に陥るのは、大間違いですよ
・・とはいえ、私は底なしまで陥ってしまうパターンがありました。今思うといい“肥やし”になりましたけどね
自己嫌悪が強いかどうかをセルフチェックするのであれば、
「どうして受け入れてくれないの」
「どうして愛してくれないの」
という想いが、親しい人との関係性の中でどれだけたくさん出てくるかどうかがポイントになるでしょう。
自己嫌悪が強いと、誰からの愛も感じられませんから、ものすごく孤独で、死にたくなってしまいます・・
だから、最初はやっぱり、誰かに受け入れてもらうことなんです。
あなたという「質」を喜んでもらったり、楽しんでもらったりする体験が必要なんですね。
よろしければ、私たちカウンセラー・セラピストが喜んでやらせていただきます。
受容と言うのは、成熟した女性性の要素です
抗ったり、戦ったり、コントロールする男性性が、この受容を難しくしているのです。
何とか道があるはずだと意欲を持って自分の弱さと闘い、現状を打破し、運命を切り開くことはとても大切です。
でも、まずは、受容すること。受容ができたからこそ、男性性を効果的に発揮できるのです
受容と女性性なしでは、ただ怒りにまかせての戦いになってしまい、運命を切り開くのに必要な周りの人たちとの統合・つながっていくこと・・がおざなりになってしまいますからね。
女性性のハートを使っていかないと、男性であっても魅力的なリーダーになることはできません。
受容することは、今まで生きぬいてこれたことに対して、「よくやってきたじゃないか」と自分に卒業証書を渡してあげることです
いままでのことを手放せて、ようやく新しい場所へと飛びたてるのです
それからは信頼して、身を任せていく、力を抜いていく・・サレンダーです
そうしているうちに、いつしか、今まで暗いと思っていた場所が明るく感じられ、今まで嫌っていた人の美しいところが見え・・
あなたは世界が変わったと思うかもしれません。
でも、のちに気付くのです。
「世界が変わったんじゃない・・これが本当だったんだ・・」
自分が実はもうずーーっと前から、こんなにも光に囲まれていたことを知るのです。
長い旅から、ようやくふるさとに帰って来たことを知り、心から安堵するのです
あなたが今、どのような状況に遭っても、必ずどこかに抜け道があること、あらゆる光を得るチャンスがあることを、どうか忘れないでほしいと思います。
今月はゆっくりと古い衣を脱ぎ捨てるイメージをしてみましょう
新しい自己認識は、もう、すぐそこです