「君が生きた証」(2014) 90点
過去三度、劇場で見てますが、
先日、アントン・イェルチン主演の「ゾンビ・ガール」(2014) 鑑賞直後から
また本作のサントラを聴き始めて、無性に見たくなった。
[「ゾンビ・ガール」感想はコチラ]
どぅせ何度も見るのならDVD買うべきか…とも思ったんですが、
まったりのんびり家で見るタイプの作品でもないので…とりあえずステイ。
……と思っていたら、我らがギンレイホールが11月初旬から上映してくれてました
冒頭の事件映像から胸が締めつけられる。
父親の泥酔と沈黙、孤独。
息子の作った数々の曲と出会い、ギターを持ち、独り歌い始める。
ビリー・クラダップの、見かけよりずっと甘い声。
若いギター小僧・クエンティンと出会い、共に歌う楽しさを知り、
バンドと出会い、若いお客さんと出会う。
ガレージでの練習風景、
ステージの熱狂。
忘れかけていた笑顔と、とりとめのないお喋り。
下らない日常や、
過去の亡霊と向き合う勇気。
物語りの緩急がそのまんま感情にダイレクトに反映され、
その度に涙腺の欠壊を堪え、次の瞬間は満面の笑みでサムと共に歌い出しそうになるのを堪えるww
これまで何度も見た物語りだというのに。
繰り返し、繰り返し聴いた曲ばかりなのに。
見る度、これでもかという程に感情を揺さぶられる。
ウイリアム・H・メイシー…
本当に良い役者であり、監督だなぁとつくづく思う。