研修現場で、次期マネジャークラスの方達と話をすると、「課長になりたくない」
って声をさかんに耳にします。
その理由を問うてみると「課長である上司を日頃見ていると、かわいそう」
「あんなふうになりたくない」「貧乏くじだ」なんて意見が帰ってきます。
私もそうでしたが、「課長」への昇進はサラリーマンにとっては夢であり、目標であったはず。
身近にいる上司や先輩に憧れ、「いつかは俺も」と心に秘めたる想いを持ち続け、
仕事に励んでいたものです。
若者の価値観の変化、働き方の多様化と言ってしまえばそれまでですが、失われた20年で
かつての花形ポストであった、「課長」への昇進を志す意欲さえも失って
しまったんでしょうか???
チームの中で、活き活きと立ち振る舞う、躍動感に満ちたリーダー。
周囲の皆が「あの人のためなら・・・」と理屈なしで、協力し合う姿。
そんなチーム、あるいはそれをマネジメントするマネジャーは伝説となってしまうのでしょうか?
「昇進したくない症候群」
日本の景気を回復させるめに対処すべき本質は、こんなところにヒントがあるような気がします。
株価上昇や円安傾向に浮かれる前に・・・