「エヴァリー」(2014) 70点
ワタシのカリコレ・スケジュールチラシには
◎△マークが並んでいます。
絶対行く→メイン◎
ちょっと見たいかも?→サブ△
これ実はカリコレのサブ候補△だったやつ。
何でかって言うと、また変な日本語聞かされるのがヤだったから。
でも全然そんなん気にならいくらい可笑しかった
サルマ・ハエックがヤクザの情婦で
バッタバッタと人が死ぬだけなんだけどさww
背筋凍るようなスゲー恐い刺客がいたり、
笑っちゃう程壮絶な死に方したり…
それが全部、マンションの1室で終始します。
正にワンシチュエーション・スプラッタ・クライム・アクション
もしタランティーノの1本目が
「レザボア・ドッグス」(1992) じゃなくて
「キルビル」(2003) だったとしたら、きっとこんなカンジ。
全然豪華じゃないんだけど、
ヒネリの効いた小品。
そのミニマムさも好感。
それにしてもサルマ・ハエック、
そこそこ大女優なクセに
こーゆう低予算B級よく出るよね。
去年の「刺さった男」(2011) とかさ。
そしてたまたま土曜の夜なら行けそう…と思って行った回が、
ヤクザの親分=渡辺裕之舞台挨拶の回でした
全然知らんと、一番前の席、取ってもた。
出演の経緯やセルビアでの撮影秘話を
凄い眼ヂカラで語っておられましたww
特技が「整体」らしくww
撮影初日に衣装さんの四十肩を治してあげたら
次の日の昼休みにはクルー全員の列ができ、
最終的にはサルマ・ハエックの骨盤のズレを治して撮影終了した、
というハナシが印象的でした。
「凄い残虐なシーンがたくさんありますので
笑える所は思いっきり笑って楽しんで下さい」
と映画前の挨拶で言っておられたので、
劇中、血が噴き出す度、首が飛ぶ度に
場内笑いの渦に包まれておりました。