みずほ総研の「とんでも予想2017年」 | 尾張エクセルの「日々精進ブログ」

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木曽の清流に映え、心触れ合う躍動都市;愛知県一宮市に活動拠点を置く、尾張エクセルです。保守政権を応援しつつ、経済・社会・軍事防衛まで、地域や国内、海外の気になる出来事や話題を、独断と偏見溢れる一味違った目線でブログ提供します。

昨日の「バイロン・ウィーン氏の2017年びっくり10大予想」に続き、日本のみずほ総研が

発表した「とんでも予想2017年」を今回のブログで紹介する。

 

 

①「アベノミクス」が「トランプノミクス」を採用し、大型減税を断行。カジノ法案成立を受けて

「インバウンド観光」の目玉策として、超豪華5つ星「トランプ・ホテル」を誘致。

 

②「トランプノミクス」への過剰期待から米国で資産バブル発生。「グレート・ローテーション」

期待でダウ平均株価は2万3千$台に、米長期金利は3.5%超の水準へと上昇。一転して

「TPP」も批准して、グローバルにトランプ大統領の好感度が急上昇。

 

 

③経済的利益から米国が中国に接近。日米両国が「AIIB」に加わり、米国で中国製新幹線

が導入される。

 

④トランプ大統領から「イールドカーブ・コントロールは円安誘導」との批判を受けて、日銀は

物価目標;2%を長期目標に、中間目標として1%を導入し、長期金利の上昇範囲を許容。

金融政策の出口への警戒から超長期金利が急上昇。

 

⑤「サミット」で、過度な金融緩和抑制と積極財政政策が合意され、安倍政権は財政健全化

計画の凍結と大規模な財政出動を宣言。政府は「100年国債」を発行、日銀が購入主体と

なる「ヘリコプターマネー政策」に。世界的にも財政拡大の潮流へ。

 

⑥欧州では難民流入急増から、「EU」への不満爆発。フランス大統領選で右派政党;「国民

戦線」が勝利、独総選挙でも同様に「ドイツのための選択肢」が第1党となり、メルケル首相

は退陣、イタリア総選挙では同「五つ星運動」が勝利。ユーロ崩壊の連鎖へ。

 

⑦英国で議会の「EU離脱通告否決」を受けた解散・総選挙の末に、「Brexit撤回」へ。金融

機関の移転などを見込んでいた投資資金の巻戻しから、不動産価格はパリ、フランクフルト

などで急落の一方、英国で急反発。英国ではバブル懸念も。

 

⑧北朝鮮は中国との関係が一段と悪化するなど、孤立化が進む。各国の経済制裁が強化

される中で、貧困に耐え切れなくなった北朝鮮の国民が日・中・韓へと大量に流入。欧州に

続き、アジアでも難民が社会問題に。

 

⑨10年周期の経済・金融危機のジンクスが現実に(1987年;ブラックマンデー、1997年;

アジア通貨危機、2007年;サブプライム危機)。新興国経済の急減速が先進国にも波及、

欧州では金融問題が深刻化するドミノ現象に。

 

⑩世界的異常気象が頻発し、食糧不足が深刻化。食料価格が急騰し、世界は 低インフレ

を脱出も、実質所得を押し下げて「景気後退(スタグフレーション)」へ。

 

この「とんでも予想2017年」では、正月早々にも拘わらず暗い話題が多いようだが、小生

は、案外に「当たる」ような気がしてならない。