こんにちは。
家庭問題・心理カウンセラー、工藤ふみ江です。
 
先日、気になるニュースをテレビで報じていました。
 
ある裁判の話……。
離婚後の親権問題でした。
 
判決が出るまでは、父親の元から連れ去る形で
母親がずっと子どもを手元に置いておいたそうなのですが、
母親は父親が子どもに面会することに対して、
『子どもとの面会は月1回2時間程度。
 しかも他人の付き添い付きで』
という条件を出したんですね。
 
それに対して父親は
『自分が親権を取れるなら、100日の面会を許可する。
 それか守れないときは、親権を母親に渡す』
という条件を出しました。
 
判決は、親権は父親となりました。

この判決は、
フレンドリーペアレントルール(寛容性の原則)
(専門用語キライなのだけど参考のため^^;)
というものが適用され、
より寛容的な方……即ち、父親に親権が渡ったんですね。
 
この裁判に関する細かい情報は
こちらのページで見ることができます。
判決文のPDFも読むことができますよ^^
 
 
この判決は、母親に渡りがちな親権を、
より、子どもがもう一方の親と面会しやすい方にするかを考え
(子どもの面会は『子どもの福祉優先で考える』とされています)
父親側にするとした画期的な判決と言われていました。
 
母親は、
「子どもの環境が急激に変わるのは良くない」
というのを理由に
弁護士を当初の倍にして控訴したそうです。
 
……というのを報道されていたのですが。。。
 
 
離婚後の親権や面会に関して
悩んでいる・揉めている方は相当数いらっしゃいます。
 
日本では、結婚しているうちは共同親権だったものが
離婚したと同時に親権は片方しか持てなくなるので
どちらが持つか、面会はどうするかなどで
どうしても揉め事になるケースが多いんですね。
 
何年も揉めておられるかた……何人か知っています。
 
 
この問題は本当に難しいんです。
 
正直、私もどう扱っていいか、正解は出ていません。
 
もちろん、クライアントさんによっても
いろんなケースがあるので、
ひとつの正解を作り出せるわけはないのですけれどね。
 
実際、私も過去……
離婚後に子どもをどちらに置くかで、かなり揉めました。
 
 
 
調停や裁判にはしませんでしたが
それはそれは大変な揉め事でした。
 
(もうかなり昔の話なので、弁護士とか裁判所とかが怖かったんです^^;
その経験から、私は、離婚問題を扱えるカウンセラーになったのですよ~)
 
 
そして最終的に、私は……
子どもを相手方にお願いするという結論を出しました。
 
それから丸一年、泣き暮らしましたけどね。
 
子どもと離れてからは、夫と連絡を取り合いたくなかったので
しばらく会うことはせずでした。
 
落ち着いてからは何度か会ったのですが……。
 
別れるときに毎回、私も泣き、当時小1だった娘を泣かせ
「これは、一緒に暮らせないという
確認をしているに過ぎないな……」
と思っちゃったんですね。

それを痛感した時点で、
私は、会うのをやめるという選択をしました。
 
私と会わなければ泣かなくて済むのに、
私に会うお陰で小さな娘を泣かせてしまう。
 
それが、私の傲慢にしか思えなくなったのです。
 
当時の私は30歳手前……。
 
それが正しい判断だったのかどうかは
正直、今でもわかりません。
 
娘と別れて13年の月日が流れ、運良く再会でき、
母娘として交流できるようになり、
孫を抱くことも、孫を連れて遊びに来てくれることも
できるようになりましたが、
娘が本当に甘えたいときに
甘えさせてやれなかったというのは
どうやっても消せない事実です。
 
再会直後だけでなく、今でも何か事あるごとに
私の気持ちを話したり、謝ったりしますが
失った時間は戻りませんよね。

でも、だからと言って、100%間違っていた……とも
思えないんですね。
 
親同士が揉めているとき、
娘も毎日泣いていて、情緒不安定になっていました。
 
そして、私と会うたびにまた泣かせる。
 
私が母親としてあの家に戻れない以上、
結局、何かを犠牲にするしかなかったのです。
 
それが
『離婚という最大のわがままを選択したものの責任』
と、私は判断しました。
 
それまた傲慢といえば、傲慢なのかもしれませんけれどね。
 
今の私が、もしその時の私ならどう選択するかな……
とも考えてみましたが、
離婚をしないという選択ができない以上、
やっぱり、今の私でも同じ選択をするかもしれません。
 
でも正直なところ、
その問題を目の前にしていない今の私では
どうするかすら想像できません。
 
それくらい、この問題って難しいって思うんです。
 
その人にはその人の正義や思いがありますからね。
 
だから、私はこういう問題を目の前にしたら
まず、クライアントさんと徹底的に話し合うんです。
 
私は書いたような選択をしましたが、
争いたいのであれば、とことん争えばいいと思います。
 
それで満足するのであればね。
 
ただ……結果が出たら、
その結果が例え、思うような結果でなかったとしても、
それを真摯に受け止め、
「やるだけのことはやった」
と、前に進んで頂きたいと思います。
 
じゃなかったら、長い時間を掛けて
疲れ果てるまで、とことんやる意味がありません。
 
前に進むために、やるだけのことをやろうと思うなら、
それでいいんだと思います。
 
私がひとつだけよーく考えて欲しいと
クライアントさんに話すことは……
 
「それは本当に子どものためと思って
 している行動ですか?
 自分のわがままや欲望を優先していませんか?」
 
ということを本当に本当に、
じっくり考えていただきたいということだけです。
 
自分が親権にこだわっていることが、
もしかして、それ自体が生き甲斐になってしまっていたり、
『親』というものにしがみつきたいだけだったり、
子どものためにと闘っている自分にどこか酔っていたり……
 
つまりそれは、それ自体への依存状態になってしまっているので、
もし、そんなことが少しでも頭の片隅に浮かんで来たら、
本当にこれでいいのかどうか、今一度、考えてみて欲しいのです。
 
自分の幸せのためなのか、
子どもの幸せのためなのか。
 
子どもの幸せと言って、
自分の幸せのためになっていないか……。
 
じっくりじっくり考えてください。
 
私がひとつだけ言えるのは、
親権を、面会を争い続けなくても
絶対に親は親です。
 
自分が親なのだという気持ちをなくさない限り、
親で居続けることはできます。
 
現に私がそうでした。
 
13年、一度も娘と話さない、会わない状況でしたが、
今でも私は、娘の母親で、孫を抱くこともできています。
 
 
本当はね……。
 
本当に子どものためを思うのであれば、
絶対に、何が何でも離婚しない!
この結婚生活で、幸せに暮らすんだ!
と決断できなければいけないんだと思います。
 
だって、子どもにとっては本当はそれが一番幸せなのだから。
 
それができずに離婚を選択してしまった以上、
そこに何らかの責任が生じるのは仕方ないことだと
私は思うんです。
 
私はその責任が、自分で自分に
『子どもを捨てた母親』
と、レッテルを貼って生きることでした。
 
 
今、離婚後の親権問題で
悩んでいる・闘っている皆さん……
 
自分の幸せが本当はどこにあるのか……
 
それを心底からじっくり考えてください。
 
例え、目の前に子どもが居なくても、
『親』であるあなたは……
まず、あなたが幸せにならなければ、
あなたの子どもを幸せにすることはできない
 
これだけは忘れずに考えてくださいね。
 
それで決めたことなのであれば、
私は精一杯、あなたの決断を応援します。
 
 
 
 

 

 

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