企業で研修をしていると

*やりがいを感じない
*何のために働いているかわからない
*ただお金がもらえればいい
*生活の糧

色々な話がでてきます。

昔は

これをしてください
あれをしてください

と作業ベースの仕事が降ってきて
作業に忙しく動いていたと思います。
もしかしたら今も日々"仕事という名前の作業"に追われているかもしれません。

そしてこれからAIがどんどん私たちの仕事に入ってきます。
だれでもできることはAIが代わりに担ってくれることになるでしょう。

これは少子化問題を解決する対策になるかもしれません。
反面私たちの仕事は無くなってしまうかもしれません。

お金だけではなく、お金に変わるビットコインもでてきました。

そうするとまたお金にかかわっていた仕事が減ることになるかもしれません。

どんどん時代が変わってきます。
時代の流れが変わる時に私たちはいるのです。

何もすることがないではなく、

私の価値観って何だろう?
私が大切にしていることは何だろう?
私が働く目的って意義って何だろう?

と考え、自分の仕事と結びつけていく。
そして誰かの役に立つことを考えていくことが
これからの仕事を作っていくことになるのではないでしょうか。

ケネディ大統領がNASA宇宙センターを訪問した際に掃除をしていた用務員の男性に

あなたは何をしているのか?

と質問したところ、彼は

「私は人類を月に運ぶお手伝いをしています」

と答えたとある本に書いていました。

ただ掃除するというのではなく
ただ雑用をするのではなく
ただ決められたことをするのではなく

自分は何のために働いているのかを考えること。
また自分は社会や世界の一部であると捉えること。

目の前のやるべきことに翻弄されるのではなく
大きな視点で自分のしていることを捉えることが
自分の目的を見つけ、やる気を再燃させることにつながるのではないでしょうか。

そして"AIではできない何かをすること"につながるのではないでしょうか。

元々仕事は自分が出来ないことを得意な人に変わってやってもらうというところからできたものだと思います。

料理が得意な人
裁縫が得意な人
狩猟が得意な人
ものづくりが得意な人

それぞれが得意とするところを補って助け合って生きていく。
それが仕事の本質だったのではないでしょうか。

今の仕事も誰かの役にたっているはずです。
誰かの役に立っているから仕事なのです。
そんな誰かの為に何かを創造していくことが人間ができることでありAIでは出来ないこと。

そして誰かの役に立っていると考えることは誰かとの繋がりを感じることでもあると思います。
みんなが繋がって仕事になっている。
みんなが繋がって生きている。

そんなことを考えることが仕事のやりがいにつながり、楽しさにつながるのではないか。
そんなことを感じています。

そんな背中を大人がみせることが未来の子どもの仕事への希望につながるのではないか。そう思っています。

先日うちの次女がいいました。

「私、早く働きたいねん!いっぱい色んなもん作りたいねん。」

早く大人になって社会で活躍したいそんな思いを聞かせてくれました。

子どもたちは大人になって働くことが楽しみになるように。
子どもたちが未来に希望を持てるように。

それは私たち大人が毎日楽しく過ごしていることから感じるのではないでしょうか。

みんなの明日が楽しい人生になりますように。

岡佐紀子