今、テレビで湊かなえさんが出ていて。
そうだ、そうだと思いだした往復書簡。
タイバカンス中に読んだんだけど
手紙のやりとりで物語が進んでいく短編集。
携帯やパソコンのメールが日常的な現代に、
手紙でのやりとりというのが、なんだか新鮮だなって。
手紙を通じて明らかになっていく過去の真実と、
それぞれ手紙を書いている登場人物の現在が交錯。
事実は一つでも、受け取り方や感じ方は人それぞれで,
それぞれの事実が存在していて。
湊さんらしい丁寧な心理描写とストーリーの伏線。
一気に読み終わりました。
人って。
声に出したり、文字にしたりして
きちんと思いを相手に伝えることがとても大切だなぁって。
あらためて思わされた作品だったよ。
Ax