もう一つのマレーシア

福だるま＠ハッピーリタイアメント実践中です。
 

昨年来、マレーシアでのビジネスを進めるために様々な角度から勉強しています。
 

でも無駄に投資したくないので、先週近くの図書館でカードを作り２冊ほど借りてきたのが、「観光コースでないマレーシア・シンガポール」と「アジアンリゾート」という本でした。
 

特に前著については僕自身の勉強不足と色々な意味で深く考えさせられました。
 

１９９７年９月発行の古い本ですが、戦争の残した悲劇や傷跡は消えることはないし、僕達世代が語り継ぎ後世に伝えていく必要性を特に感じました。
 

 

まえがきにかえて、日本軍に連れ去られた祖父……から始まり、
 

コタバル海岸
コタバル戦争記念館
マレー半島陥落前後の抗日部隊
シンガポールでの華僑虐殺
「血債の塔」
シンガポール戦争記念館
シロソ砦　最後の要塞
晩晴館　孫文記念館
侵略戦争の生き証人「口述歴史館」
チャンギの刑務所・教会・博物館
クランジ戦没者共同墓地
日本人墓地
虐殺の村
ペナン鐘霊中学教師・生徒虐殺事件
拷問の手口
抗日英雄・林謀盛物語
謎だらけの黒風洞山麓流血事件
マレー半島全域に点在する慰安所
タンポイ・ぺルマイ精神病院　マレーの日本軍細菌研究基地
クアラルンプール国立博物館の壁画
マレーシア・シンガポールのマスコミ
心に刻む旅
 

 

僕が一番衝撃的だったのは、真珠湾攻撃の約１時間前にマレーシアのコタバル海岸に上陸し開戦の火蓋をきっていたということでした。
 

ここのところは学校で習わなかったのか廊下にでも立たされていて授業を受けていなかったのかは定かではありませんが、僕の知識の中には無かったことです。
 

その他、書きたいことは山ほどありますが……。
 

 

アマゾンで調べれば即出てきますが、「観光コースでないシンガポール」と表示されているくらいマレーシアはマイナーなのでしょうか？
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本屋さんに行ってもシンガポールの本は山ほどあるのにマレーシアの本は殆どありません。
 

一部のロングステイヤーに人気の国として取り上げられ「行きたい国NO1」として６年以上もトップの座に君臨しているのに、情報が少なすぎます。
 

商業出版としては部数が見込めず面白くないのかもしれませんが、考え方を変えれば逆に大きなチャンスがあるようにも感じるところです。
 

「観光コースでない」というサブタイトルも、観光コースに出来ない事情があり紹介できないだけとも受け取りました。
 

他の国のことも書かれた著作が数冊あり、興味を覚えたところです。
 

リタイア世代の方々に特にお薦めしたい本でした。

社長応援団長@福の神

社長は死ぬまで社長、毎日が勉強です。

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