尾張エクセルの「日々精進ブログ」

木曽の清流に映え、心触れ合う躍動都市;愛知県一宮市に活動拠点を置く、尾張エクセルです。安倍自民党政権を応援しつつ、経済・社会・軍事防衛まで、地域や国内、海外の気になる出来事や話題を、独断と偏見溢れる一味違った目線でブログ提供します。

NEW !
テーマ:

小生も正会員である公益財団法人~「国基研:国家基本問題研究所」の「今週の直言」に、

国基研企画委員の太田文雄氏が、去る8月8日付けにて、以下の論文を掲載されたので、

今回のブログにて紹介する。

 

今年の防衛白書を読んで、かつて1987(昭和62)年に白書の第1部「世界の軍事情勢」

の執筆を担当した者として所見を述べたい。今回の白書では、中国の軍事力の具体的な

増勢予測について記述がなく、単に「今後の動向が注目される」といった表現が、多く目に

ついた。また、今日的なトピックに関しては、読者に分かりやすいように、軍事技術的な比

較が必要ではなかろうか。

 

・中国軍事力の将来予測を

中華人民共和国(中共)は経済が減速し始めたとは言え、既に2隻目の空母や主要艦艇

の建造を決定しており、今後とも国防費伸び率の急速な低下はないであろう。

本年6月に米海軍分析センターが出版した『偉大な“海洋力”となる中国の夢』には、2020

年に主要艦艇の隻数で中国は、米海軍の約260隻を上回る270~279隻を保有する(海上

自衛隊は42隻)と記されている。またイージス艦に関しても、海自の8隻と、日本を母港と

する米海軍の10隻の合計を、場合によっては上回る18~20隻を保有するであろうとの

見積もりを明示している。

さらに、米海軍大学の中国海洋研究所が予測をした2030年の中国海軍は、主要艦艇;

約400隻で潜水艦は約100隻に達すると想定されている。

防衛白書でもこうした具体的な増勢見通しに基づく将来の軍事バランスが明示されれば、

今後の我が国がどのような対応をとるべきか、明確な指針が得られるのではなかろうか。

・軍事技術の比較も欲しい

一方で、中・ロ両国が韓国の「終末高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備に反対をしている

旨は防衛白書に記述されており、ロシアが昨年、弾道ミサイル防衛にも使える「地対空ミサ

イルS400発射機;32機」を中共へと輸出する契約がなされた旨も、報道を引用する形で

脚注には書かれている。だが、射程200kmのTHAADよりも、射程400kmで6つの目標

に同時に対処可能な「S400」の方が遥かに高性能であるという比較は行われていない。

即ち、中・ロは倍以上の能力がある「S400」の契約を昨年しておきながら、韓国の「THA

AD」配備には反対、つまり「自分たちはやっても良いが他国はダメ」という身勝手な主張を

している。これは、中国が自国の「排他的経済水域(EEZ)」に入る外国船には 許可を求め

ながら、他国のEEZには無断で入り、調査活動を行っている身勝手さと全く同じである。

この身勝手さが、防衛白書の記述からは浮き彫りになってこないのである。

また冒頭;「日本の防衛この一年」ダイジェスト版で「中国の海洋進出を取り上げていない」

のはどうしたことだろう。折しも8月5日・6日・7日と連続して、尖閣諸島周辺の日本の領海

や接続水域に中国海警局の公船が最大13隻が侵入、約300隻という大量の中国漁船も

付近を航行している。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)
NEW !
テーマ:

米・韓両政府が7月初めに、北朝鮮の核・ミサイルの脅威増大に対抗するために、在韓米軍

への、地上配備型迎撃システム;「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備を正式決定したこと

に対して、中華人民共和国(中共)は即座に「強烈な不満と断固たる反対」を表明した。

「お決まりの外交用語だ」とはいえ、この問題が持ち上がって以降、南支那海情勢を巡って、

緊迫する米中関係への跳ね返りにとどまらず、近年 蜜月が続いていた中・韓関係にも亀裂

が走っていることは否定できないだろう。

中共の反発は、「秋田沖の日本海に落下した北朝鮮による新たな弾道ミサイル発射(8月3

日発射)」に対する「国連安保理の対北朝鮮非難声明案が中国の難色で見送られた」など、

北朝鮮への圧力を強める国際包囲網づくりにも綻びを来しそうな雲行きだ。韓国の朴槿恵

大統領は去る8月15日の植民地解放記念日;「光復節」の演説で、「THAADの配備決定」

について、中共を念頭に「北朝鮮の無謀な挑発から韓国国民の生命を守るために選択した

自衛権的な措置だ」と力説したが、中共の習近平指導部の怒りは収まる気配がないようだ。

 

「THAAD」は、ミサイル発射装置や早期警戒レーダー;「Xバンドレーダー」などで構成され、

北朝鮮の弾道ミサイルを大気圏内に再突入する段階で撃ち落とす。レーダーは北朝鮮だけ

でなく、中共やロシアの国内まで探知可能だとして、中・ロは 「北東アジア国家の戦略的な

安全保障上の利益と地域の戦略的バランスを大きく損なう」などと非難を繰り返している。

 

そもそも、韓国が同盟国である米国の働き掛けによって「THAAD配備」に動きだしたのは、

北朝鮮が年明けに4回目の核実験を強行し、その後もミサイル発射などの挑発行動を繰り

返したためであって、米・韓両国は3月から配備に向けての公式協議を開始した。米・韓の

当局者は機会ある毎に、「北朝鮮以外の第3国には向けていない(朴大統領)」、「あくまで

韓国防衛のシステムで、中共・ロシアを狙うことはない(米国防総省高官)」と強調しており、

中・ロに理解を求めているが、全く聞く耳を持たないようである。

中共の大々的かつ執拗な韓国批判キャンペーンに対し、韓国;青瓦台の高官は「わが国の

純粋な防衛的措置を問題にする前に、挑発を重ねる北朝鮮に対して もっと強く問題を提起

するべきだ」と中共側に注文を付けた。

公平にみて 本末転倒の主張を続けるのは、北朝鮮の核・ミサイル開発で断固とした対応を

怠ってきた中共の方だろうと小生は感じる。

閑話休題。「矛盾」という言葉は、中国の故事に由来するのである。北朝鮮の危険極まりない

文字通りの「矛」に対して、標的にされる側はやむなく「盾」で備えようとする。「矛盾」を解決し

ようとするならば、「北朝鮮が開発をやめようとしない 核など大量破壊兵器への対処」が先決

なのではないだろうか。「矛」の開発や増備をやめようとはしない北の狂人に対し 「盾」を準備

して備えることは、国家としても止むを得ざる行為であろう。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

日本の経済誌「ビジネスジャーナル」が今月14日に発行した最新号で、「韓国 国民の虚言

が社会問題化」と題した記事を掲載したところ、韓国のTV局が記事を紹介して、ちょっとした

話題になっている。

「韓国人は息を吐くようにうそをつく」。こんな衝撃的な書き出しで始まる「ビジネス・ジャーナ

ル」の記事だ。2013年に韓国国内において、起訴された人が、偽証罪で3420人、誣告罪

で6244人、詐欺罪が29万1128人だったことを紹介し、2000年と比較して急増している

とした。

そのうえで、起訴された人の数がそれぞれ日本と比べ、偽証罪が66倍にものぼり、人口比

では165倍にもなることを指摘。「韓国は世界一の詐欺大国」と紹介した。

こうした背景には韓国が世界でもまれな学歴社会で、プレッシャーからか自殺をする若者が

後を絶たないこと、評価基準が人より優秀か劣っているか、ということであるため、人を蹴落

としてでも自分が上に行かねばならない社会であることがあると分析した。

日本を韓国がバッシングする背景にも、「世界の中で日本より韓国が上であると誇示をする

ためである」とし、韓国自身が評価を高めるための努力をせず、日本を叩けば自らをおとし

めることに気付いていないと、かなり辛辣に分析している。

 

これに対し、「妄言だ」と激して抗議するのが韓国の常だが、案に相違しインターネットでは

「悔しいがその通りだ」という声が大勢だ。

8月16日、韓国の衛星放送向けの中央日報系TV局;「JTBC」は、ビジネスジャーナルの

記事を紹介し、「韓国は詐欺を民事よりも刑事で処理しようとする傾向が強い。日本は起訴

するのは全体の20~30%程度で、この一部だけが有罪になる。韓国が詐欺の世界水準

だというのは言い過ぎだ」という警察大学校教授のコメントを紹介した。

一方では、「実際に韓国が日本より詐欺が多いのは事実である」とした上で、「経済が悪化

して韓国で詐欺犯罪が増えているのも明らかだ」として、「過度な競争が若者を自殺に追い

やる」とか、「結果至上主義の韓国は過程は重要でなく 結果だけを重要に思う」という日本

の雑誌の指摘は傾聴に値するとも述べた。

まとめとして、「日本では韓国を非難する特集記事を載せると売れる」とし、「韓国は自らの

評価を高める努力をせずに日本だけを猛非難するが、こんな行動が却って自らを貶める」

という指摘は、韓国と日本の国名だけを変えれば、なぜこのような記事が頻繁に出るのか

理解できると結んでいる。・・・さもありなん。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

「米軍は、中華人民共和国(中共)と日本とが領有権を争っている『東中国海(東支那海)の

釣魚島(日本名;尖閣諸島)』へ、『動き回る軍事基地』と呼ばれている強襲揚陸艦「ボノム・

リシャール」を投入した」と、「人民網」などの中共メディアが8月17日に報じた。 

「最近、釣魚島海域に武装警備船や漁船を大挙して派遣し、緊張を高めている中共に圧力

をかけるのが狙い」とみられると論評している。米国と日本とは昨年5月に、「米防衛協力指

針(ガイドライン)」を改定して、尖閣諸島など島部を両国の共同防衛範囲に含めた。 

 

「ボノム・リシャール(USS Bonhomme Richard, LHD-6)」は、米国海軍の強襲揚陸艦であり、

「ワスプ級強襲揚陸艦の6番艦」である。「ボノム・リシャール」は米海兵隊に所属して、戦闘

地域で陸海空の作戦を展開する軽空母級の攻撃艦であり、戦闘機とヘリコプター約40機を

搭載できる。 さらにエアクッション艦(ホーバークラフト)も3艦収納しているため、上陸作戦

にも使える。「ボノム・リシャール」は全長;257m、満載排水量4万500トンだ。海自のヘリ

搭載護衛艦『いずも』を一回り大きくしたような「軽空母(強襲揚陸艦)」である。画像を見ると

「いずも」に対して、「いつでも掛かってこい!」のド迫力を小生は感じる。

 

日本では全く報道はされていないが、米軍は海兵隊の強襲揚陸艦;『ボノム・リシャール』を

東支那海(尖閣諸島方面であろう…)に派遣した。佐世保を母校にしている艦ながら、今迄

は、動きを見せていなかった。「強襲揚陸艦」とは斬り込み隊長のような使い方をするため、

様々な攻撃&運送能力を持つヘリコプターやオスプレイ、以前には「AV8Bハリアー」などを

艦載していた。

この強襲揚陸艦が尖閣周辺に遊弋をしていれば、中共もそう簡単に尖閣諸島周辺に手出し

をすることはできまい。米国にだってメンツがある。逆に、「尖閣に関わりたくなかった米国が

強襲揚陸艦を出さなければならないくらい、状況は緊迫している」ということだろうか。

これで、もし中共が軍艦を出してくるようだと、もはや「大国の睨み合い」になろう。我が国は

恐らくは「思いやり予算」の増額を頼まれるであろうが…。それでも安いのかもしれない。

今のままだと、海上保安庁だけでは収まらず、やがては自衛艦を東支那海に出さなければ

ならなかったかも。だが、中共も米国が出てきたら、簡単に尖閣への手出しは無理だろう。

米国の軍艦は、たとえ中共の偽装漁船であっても、警告した距離以内に近づいてきたなら、

躊躇わず実弾を撃つだろうから…。なぜなら、平和憲法や法律に がんじがらめに縛られた

自衛隊とは異なった、「軍隊」であるからだ。

中国共産党の指導部や人民解放軍の上層部が尖閣に対するアプローチさえ凍結すれば、

「日中関係はやがて収まってくるのでは」と小生は思う。「尖閣問題」が収束の方向に向いて

くれたなら、ありがたい限りである。さて、今後はどう展開する!?

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

日経新聞の8月24日付け朝刊一面のコラム「編集手帳」に、掲載されていたコラムには、

小生はおおいに興味を引いた。一部加筆訂正の上で引用して紹介する。

 

戦後日本は他国と一度も戦火を交えることなく、71年間やってきた。だが「交戦」状態に

なった経験はある。2001(平成13)年12月22日、鹿児島県奄美大島沖でのことだ。

海上保安庁の巡視船;4隻が漁船に偽装した不審な船を追い詰めて、「停船させよう」と

した時にそれは起きた。

甲板で毛布をかぶっていた男らが突然、自動小銃やロケット砲で攻撃してきたのである。

海保は「正当防衛行為」で応戦し、戦後初の銃撃戦が繰り広げられた。巡視船は合せて

約170発の銃弾を浴びて、海上保安官3人が負傷した。不審船は自沈したが9か月後に

引き揚げられ、「北朝鮮の工作船」であったことが確認された。

2001年12月、鹿児島県奄美大島沖の東支那海で起きた工作船事件。翌年に北朝鮮が

関与を認めたこの事件は、四方を海に囲まれた日本が、周辺国からの強い脅威に晒され

ている現実をまざまざと見せつけ、日本社会を震撼させた。「日本人の拉致」や「覚醒剤の

密輸」にかかわってきた北朝鮮工作船は、この銃撃戦以降、日本近海に姿を見せることは

なくなった。

銃撃戦では、海上保安官3人が負傷したほか、巡視船も大きな損傷を受けた。工作船は、

沈没から約9か月後には海底から引き揚げられたが、政府の当初想定をはるかに超える

「重武装船」だったことも判明して、大きな衝撃が広がった。

時は移って、海保がいま対応に追われているのは尖閣諸島周辺を航行する中国の公船・

漁船である。こちらは「不審」などというレベルではない。白昼堂々、我が物顔で領海に迄

入り込んでくるのだ。

尖閣の問題で日程調整が難航していた「日中韓の外相会談」が8月24日に東京で開催

「奄美沖のような事態」が、尖閣の海で起きれば、取り返しがつかない。北朝鮮が工作船

の運用をやめたのは、「海上保安庁の奮闘」だけが理由ではなかった。「日朝首脳会談を

実現させ、工作船の存在を認めさせた外交の力があった」ことを忘れてはならない。

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

バイデン米副大統領は8月15日に、ペンシルベニア州で演説して、共和党の大統領候補;

「ドナルド・トランプ氏を批判する文脈の中で、「日本が核保有国になり得ないとする日本国

憲法を、私たちが書いたことを彼(=トランプ氏)は知らないのか」と発言した。

米政府の要人が、「日本国憲法を米国が起草した」と強調することは異例だ。バイデン氏は

日本などの核保有容認論を展開するトランプ氏を批判しようと、日本国憲法を持ち出した。

バイデン氏は「トランプ氏は学校で習わなかったのか」とも皮肉り、「彼に大統領として核兵

器発射のコードを知る資格はない」と非難した。

 

連日の猛暑と地球の裏側の「リオ・オリンピック」TV観戦で些かぐったり気味だったところに

こんなニュースが飛び込んできて思わず目を覚ました。米国のバイデン副大統領が、日本

国憲法について「我々が書いた憲法」と発言したのだ。

現行の日本国憲法の直接の草案が、被占領下の1946(昭和21)年2月に、「連合軍総

司令部(GHQ)民政局」に所属する米陸海軍の佐官級スタッフたちの手により、十日間に

満たない突貫作業で起草されたことは、既に史実として定着している。

ただ、「バイデン氏という米政府の高官中の高官がこれを認める」というのは前代未聞だ。

「憲法は日本人自身が制定した」という建前が優先されて、「GHQ製憲法」という実態には

目を向けないようにする分厚い空気が戦後社会を覆ってきたからであろう。

先日、ある有名ベテラン女優を母に持つ芸能人が、社会人になっても親から高額な小遣い

をもらっているのを呆れ気味に報じる記事を目にした。いい歳をして自立もできない存在は

世間から嘲笑される。それは個人だけでなく国家にもほぼあてはまる。

「自国の周辺情勢が厳しさを増しても、他国から与えられた憲法を後生大事に拝んでさえ

いれば平和な生活を保てる」と信じ込み、「国防」という崇高な任に就く組織の規定を書き

加えることもしない国を、多くの国々の心ある人々は違和感をもって見ていることだろう。

バイデン副大統領の発言の真意がどこにあるのかはともかく、大切なことを思い出させて

くれたことに感謝しつつ、「大人の務め」を真剣に考えたいものである。

観念的に自衛隊を毛嫌いせずに、彼ら;自衛隊員の訓練ぶりや、災害出動時の活躍ぶり

などをしっかりと目にしていただきたいものである。

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

日銀は、9月20~21日に開催される政策決定会合に向け 「これまでの量的・質的緩和、

マイナス金利政策効果を総括的に検証する」という。これは歓迎されるべきことだろうか。

日本では「国債購入型の量的緩和にマイナス金利が加わった」ことによって、世界で類例

がないほど、イールドカーブがフラット化した上に、「金利のマイナスゾーン」は15年に迄

拡大した。小生は、この事態は「病的と言えるほどの異常事態」であると感じる。

 

 

経済を成長させる為にはお金が使われる必要がある。使われたお金は誰かの懐に入り、

そのお金も使われるならお金が回る。そうなれば世の景気も良くなる筋合いだ。

使われるお金の最たるものは「借金」だろう。もらうのでなく期限には返して利息まで払う

約束をする。それだけに借りたお金は必ず使われるのだ。

景気浮揚を目指して、お金を借りやすくするという政策が「金融緩和政策」である。本来、

その手段は「金利の引き下げ」なのだが、「金利を下げられるだけ下げても一向に借入れ

が増えない」という中で、浮上したのが「量的緩和政策」であった。しかし 値段を下げても

興味を示さない客は、商品の供給量をさらに増やしても買ってはくれない。量的緩和政策

の効果には明らかに限界があったのである。

ところが折しも、経済の低迷を主因にデフレが進行していた。それを「デフレだから経済が

低迷している」と診断した人たちは、「デフレの克服が最優先だ」と考えたのである。

彼らは、「お金の供給量が少ないことがデフレの原因だ」として、「量的緩和政策を飛躍的

に強化する」という必要性を主張した。

この「大誤診」はその後の誤算と深く結び付いているといえるだろう。

誤算の第一は、量的緩和政策をいくら強化しても企業や家計が使えるお金は一向に増え

なかったことである。

誤算の第二に、そもそも世の中には既にお金は十分にあり、それが使われないことこそが

問題の本質だったので、「量的緩和政策は問題解決に全く役立たなかった」ことだ。

そこで「苦し紛れの策」として、今年2月に登場をしたのが「マイナス金利政策」なのだ。こう

して「マイナス金利付きの量的・質的金融緩和」が、2月16日から実施された。ポイントは、

以下の3点である。

①日本銀行は、「2%の物価目標の実現」を目指して、「金融緩和を強力に進める」ために、

マイナス金利政策を導入。

②黒田総裁は、必要な場合は「量」・「質」に「マイナス金利」を加えた3つの次元で、追加的

な金融緩和措置を講じると明言。

③当座預金を残高を3区分に分けて、それぞれに金利を設定することで、金融機関収益の

過度の圧迫を回避。

しかし、緩和政策の中心に「量」を据える限り、法外な価格で国債を買い続けざるをえない

根本的な矛盾に直面する。また、「マイナス金利をさらに深掘りしよう」とすれば、いずれは

現金に課税する非現実的な政策までが必要になるかもしれない。

 

こうした手段が尽きた時に求められるものが、「目標の修正(変更)」ではないだろうか。

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

中日新聞の8月20日付け朝刊の社説;「核政策の矛盾~被爆国の

使命を果たせ」を引用して紹介する。


“オバマ米大統領が検討している核兵器先制不使用宣言について、

安倍晋三首相が反対の意向を示したという。核軍縮につながる措置

になぜ賛同できないのか。核政策の矛盾がまた表面化した。

米紙「ワシントン・ポスト」によると、安倍首相はハリス米太平洋軍司

令官と会い、「米国が核先制不使用を宣言すれば、北朝鮮などへの

抑止力が低下し地域紛争のリスクが高まる」と懸念を伝えたという。

「敵の核攻撃を受けない限りは、核兵器を使用しない」という政策が

実現すれば、誤った情報や判断による核攻撃の危険性が減る。さら

に、「複数の核保有国が歩調を合わせれば兵器削減にもつながる」

と期待される。

日本政府は、米紙の報道内容を確認していないが、水面下で懸念を

伝達したとみられる。米国の同盟国でも、「ウクライナ情勢」でロシア

と対立する英国やフランス、また北朝鮮;核・ミサイルの脅威に直面

する韓国が「米国の核先制不使用宣言に反対している」という。

それでも、五月末、オバマ氏が広島を訪問し、「核兵器のない世界を

追求する勇気を持とう」と訴え、国民の多くは軍縮に向けた、新たな

一歩を踏み出したと受け止めた。

日本は、安全保障政策を米国の「核の傘」に頼るという矛盾を抱えて

いるが、米大統領の広島訪問を弾みにして、被爆国としての使命を

より明確に果たすべきではないか。安倍首相は年内の中国、ロシア

との首脳会談を調整中だが、地域の安定とともに核軍縮を促す必要

ある。

世界ではいま、核兵器を持たない国々が中心となって 「核兵器禁止

条約を制定しよう」という動きが広がる。使用されたら壊滅的な被害

をもたらす「核の非人道性」を深く憂慮するからだ。スイス;ジュネー

ブで国連核軍縮作業部会が開かれ、来年中に条約交渉を開始しよ

うとする報告書を取りまとめている。

日本政府は 条約制定でも、慎重姿勢を崩さない。米国の抑止力に

頼る以上、核軍縮は段階的に進めるのが現実的と考えるからだ。

だが、核の非人道性の議論に踏みこまないと、国際社会の共感は

得られないだろう。

オバマ氏は9月にも、国連安全保障理事会で、「核実験禁止の決議

採択を呼びかける」考えだ。日本も国連の場で 被爆国として説得力

ある発信ができるか、試されることになる。 ”

・・・中日新聞の社説引用はここまでである。

安倍晋三首相は8月20日に「オバマ政権が導入の是非を検討して

いる核兵器の先制不使用政策を巡り、安倍首相がハリス米太平洋

軍司令官に反対の意向を伝えた」と米ワシントン・ポスト紙が報じた

ことについて「核の先制不使用についてのやりとりは全くなかった。

どうしてこんな報道になるのか分からない」と否定した。

安倍首相は 「先般、オバマ大統領と広島を訪問して、核なき世界に

向けて決意を表明した。着実に前進するように努力を重ねたい」と、

従来の見解を繰り返したうえで、先制不使用については「米国側は

何の決定も行っていないと承知している。今後も米国政府と緊密に

意思疎通を図っていきたい」と述べるにとどめた。


今回の一連のやりとりは、「核抑止論」の痛いところを突かれた形で

あると小生は感じた。

オバマ大統領は、理想論とはいえ「核抑止論とは別の何かを求めて

いる」ことは確かであろう。そして 「将来的に各廃絶をも視野に入れ

はいる」のだろう。

安倍首相も、世界唯一の被爆国日本の首相なのであるから、恐らく

「オバマ大統領と同じ考えではある」と思う。だが・・・

こんな甘い認識は 世界では決して通用はしない。ことに軍人の世界

においては。それは当然ながら、国家指導者であるオバマ大統領や

安倍首相も頭ではわかっているだろう。だからおそらくは、安倍首相

ないしは側近が「首相の『言うべきこと』を忖度して、『核の先制攻撃

不使用論に対する反対論』を米太平洋軍司令官に伝えた」のだろう

と小生は思う。何故ならば、核の傘に入り 北朝鮮や中国から守って

もらっている立場である日本としては、ことに米軍に対しては『これは

絶対に言っておかねばならない』ことだからである。

「言っておいて、打消しの噂を流す」というテクニックは、おそらく総理

官邸の補佐官あたりの入れ知恵ではあろうと推測するが、「まあ こう

するしかなかった」のだ。所詮、我が国は70年たっても("^ω^)・・・。

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

「リオデジャネイロ・オリンピック」が終わった。その運営や治安・競技環境など

いろいろと問題はあったが、テロなどの大きな妨害もなしで、17日間の熱戦が

幕を閉じたのは何よりだった。

とにかく、日本人選手の活躍や奮闘ぶりが目立った大会であったと振り返る。

お家芸の柔道の復活や水泳・体操・レスリングの活躍や、卓球・バドミントン・

カヌーなどの躍進ぶりは選手強化の成功を意味するものであった。

「リオ・オリンピック」日本チームは、過去最高の成績を収めたのだ。獲得した

メダルは金が12個、銀が8個、銅が21個。それぞれのメダルに そのまま1冊

の本、1本の映画ができるようなドラマがあった。NHKの総集編の番組を見て

小生はつくづくそう感じた。

出場した各選手が信念を持って戦い、持てる力を最大限に発揮したからだ。

同時に 「チーム」として高い目標を掲げて結束して、努力したことも忘れては

なるまい。メンバー4人の誰一人として100m走で10秒を切ってはないのに、

9秒台の選手をそろえた米国に勝って、銀メダルを獲得した陸上の男子400

mリレーがその象徴だった。

逆転で優勝をもぎ取った男子体操「団体戦」にも小生は感動した。「この仲間

で金メダルを獲得する」という強い意志と信頼、献身が大胆な技を決める力と

なったのだろう。男女の卓球やバドミントンも同様だった。

「リオ・オリンピック」が幕を閉じて、新聞・TVがオリンピック一色の感で、長い

祭りだった気がする。特定の競技にだけしか関心がない小生ではあったが、

報道のあまりの加熱ぶりに引きずられて、深夜から未明のTV放送に思わず

のめりこんでしまい、ちょっとした虚脱感に見舞われているところである。

関心ある競技での日本人の活躍には興奮するが、史上最多のメダルを獲得

にはメダルの数に一喜一憂する風潮にうんざりもする。かつての卓球王国、

水泳日本、東洋の魔女の出現でその競技に熱中した小中学生時代を思い

出すと、メダルを取れる競技がそれだけ増えたことは喜ばしい限りだ。

「リオ・オリンピック」閉会式が、8月21日(日本時間22日午前9時45分)頃

「フラッグハンドオーバーセレモニー(五輪旗の引き継ぎ式)」が始まり、五輪

旗がリオ市長から、「国際オリンピック委員会(IOC);トーマス・バッハ会長」

を経て、2020年のオリンピック開催都市である「東京都の小池百合子都知

事」に手渡された。雨の中、和服の小池都知事は美しかった。続いて、次期

大会;開催都市である東京を紹介するショーが午後9時50分(日本時間22

日午前9時50分)頃から始まった。

東日本大震災;被災地の子供たちによる「ありがとう」の人文字がつくられた

後に、東京をアピールする映像が流された。映像には、競泳男子の元金メダ

リスト;北島康介氏や、世界的に人気を集めるサッカー漫画「キャプテン翼」、

ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のキャラクター、マリオが登場した。

会場中央にある土管からゲームキャラクター;「マリオ」に扮した安倍首相が、

ひょっこり登場した。4年後の東京へ誘うパフォーマンスには目を凝らした。

安倍首相は「マリオ」トレードマークの赤い帽子をかぶっており、小池百合子

東京都知事は和服姿でオリンピック旗を優雅に振って見せた。

世界中の言語で浮かび上がる「ありがとう」の文字-。熱闘の余韻を残して

フィナーレを迎えたオリンピックのバトンは、東京へと渡された。

次の東京までのカウントダウンの始まりだ。さまざまな課題を背負い、開幕へ

向け歩を進めることになる。何より案じられるのは、オリンピック開催時期が

7月24日からで、パラリンピック開催が8月25日からだということだろう。

猛暑・豪雨・台風…。難題ぞろいで相手が自然条件ときているから、なかなか

手強いだろう。

小生が小学6年生の時に開催された「1964(昭和39)年の東京大会」では、

秋晴れの10月10日が開会式だった。スポーツには 絶好の気候ではなかろ

うか。「アスリート・ファースト(選手第一主義)」を掲げるならば 「酷暑対策」を

どうするかが成功の鍵を握るかもしれない。

「まだ4年」も、「いや4年しかない」のだ。関係者や選手にとっては短い時間

になるだろう。「リオ」が終わったばかりだが、何だか待ち遠しい。

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

民進党代表選(9月2日告示、15日投開票)」を前に、立候補表明した蓮舫

代表代行が「独走状態」に入った。「仕分けの女王」などで広がった知名度に

加えて、非主流派内の対抗馬擁立が難航している為だ。ただ、自ら名付けた

「蓮舫路線」も、野党共闘や憲法改正をめぐっては現時点で岡田克也代表が

敷いた路線とほぼ変わりなく、岡田氏と距離を置く非主流派からは「執行部を

一新できるのか」といった不満も渦巻く。決して視界良好とは言えないようだ。



党内の有力者やグループを回り、どのグループとも 政策やスタンスが一致

するなんてあり得ない。彼女は二枚舌なのか」と 民進党関係者は、去る8月

5日に代表選への出馬を表明した蓮舫氏を念頭にこう漏らしていた由。

蓮舫氏はこれまで、「旧社会党系グループ」を束ねる赤松広隆前衆院副議長

の他に、「旧民社党系グループ」に強い影響力を持つ川端達夫衆院副議長、

党内派閥;「自誓会」会長の細野豪志元環境相らと会談した。岡田氏が道筋

をつけた「共産党との共闘路線」や 「憲法改正」などをめぐって、意見交換を

重ねてきた。

ただ民進党執行部のメンバーであり、岡田氏を支持する「野田佳彦前首相の

グループ;花斉会」に所属する蓮舫氏が、「岡田体制の抜本的見直しに 踏み

切ることはない」という見方が、党内では強いようだ。

現に8月5日の出馬会見でも、「岡田色」の払拭を意識してか、自らの路線を

蓮舫路線」と打ち出して、「提案型の政党を目指す」考えを強調したものの、

代表選焦点になるとみられる共産党との共闘関係に話題が及ぶと失速だ。

「綱領や政策が違うところとは一緒に政権を目指さない。野党連携のあり方

については、これまでの基本的枠組みは維持しつつ、検討を必要とする」と

述べて、「岡田路線の踏襲」をにじませたようだ。

「憲法9条は絶対に守る」と公言した姿勢は、現執行部のスタンスとは なんら

変わらない。岡田氏が、参院選後に「安倍晋三政権下での改憲論議の禁」を

解いたのと呼応して、蓮舫氏も「平和主義」、「主権在民」、「基本的人権の尊

重」を維持した上で、必要に応じて地方自治の条文を対象に党内で議論して

いく方向性を示した。

こうした蓮舫氏の態度に、非主流派は「蓮舫氏が代表になっても、党の刷新

にはつながらない」と反発するが、肝心の蓮舫氏の対抗馬擁立に向けては

足並みが一向に揃っていない。

去る8月6日に開かれた「3派会合」において、細野氏が突然、蓮舫氏支援を

明言した。同席をしていた「素交会」の鹿野道彦元農林水産相は たまらず、

「出て行け!」と怒声を上げて、「細野氏と素交会、旧維新の党グループとは

決裂状態」になってしまったようだ。

素交会に所属する中堅議員は「細野氏にはしごを外された。政治家に求めら

れる最低限のモラルを分かっていない」と恨み節を漏らしたという。

3派間での候補者調整が進まない中、「凌雲会」グループを束ねる前原誠司

元外相が赤松氏らと意見交換して、出馬に意欲を見せてはいる。前原氏は、

推薦人20人の確保に苦戦する中で、雑誌「世界(9月号)」での対談で「憲法

改正が『最重要課題』とは考えていない」と明言していた。憲法改正に前向き

なスタンスから一歩下がり、幅広い支持を得ようとする姿勢に、リベラル系の

赤松氏のグループ内では「前原氏も政治家だ」と評価する声も上がっている。

ただ民進党内からは 「旧民主党時代に党代表を経験しており、世代交代とは

言えない」、「この代表選に出て勝たなければ、もはやグループが持たない」

といった指摘があり、「行くも地獄、引くも地獄」のジレンマに陥っている。

非主流派は8月17日以降に再び候補者調整の動きを再開する見込みだが、

蓮舫氏を打ち破るハードルは相当に高いようである


小生が応援する「国軸の会」の長島昭久氏も、先日;8月18日にお会いした

ときには、代表戦出馬に意欲を持たれておられたが、如何せん 支持勢力が

少ないために、どう闘われることやら…。エールは送りたいが。

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。