最近、ショッキングな事件や出来事がよく起こるように感じる。9月以後の 主な出来事をあげてみると、「尖閣諸島周辺事件と中国からの攻勢」、これ に関連した「レアアース輸出停止」、「大阪地方検察庁特捜部の改竄事件」、 「検察審査会の小沢一郎氏起訴決定」、更に「二人の日本人化学者のノー ベル賞受賞」などであろう。
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このうちで小生が大きいと感じるのは 第一の「中国ショック」である。この 事件は日本人の反中国意識を呼び起こした。「この反中国意識がこのまま 刺激され続けたら中国との友好関係維持が難しくなるかもしれない」と考え ざるを得ないほどのショックであったのではなかろうか。 |
第二には 「大阪地方検察庁特捜部事件」である。これは日本国民の中に あった「検察への信頼感」を吹き飛ばした。国家への不信が、社会の中にも 広がったのだ。この国民意識の変化は簡単には戻りそうもない。 |
第三は 「二人の日本人のノーベル賞受賞」である。日本人の中に暗いこと はあまり考えずに、前向きに生きようという空気をつくり出した。
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この3つの国民意識変化は重要である。政治家はこれ以上、争いのため の争いを繰り返してはならない。国民に希望を与える仕事に専念しなければ ならない。国民の不信は政治家全体に向けられている。政界全体が国民の ために働くことを考えなければならない。 いまは、「超党派での努力」を考えるべき時期ではなかろうか。 |