「ウォーリアー」(2011) 82点
カリコレのシークレット上映で
本邦一度きりの劇場上映に行ってきました
兎に角圧倒された……
正に“圧倒”の言葉通り、スクリーンからの圧がスゲー。
前半は、離ればなれになった家族の再会の物語り。
病気だった母を看とり、海兵隊に入隊し、
半ば行方不明だった次男が
15年ぶりに故郷に帰って来た。
未だ残る父と次男の確執。
長男に拒絶され続ける父親。
反目し合う兄弟。
高校教師の兄は家庭を守るため、
弟は爆死した戦友遺族のために
総合格闘技の大舞台「スパルタ」に出場を決意する。
そして後半は延々と、オクタゴンにての格闘戦。
「展開早ッ」…と思ったけど、コチラが本領。
始まる前は「140分…長丁場だな……」と構えてたけど
格闘シーンは息付くヒマも無く畳み掛けられる。
必死に喰らい付く兄の攻防に手に汗握り、
圧倒的攻撃力の弟にカリスマを感じ、
とても正気とは思えない眼にクギヅケになる。
ウィニングコールを待たずにとっととリングを下りるふてぶてしさもクールで萌える
兎に角、二人の肉体改造と
ボディダブル無しの格闘がスゲー。
実際、トム・ハーディは、1日に6~8時間のトレーニングを数ヶ月続けて撮影に臨んだと言う。
(ウォームアップとムエイタイで2時間+柔術と振付けで2~3時間+毎日違う筋トレ2~3時間)
「ダークナイト・ライジング」(2012) や「ブロンソン」(2008) の筋肉も凄いけど、本作はその強さに説得力があるんだよね。
それまで喰い気味で乗り出してたのに、
決勝戦ではマジ凄過ぎて…ちょっと引いたもんww
この迫力をスクリーンで見られてホントにヨカッタ。
コレ劇場公開しない日本の配給会社はどーかしてるね。
今年8月にBDやっと日本発売だってよ。